投稿元:
レビューを見る
元KGBの腕きき、元プロ野球選手の極道、いささかプロ意識に欠ける公安(外事課?)警察官。これらの人々が己のプライドをかけて闘い、どこかでは理解しあう。以前から狙っていた本で、やっとこさ読むことができました。人物造形の巧みさは相変わらずですね。テンポもよくて面白い。
投稿元:
レビューを見る
元KGBの殺し屋、プロ野球選手崩れのヤクザ、警視庁公安部の警部補、三人の男が絡むノンストップアクション小説。結末はどうなるか、ページを繰る手が止まらない、さすが今野敏のエンターテイメント、解説の読後「どっしりとした物語を堪能したという満足感を覚えるだろう」に偽りはない。
投稿元:
レビューを見る
ヴィクトルがカッコいい。ソ連崩壊によってKGBが解体され、その為、依頼でヤクザの殺し屋になったヴィクトル。日本の公安のだらしなさもあるが、KGBは凄かったと感じさせる。フィクションの世界ということで。
投稿元:
レビューを見る
シリーズの最初なのだが,第2作を先に読んでしまったので結末は分かっている。それでも十分楽しめる物語となっている。
どのようにしてミッションを完了するのか?3人はどのように復活するのか?十分に楽しめた。
2013/01/12図書館から借用;即日読み始め;01/14休日出勤の朝の電車で読了
投稿元:
レビューを見る
続編のほうを先に読んでいたので、展開はほぼわかってしまったが、それでも読ませるプロット作りはさすがだと思う。
船戸与一ばりの国際ハードボイルドの香りがする。個人的には好きな世界だが、結末はちょっと甘いかな。
投稿元:
レビューを見る
倉島警部補シリーズ、1作目。
倉島警部補が主人公と思いきや、元KGBの暗殺者のヴィクトルがダークヒーロー的に扱われている。今野作品の中ではちょっと珍しいかな。それでも、最初驚くほどやる気のなかった倉島が、徐々に公安警察官として成長していくのが今作の中でも見られ、今後のシリーズ展開でも期待できそうな気がした。あともう一人、プロ野球選手崩れのヤクザの兵藤もクローズアップされているが、こちらもいい味を出していて、一冊の本の中で三人が三様の生き様を見ることが出来た。スラスラと読める一冊だけれども、読後の満足感はバッチリ。
投稿元:
レビューを見る
公安、倉島警部補の一冊目。
ようやく。間違って3冊目からはいっちゃったので・・・
倉島警部補が、プロ意識を持つきっかけとなる初めての事件。
ロシアンマフィアとのつながりもこうして作られたきっかけなのか。
その奥の闇も、壮絶な環境も・・・
さらに季節は冬で、とくにロシアの厳しい冬のところ
日暮れ近い寂しい夕方に読んでいたら、
一層寒くなりました。
だけど、こんなにあたたかな結末を嬉しくかみしめました。
投稿元:
レビューを見る
公安シリーズ第一弾♪ これが面白かったら続編2つも購読してみようと思い読んでみたんですが、一気読みでした♪
さっそく続きを手に入れねばw
投稿元:
レビューを見る
うーん……。「凍土の密約」読んでからだと倉島のアホっぷりにちょっとイラッと来る。何やら超人然としている大木天声やら圧倒的な力を持つヴィクトルやら。エレーナを父親に会わせた辺りからなんかお約束のパターンに埋没してしまった気が。後表紙がダサい
投稿元:
レビューを見る
暴力団のボスを暗殺するためにロシアからヒットマンが送り込まれた。KGBにもいたことがある熟練したヒットマン、ヴィクトルと、暗殺計画を知った公安、狙われている暴力団、それぞれのプロフェッショナルな戦いが描かれるスリリングな展開。
さらに、この暗殺計画の裏で仕組まれていたことが見えてくると、ヴィクトルをどこまでも応援したくなる。
公安の倉島警部補のキャラクターも良かった。最初はとにかくやる気がなくてこの事案をかなり侮っているのだけれど、全貌が見えるにつれて気概が変わっていく。終盤、倉島とヴィクトルが対峙するシーンは、まさに男気、仁義が感じられてすがすがしかった。
暴力シーンが多くて本来は馴染みがない方にあたるのに、最後まで加速度をもって読了。
投稿元:
レビューを見る
戦闘シーンの描写が細かくて迫力あり。ストーリーはシンプルで分かりやすい。エンタメとして読むのによかった。
投稿元:
レビューを見る
ヤクザの組長暗殺に関わる主役の3人がそれぞれの視点で構成されてる物語。公安部の倉島警部補。ヤクザの組長の用心棒的存在の兵藤。そして元KGBの凄腕ヒットマンのヴィクトル・タケオビッチ・オキタ。3者とも挫折からの再生が感動のクライマックス。
投稿元:
レビューを見る
見逃していたことが悔やまれる。登場人物の、三者三様の生き様が素晴らしい!
こういうフェイクも飾りも無い直球な個性、好きです
投稿元:
レビューを見る
三人が係わりあったことによって生まれた科学変化が面白い。
ヤクザや兵頭とのやりとりの中で、プロとしての本能に次第に立ち戻っていくヴィクトル。
ヴィクトルを追いかける過程で徐々に自分の仕事を理解していく倉島。
義理に縛られていた兵頭は、ヴィクトルとの闘いの中で男ととしてのけじめをつけようとする。
大木天声をはじめとする登場人物もひと癖もふた癖もある連中だ。
何が真実なのか?そもそも真実とは何なのか?
倉島が最後に決断した行動が、読後感をすっきりしたものにしてくれた。
三人三様の未来、変化を遂げた男たちの再出発が心地いい。
投稿元:
レビューを見る
元KGBヴィクトルと元プロ野球選手のヤクザ兵頭、公安倉敷と3人の生き方が絡み合う重厚なストーリーを楽しんだ。