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第1章:古文書発掘、遺跡も発掘 第2章;家康の出世街道 第3章;戦国女性の素顔 第4章;この国を支える文化の話 第5章;幕末維新の裏側 第6章;ルーツをたどる 第7章;災害から立ち上がる日本人
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豊臣秀頼は本当に秀吉の子なのか。著者が発見した龍馬や西郷の書状の中身とは。古文書を読み解くと見えてくる、本当の歴史の面白さ。
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日本史を知るためには、古文書を読むべし。そんな信念のもと、貴重な古文書を求めて、どこへでも足を運び、大金をはたく著者。そして、難解な古文書を読破し、歴史好きな読者に本当の歴史を教えてくれる。
なるほど、著者の存在感が最近の歴史学者の中で抜きん出ているのは、次々と最新の歴史情報を手に入れるたいオタク性と探し求めるフットワークのせいなのか。
今の出版業界が大量の本を出版しているのと同様、古文書もかなりのペースで見つかっている。そして、著者のようなプロが次々と古文書を分析するたびに、歴史が新しく塗り替えられる。
古い時代を研究し、更新する。それが歴史学のおもしろさだ。
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今まで埋もれていた古文書から新たな歴史の発見をする。
その中から日本人らしさや各地の風土や人情を炙り出す。
そんな磯田道史の書が今回イマイチ楽しめなかった。
殿様の通信簿のそうだったのか!感が色あせた感じ。
読者って我儘だなあ。
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歴史の裏側が描かれていて興味深かった。
また初磯田先生本だったので本当に歴史を愛してるんだなぁと思い、そこもなんかおもしろかった。
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タイトル・「秀吉は秀頼の実父か」といった小見出し・著者のテレビでの印象に魅かれて読んだ。
しかし、一項目がすべて3ページ程度なので内容が浅くて物足りない。
また、著者の私生活が垣間見える部分もあるが、必要ないと思った。その分、内容を濃くしてほしい。
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磯田道史の書籍を連続して6冊目だが、これが一番面白くない。
面白くないというより、磯田氏に対する好感度が下がる。
彼も48歳。
今が一番油が乗っている年齢を迎えている。
しがない助教授だったのが、一躍有名人になり、TVでも引っ張りだこだ。
押しも押されぬ歴史の「先生」と呼ばれる身分となった。
これまでの本と違い、前書きから自信満々の口調に変わっている。
ハッキリ言ってエラソーな文体に変わっている。
中身はこれまでと同じ、彼の専門の古文書から発見したトリビア集である。
これまで寄稿した文章の寄せ集めである。
これが悪いとは言わない。
だが、この前読んだ【素顔の西郷隆盛】の出来が良すぎるので、こういうトリビア集はいちいち本にする必要がないと感じる。
それよりも、歴史上の一人の人物、あるいはひとつの限られた時代を濃密に書くほうに方向転換してした方が良い。
司馬遼太郎のような文学センスは乏しいかもしれないが、小説とは別の歴史書のジャンルに挑戦して欲しい。
この本からはオレがオレがという匂いがぷんぷんする。
ハッキリ言って、磯田道史という個人には全く興味がございません。
オタクはオタクとしての則を超えないほうが魅力があるんです。
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古文書を読み解くことで、各時代の出来事の裏側で何が起こっていたかが分かるということが面白く書かれています。そして一般的に知られていることが、実はそうではないということ(歴史では結構あることと思いますが)が、古文書を時系列で分析することで分かります。あの歴史の大舞台の真相はといった興味を引くような豆知識を得ることができます。
特にこれを知ったからといって、歴史の知識の大勢に影響が出るというほど重いものは扱われていません。こういった視点を知ることで、歴史や出来事に対して、専門家の言葉を鵜呑みにするばかりでなく、ちょっと待てと考える習慣が付くきっかけになるのではと思います。
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『武士の家計簿』で有名な磯田先生による古文書にまつわるエピソードを集めたエッセイ。
