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ジョバンニの日常、一人一人に違った挨拶をしていること、ぬいぐるみとの対話、音楽が大好きで身体全体で感じ表現していること、などなど、家族の愛の中で様々な葛藤の末、愛おしくなっていく様子が丁寧に描かれていてとてもすてきだった。
心に染みる言葉がたくさん。
困ったことを言う奴に対して、アイロニーでかわすという方法は理想的。その手法を身に付けたい。
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家族愛、友人愛が素晴らしかった。こんなに思いやりがある家族が羨ましいと思ってしまった。
ハンディキャップを持つ人の周囲は不幸ではなく、予想の斜め上に行く行動により周りを明るくすることを知り、改めてハンディキャップを持つ人への私の考え方が変わるきっかけとなる非常にいい本でした。
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テレビで紹介されていた映画が面白そうだなと思っていたところ、原作本があったので読んでみました。
ジャコモと特別な弟、ジョバンニを中心に、家族や友人との生活を、飾ることなく等身大で綴られていました。ジャコモがジョバンニについて、苦悩や葛藤を抱える中で、家族や友人との関わりを通して成長する姿がとても爽やかで、優しい気持ちになれるお話でした。
共感したフレーズはたくさんあるのですが、3つ挙げるとしたら、
・兄弟を愛するということは、愛すべき誰かを選ぶことではなく、ふと気づいたら自分で選んだわけではない誰がが隣にいて、その人をそのまま愛すること
・作者は僕たち自身のはずだ。そして、僕らの物語がどんな結末を迎えるのかを決める責任は、僕自身にあるはずだ。他人にどう見られるかという恐怖は、何者かが僕の心の中にこっそり注ぎこんでいるわけではなく、僕自身がつくりだしているだけなのだ
・連中は、みんなと違うと言って僕らを笑いものにする。だったら僕らは、みんなとおなじだと言って連中を笑いものにしてやろう
映画も観たかったな〜