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テクニックにはわずかに触れている感じで。
写真とは、伝えたいものがあって撮るんだから、伝えたいものを見たまま撮りゃあいいんだよ。
構図よりも光と距離とレンズ。
とにかく沢山撮るの。天才じゃないんだから。1000枚も撮れば、数枚は光るものがある。
好きなもの、撮りたいものを撮ろう。
御意。
ただまあ、今は誰でもいつでも気軽に写真が撮れるからこそ、そんなにガチな趣味でなく、限られた枚数で出来るだけ「いいもの」を撮りたいというのそうだよな。
どこにもカメラを持っていくという状況になってるのは、本当にすごいと思う。
若い頃は、フィルム一本24枚、買うにも金かかるし、現像にも時間と金が掛かるし、現像したものが返ってくるまで何もわからないし。
だから一生懸命素人なりに考えたんだ。毎日カメラ持って歩くわけにもいかないしなあ。
そこのと兼ね合いを考えたい。
パシパシ撮る写真と、これ、ってのを分けてみたい。
あと、安くなったとはいえ、バシバシとってRAWで残すとあっという間に容量無くなるし、バックアップ取る金なんかないっすよ。
そう言う意味では装丁以上にガチな写真本だった。
ただ、できるだけRAWで撮って、現像する手間は省かないようにしようかと思う。
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私は前半の精神論?も後半の技術話も面白かったな。幡野さんの好みや考え、プロから見たスタンダードなど簡単明瞭に言ってくれてる親切な本の印象。
以下メモ。
前半
被写体との適切な距離感(3m)はへえ、そう感じるのね、、と。
デリカシーに触れているのは最近の写真ブームに対して大事なことかも。人だけでなく、野鳥や電車撮影でも撮影者の節度、デリカシーが欠けてる事例は枚挙にいとまがないですしね…
後半
・ホワイトバランスで色温度とグリーン・マゼンタの調整。グリーン・マゼンタの調整は知らなかった。植物や森林撮るとカメラがマゼンタに補正するのでグリーンに調整。やってみたら確かに植物が生き生きした。知って良かった。
・粒子 も考えたこと無かった。
・Lightroom (classic)とcapture one
現像ソフト
・あと前半部分ですが、光を混ぜない!自然光と蛍光灯など。なるほど、、なるべく出来る限り自然光で撮影するのが良さそうだなあと。
Raw撮影、昔やってみてよく分からずやめていたのだけど、今度やってみようかな?
あと単焦点レンズ推し。野生生物には向かないけど、人や景色撮るのに、そう言われると単焦点レンズに向き合ってみたくなりました。
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スマホで感動する写真を撮りたい。そこで本書を手にした。結論としてちょっぴり残念。テクニック的なことはあまり触れていない。しかも当たり前だけど一眼を使用することが前提で、RAW撮影を強力に薦めている。
あと、言っていることはさすがプロ、と思えたが、肝心の作品に対して「上手い!」とは思えなかった。
そのなかでも役立ったこと。
・「いい作品は見た人に感情が伝わるもの」
・「キャプションは写真を見なくても伝わるように書く」
見た瞬間に喜怒哀楽を覚えてもらえるような写真を撮ろうと思う。
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今月幡野さんのオンラインセミナーを受けるので、前準備で読みました。
Twitter(X)で幡野さんが仰ってたことは大体この本に書かれてます。
RAW現像の重要性を世に広く知らしめたという点で幡野さんはものすごく素晴らしいお仕事(?)をされたと思うのです。私も10年以上写真を撮ってきてずっとRAWに触れようとしてこなかったけど、幡野さんの主張をきっかけに最近は現像も込みで楽しんでいます。
あと幡野さんは「写真を撮ること」のハードルを良い意味でめちゃくちゃ下げてくれた。
プロじゃないから理論とか技術に雁字搦めにされるのもったいないなと思った。
幡野さんの超口語体のTwitterポストは親しみやすくて良いと思ってるのですが(「〜〜なんだよね。」とか)、書籍でもその口語体となると違和感を覚えてしまったかなあ…。
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夫が図書館で借りたので私も読んでみました。
ヨシタケさんの挿絵だったので、ほのぼのとした著者を想像しながら読んだら全くイメージが違いました。
何となく全体的に攻撃的。なのにご家族のことだけは手放しで褒める。。うーん。
とはいえ、スマホでしか写真は撮らない私でも、
・引いて撮る
・たくさん撮る
・中心に撮る(後でトリミングする)
これくらいは意識しようと思いました。
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幡野さんの本は初めて読みました。
カメラの技術的な事よりも
写真をとる時の心構え的な事だと思います。
なるほどーと思うこともあり、カメラの事に関して
全く無知な私でも楽しく読めました。
あまり難しく考えずに、写真をどんどん撮っていきたいですね。