「小学生の時から古文書を読み漁っていた」とのことで、完全にオタクである。
歴史学者が名前と顔を売ると、一般の人から祖先やなんかの情報が寄せられ、蔵から出てきた古文書などからまた新しい発見がある、というメリットがあることを知った。
しかし、扱う時代が広すぎる。
戦国から明治まで幅広く取り上げているが、この人の専門はどこの時代なのか。
歴史家の専門は普通、長くても100年くらいかと思うのだが
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惹かれるタイトルだったところへ、早くもベストセラー!という謳い文句に騙されました。
新書ではなく、単なるコラム集でしたね。
これを読んでも内幕を知ることはできません。
本当はもっと掘り下げた内容を著者は執筆できると思うのですが、この本はそういったコンセプトではありませんでした。
タイトルが大袈裟、期待持たせすぎです。
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雑誌などの連載をまとめた一冊。
歴史の謎といっても著者こだわりの謎なので、ほとんど重箱の隅すぎてそこがまたよかった。一次資料を丹念に調べて事実を明らかにしていくスタイルで、定説や通説を丸暗記する勉強型の「歴史」とは違う著者独特の歴史の楽しみ方がよかった。
あっという間に読み切ってしまいました。
https://twitter.com/prigt23/status/1028588598742765569
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日本史上最強のパワースポットは浜松東照宮。かつての引間城本丸が会った場所で、秀吉と家康の人生の転機となった。ここに参って出世した人が何人もいる。
家康は武田信玄に大敗した三方ヶ原(浜松市)の戦いで生死の境まで追い詰められた敗走中でも暗闇のなか左右のお供の刀に痰唾を吐き続けそれを証拠に後日賞を与えた。しかもやっとのことで帰城した際に怪しんで自分を入城させなかった門番に褒美を与えた。こんな状況でも気配りのできる人物であった。
秀吉は大陸征服を狙ったのは事実だが征服そのものよりも自分の意思に人が従い物が集まるのを可視化するのが生きる目標であったのではないか。前半生に不当に卑しめられてきた反動でおのれの権力の可視化こそが快感だったのではないか。
江戸時代は権力者に武力が集中していたが知の身分差は小さかった。武士も庶民も知識レベルの格差が小さかった。学問さえあれば庶民でも殿様は呼び寄せて意見を聞いた。
「寺子屋」のおかげで庶民が実学を学んで合理的な考えを持つことができた。この日本人の基礎教養の高さが急速な近代化を可能にした。中国や朝鮮にも高度が学問があったがごく一部のエリートしか持っていなかった。
江戸期の日本は世界一の書物の国で硬軟さまざまな本が流通していた。大都市だけでなく各藩や村、庶民の家にまで本がたくさんあった。
貝原益軒の「養生訓」は日々の食事や薬の飲み方、心構えなどを説いた健康な生活への指南書で大ベストセラーになった。保健衛生意識が高く長寿国である日本になったのはこの本の影響も大きい。
徳川綱吉や赤穂浪士の元禄時代は日本人口は3000万人で世界シェアが最も高かった、世界人口は6億だったので20人に1人は日本人であった。
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面白い。これは入口だけでもっと知りたいという欲求が出てくる。そこから先はそれぞれの読者に委ねられたということだろう。
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何年か前から時折大河ドラマを見るようになって、歴史を知っていた方が面白いと思うようになり、気が向いたら歴史関連書を手に取るように。
なので難しい歴史書は読めないです。
その点、磯田先生の本はとても詳しいのに大変読みやすく分かりやすい。本書は自分のような歴史ビギナー(?)からかなりのマニアな方まで楽しめるであろう良書。
何よりも本書からは磯田先生の歴史を知ること・歴史から学ぶこと・文化や伝統など価値ある無形有形財を厚く保存伝承して行くことへの情熱をジリジリと感じます。
同年代として、これほどひとつことに熱中して究める物事に出会えたのは羨ましくあり、また大変尊敬することでもあります。
このような分かりやすく手に取りやすい内容の歴史書をこれからも是非読みたいですね。
自分のような、歴史にこれまで関心の薄かった人が歴史の面白さに目覚めるきっかけとなる一冊だと思います。
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磯田先生は古文書オタク。新しい史料を見つけて解読するのが趣味。歴史にはまだまだ新しい発見があるのだと知った。