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ユニクロの社長、柳井さんの自叙伝。
山口での自営業的な時代から、世界に羽ばたこうとする今までの柳井さん、そしてユニクロの変遷がつづられている。
■印象に残った言葉
・できるだけ高く明確な目標を持つべし
・失敗体験が成功につながる
行動しなければ、失敗はないが成功もない。失敗は成功のために活かすことができる。
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けっこう破天荒な人です。
日本人らしからぬ思考で、究極目標達成のためには多少の犠牲を厭わないし、保守的でいることを極端に嫌う。
ユニクロほどの大企業の社長でありながらこういう考えを持っている人って日本にとってもすごく貴重な人のような気がした。
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失敗を繰り返しながら、ユニクロが最強ブランドとなる過程がおしげもなく綴られています。
柳井会長の経験による仕事の取り組み方や経営のあるべき姿について参考になる一冊です。
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失敗から学ぶ事の重要性は誰もが認識していると思うが、実際にそれを実行している人がどれだけいるか。ユニクロ柳井氏はこれほどの成功を納めてもなお、失敗を恐れず新しいチャレンジを繰り返している。むしろ失敗を求めているかのようにさえ思えてくる。自信の事を内向的だというが、この強さはいったいどこから来るのか知りたいと思う。また障がい者や外国人の雇用への取り組みなどにも注目したい。経営理念の二番目に「世の中を動かし、社会を変革し、社会に貢献する経営」と謳っているが、「世の中を良くする仕組み」をどう作っていくのかが、これからの企業に求められている大切な要素だと思う。
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柳井氏の生い立ちや今までの生活環境を知りたくて、2冊目本を買った。しかし、その環境などはあまり書いてはなかったが、会社を経営する綿sとしては、非常に役たった。
常にお客さまに向かっての考えが非常に素晴らしい。
情報を「伝える」ではないが、「伝わる」という考え、またスタッフが「売らされる」ではなく「自分で売る」と、今指示指導していることが本当に正しいかを再度考えさせられた。
・会議、一言も発言しない人は、次から出なくていい。
・チームで仕事→ 一人で100m9.6秒は出ないが各自が特技を使って機能を高めれば可能になる。(PCの様で0101でどこか止まれば、何も結果が出ない)
・組織図/1、会社の機能2、その部門の目的3、追及すべき目標、指標・キーワード4、その横にだれが適役か?5部署名を書く。組織図の書き方!
・実行すること!!!
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ちょっと古い(03')内容なので最近のネットマーケティングやヒートテックに代表されるようなヒット商品の企画、海外出店の成功については触れられていない。
安かろう悪かろうの消費者心理を覆し、「安くて良いもの」を提供することに終始こだわり、地方のロードサイド店中心の店舗展開から始まり、セルフ方式の販売方法、積極的なマスメディア利用方法など今となってはユニクロの特徴といわれるいくつかの戦略ポイントは、ひとりの敏腕経営者のアイデアで生まれたものではなく、社内のスタッフや専門のコンサルタントとの折衝の中で、多数の失敗を踏まえた上で生まれてきているよう。
アイデアを思い描くことは誰でもできるが、それを実現する行動力こそが、柳井会長に限らず成功者の共通の条件でしょうか。
11月のファーストリテイリング60Thセールではマス広告をほとんど展開せず、WEBのプロモーションとCGM中心の露出で爆発的な集客を集めたことは、良いコンテンツを作るよりもよい露出をすることの方が重要であるというガイドラインとして、多くのWEB系従事者にインパクトを与えたのではないでしょうか。
文中ではインターネット型の組織への転換を図りたいと述べられているが、インターネット(というかIT)を駆使した仕事術への取り組みは大企業でももちろん取り組まれているようです。
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ユニクロの社長の話。やっぱり成功してる人は、芯があったり一貫した考えを持ってる。素直に憧れる。自分の考えを持たず適当に生きてる自分みたいな人に読んでもらいたい。
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まずまず。
一貫して、異常なまでのビジネスに対する熱意が感じられる本。
やはりこのレベルの起業家は、志ありき。
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UNIQULOの柳井といえば今最も成功しているその理由は!?この書籍は、ユニクロ誕生から全国展開し世界へ進出した頃までの、ユニクロヒストリー。
私自身ユニクロといえば安かろう・・・・のイメージから、安くても機能的そして、最近では「高品質(ヒートテックや最新のフリーツ)でどんな用途にも使える服」と、年々イメージが変化していた。
そんなユニクロのブランドに興味をもち購読すると、なる程・・ユニクロのブランドアイデンティーやフィロソフィーといった核となる部分が消費者(私)の抱くイメージと完全に一致している、これがブランドの本質だと納得させられ非常に得たものの多い一冊でした。
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ユニクロの創業者 柳井氏の自伝および経営哲学をつづった本。
急成長を続けたユニクロの裏側にどの様な苦労があったか肌身で感じることが出来る。 タイトルに有るとおり10%の成功を勝ち取るために90%の失敗を続けてきた柳井氏の確固たる経営哲学は大変参考になる。 失敗を恐れず果敢に新しいことにチャレンジし、失敗したと分かった時にはすばやく撤退。 失敗も経営の屋台骨を揺るがす失敗をしないこと。
ABC革命(オール・ベター・チェンジ)を導入し、ファーストリテイリングのイノベーションを推進。 売れる商品開発に注力、ワンマン経営にならないように専門経営陣を導入、自立と自律を促すシステム構築。
本書を通して柳井氏の先見性と経営の本質的な部分に触れることができたと思う。 ただ、執筆したのが2003年で単行本発行も2006年なので直近の結果を反映して改版してもらえるとうれしい。(無論、時間は経てど、柳井氏の経営理念や本質は変わらないと思うが)
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これを読むと、いかに柳井社長が商売人から経営者に変わっていったかが、分かります。
また、中小企業から大企業へと大きく成長する際に必要となることについても、わかる一冊だと思います!
