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犯人ですら予想できなかったトリック。手術室内での密室殺人事件を考え出す作者が現役医師なのだということを納得させられてしまった。鷹央、小鳥遊、鴻ノ池といった三者のやりとりも思わず笑いを誘われてしまい…。シリーズ最高傑作の本の帯に間違いなく、読んでよかったと思う。
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医療については警察は素人、と鷹央が言っているように、まさに医療を知っている方ならではの密室事件ではないかと思う。
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過去一良かった。研修医が沈んでいるのも珍しく面白かった。死んだ先生の思いにも感動した。トリックも上手くできていると感じた。
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読みやすく、楽しかったですね。
完全版じゃない方を一回読んだけど、内容忘れてたから新鮮に読み直すことができた。
筋弛緩剤のトリックは何となく覚えてたかな?あれ?と思った。他はすっがり忘れてたなあ。
でも最後の鷹央先生のトリックを解いていくところは面白かった。続きが楽しみ。
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完全版商法は嫌いと言いつつ今のところ全部買ってしまっているが、嫌いっていうのは本当なんだよ。
ツタヤ限定の書下ろしペーパーも嫌い。
饅頭怖い的な話じゃなくて本当に嫌い。
不完全版を読んでいるので、実質的にはほぼ再読になるわけで、大まかな流れが解って読む本格ミステリは、まぁ実際一度目とは別の面白さはある。
書下ろし掌編は、ここまで同様ミステリ要素の無い、日常譚。
今巻の事件の後日譚。
好き嫌いは別にしても、ペースが追い付かないのも実際。
年末年始忙しさでペース乱れて、追いつくのも大変・・・。
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今のところ天久鷹央シリーズで一番好き。レギュラーキャラが事件に深く関わっているのでハラハラドキドキ感させてもらった。真相も一捻りあり人情ありで面白かった。
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「透明人間の密室」
重要参考人は。
どれだけ不可解な動きがあったり無理なことだと分かっていても、映像に残る人間の数が二人であれば必然的なことかもな。
好んでいないからだけでなく、今回の事件に関わる人物との関係性が近しいものだからこそ余計に手回しされたのだろ。
「手術室に蠢く影」
弱者の反撃に。
我慢していれば穏便に済むと考えてしまったのだろうが、何をしても大人しいままでだと格好の餌食のままだっただろうな。
今までに何人もの緊急患者を診てきたのであれば、たった一回のことで幽霊騒ぎが起きても気にしないのではないのか。
「シリンジのダイイングメッセージ」
死にゆくなか。
どう足掻いても助かる方法がなかったからこそ最期の一手にかけたのだろうが、何も見ずに感覚だけでするには無理だろう。
犯罪に関してはプロだったとしても、医療に関しての知識は0だったからこそ不自然な行動を見逃してしまったのだろ。
「鴻ノ池の笑顔」
全てを終えて。
病は順調に回復していったとしても、あれだけの事件に当事者として巻き込まれたら心に傷が残るのも仕方ないだろうな。
早く元気になって欲しい気持ちはわからなくないが、何でもかんでも安易に請け負ってしまうのは流石によくないだろ。
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鷹央&小鳥シリーズ。今回は研修医の鴻ノ池舞が虫垂炎の手術のために入院している清和総合病院が舞台である。舞の手術が終わった直後、麻酔科医で舞の先輩の湯浅が頸動脈をメスで切られてなくなった。手術室には湯浅と麻酔から覚めかけた舞しかおらず、舞が犯人と疑われる。その前に起きていた幽霊事件も絡んで、鷹央が謎解きに乗り出すことになる。
すっかりおなじみのの掛け合いが、相変わらず絶妙で、頬が緩む。そしてやっぱり、鷹央先生の目のつけどころは素晴らしい。
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今回は、手術室で謎の死をとげる医師と、そこで患者として入院していた鴻ノ池に容疑がかかるというドキドキの展開。デコボココンビのキャラが際立っているけど、天久鷹央の鋭い推理に脱帽。