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「うまい写真」じゃなく「いい写真」を撮ろう、というのがテーマ。あまたの写真HOWTOが「『うまい写真』の撮り方」になってしまうのは、「いい写真」の定義付が難しいからだろう。この本はそこがチャレンジング。著者はずばり「いい写真」とは「(撮影者がいいなと思ったことが)伝わる写真」のことだ、と定めた。目的は「伝わること」で「うまい」はそのための手段の一つに過ぎない、という。目的と手段を取り違えないで、という話なのだ。スマホの登場で誰もが日常的にこれまでにないほど写真を多く撮る時代になったからこそ、「われわれはなんで写真を撮るの?」ということに向き合い、それはそもそもは撮影者が「あ、これいいな」「これ好きだわぁ」と思ったことを誰かと共有したかったからで、まずはそのことが最優先されるべきなのに、「こう撮るとばえますよ」という方法論ばかりが先行し、「撮影者がいいと思ったこと、好きなこと」ではなく、「(自分はさておき)みんながいいと思いそうなこと、みんなが好きそうなこと」ばかりの写真がちまたに溢れていることに対する問題提起なのだと思う。これ著者がワークショップを通じて「自分が好きなことがわからない」という人が多いことに気付いたことから始まっているのだと思う。「何を伝えたかったの?」を問う以前に、「別に伝えたいことなどない。ただ多くの”いいね”が欲しいだけ」という、現代の肥大化した承認欲求のぶつけあいばかりのコミュニケーションで本当にいいのだろうか?という問いかけなのだと思う。そしてちまたの「うまい写真HOWTO」で定説とされる「カメラ論」「写真論」をぶった切るのだが、「カメラはなんでもいい。レンズのほうが大事」「構図はどうでもいい、光の方向と被写体の距離が大事」というのは実は完全に理にかなっているのだ。これ実感できるのは、作者が大事としていることはすべて「あとから修正できない、撮影でしかできないこと」なのだ。高解像のデータが使用できて画像を劣化させることなくデジタル修正があとからどうとでもできるようになったけど、レンズの特製による画の作られ方や光源の方向はいまもってデジタル修正ではお手上げという現在の写真環境からきている。私が一番気づかされたのは「写真は言葉による説明がないと伝わらないよ」という考え方。うすうす思ってたけど、これ写真撮る人にしてみればなかなか認めたくない事実なんだよなぁ。
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写真をこれから初める人に向けて、写真を撮る時の心構えや、これから学ぶうえで知っておいた方が良いことを書いた本。前半では写真との向き合い方などの精神的な話、後半ではカメラの設定や現像方法などの技術的な話が書かれている。「写真が向いていない人は向いていない」「YouTubeやSNSの三次情報を集めるのは時間の無駄」と、正直な意見を語っているところが潔くて良かった。ただし、少し偉そうな口調やトゲのある言い回しがあるため、苦手な人も中にはいると思う。
本書を通して学んだこと
- 写真の上手い下手と、良い悪いは別物。上手くてダメな写真もあれば、下手だけど良い写真もある。写真の良さは言葉を添えないと伝わらない。写真の説明をするのではなく、自分がどう感じたかを言葉にすると良い。
- 写真のために社会が用意されているわけではない。写真には被写体との関係性がうつる。被写体には敬意を払い、なるべくストレスを与えずに撮影する。
- 写真の質を高めたければJPEGではなくRAWで撮って現像する。
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カメラで写真は撮らないけど、色々と人生の参考になる一冊。写真は考えるもの。カメラより、レンズやパソコンに何を選ぶか。
カメラ写真始める時に、もう一度ちゃんと読みたい。
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「いい写真」って何かが、腹に落ちる感じを得られる本。写真を撮り続けてきて、あらためて写真が好きになってきた人におすすめしたい本。
「言葉で伝える」で添える言葉の選び方が、なるほどと感じられました。
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目からウロコの内容満載でした。
写真を取るのが楽しくて、いろんなカメラもレンズも買ったけど、なんだかうまく楽しめていないと感じていたところ、この本に出会いました。
写真に文章はいらないと思っていたけれど、本書によって文章の大切さもわかりました。また、写真を台無しにするような文章をつけている人が多いことにも気づきました。
マジックアワーは大好きだけど、空や遠景ばかり撮ってその光を浴びた被写体を撮ることは意識してなかった。
本書に書かれていた、写真は被写体との関係性がシビアなまでに現れることは肝に銘じておきたいですし、誰のための写真なのかは、写真を撮るときに今後もじっくり考えていきたい。
RAW現像は最近面倒になってやっていないけど、また挑戦してみようかという気になりました。粒子の価値については全然知りませんでした。優しい映像には必要なのですね。
逆に構図云々の情報はちょっと距離を置こうと思うようにもなりました。3次情報の洪水にうんざりなのは共感です。
換算40mm程度の画角が大好きで、ちょうどレンズも持ち合わせているので、また「いい写真」にチャレンジしてみたいと思いました。画角と焦点距離の違いについても踏み込んだ理解ができて良かったです。
それにしても、息子さんの写真、撮り方、すごいなぁ。
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幡野さんの他の著書が良かったのでこちらも読んでみました。正直、カメラにも写真にも特別興味がある訳ではないのですが、それでも面白かったです。写真を撮るってそういうことなんだと分かりました。カメラが趣味だという方にはぜひ読んで欲しいです。