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ユニクロ社長 柳井正氏の経営哲学です。
タイトルの名が示す通り「どれだけ失敗しても次の成功に繋がればよい」との姿勢が書かれています。
特にそのへんが顕著なのが第1章〜第3章のあたり。
ユニクロ創業からの歴史を追いながら、チャレンジと試行錯誤の連続の過程が記述されています。
ほんと、前向きな会社だな〜。
後半は、柳井氏の会社(組織)の経営するうえで日々思ってる事をとりとめなく書いてる様子です。
とりあえず、会社というのは安定を求めるようになったら負け、との哲学なようです。
とにかく失敗から学ぶこの会社、ヒートテックブームも落ち着いたここ最近は株価も下がってるようですが、次のブレイクスルーはあるのでしょうか?
そういや、靴事業はどうなった?
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ビジネスに対して非常に厳しい柳井氏の姿勢が伝わってきました。
日本の大企業病を一周する物言いには、非常に共感を受けました。
仕事は組織のためにあるのではなく、仕事のために組織がある。
巻末の経営理念の解説はとても感銘を受けました。
何度でも読み返したい素晴らしい本です。
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【感想】
ユニクロ会長の柳井氏の著書。
久しぶりに出会った『本当によい本』だと思いました。
この本の中で繰り返し述べられていることは二点。
・失敗から学んで成長していく。
・現状に満足せず、常に変わり続けなければならない。
一番好きな言葉は
『成功すると言うことは保守的になるということだ』
でした。
【内容】
ぼくは社員に「高い志や目標をもて」とよくいう。人は安定を求めるようになるとそこで成長が止まってしまう。
高い目標を掲げて、それにむかって実行努力することこそが重要なのだ。
~大事なのはあきらめないことだ。
このように98年の原宿店オープンに漕ぎつける前は失敗の連続だった。いずれにせよ、新しい事業はそもそも失敗することが多いのである。やってみないと分からないことが多いからだ。
~失敗はだれにとっても嫌なものだ。目の前に突きつけられる結果から目を逸らし、あるいは蓋をして葬り去りたい気持ちにもなるだろう。しかし、蓋をしたら最後、必ず同じ種類の失敗を繰り返すことになる。
~危機につながるような致命的な失敗は絶対にしてはならないが、実行して失敗するのは、実行もせず、分析ばかりしてグズグズしているよりよっぽどよい。
失敗の経験は身に付く学習効果として財産になる。
~おそらく組織保存の法則のようなものがあって、組織をつくると上司はそれに安住する方が楽なので、変化を求めず安定を求めていく。
会社の環境、顧客や社会情勢が変わると、組織や人員配置を換えなければ対抗できないのに、環境などが変わったこと自体を認めなくなるのだ。
成功するということは、保守的になるということだ。
今のままでいいと思うようになってしまう。
成功したと思うこと、それがすなわちマンネリと保守化、形式化、慢心を生む源だ。
人は他人からとやかく言われて働くのはいやだし、他社の意のままに働かされるのはもっといやなはずだ。
自分のために、能動的に仕事をすべきだ。
理想や目標は個人や企業によって違う。自分たちが理想とする会社を作ろうとしたら、会社を自分たちで自主的にコントロールしていかなければ達成できない。
明確な目標、目的、コンセプトをもっているか持っていないかで、「十年たったら百倍」の違いが出る。
~多くの人はボヤッとしか考えていないと思う。ボヤッと思っていてはダメだ。明確に「目標、目的、コンセプト」を全社、チーム、ひいては個人で持つと、持たなかった場合と比較して百倍くらい違ってくるはずだ。
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ユニクロの柳井社長の本。
ユニクロの立ち上げから、2003年に至るまでの経緯の中で、
自身の経営哲学について記述している。
示唆に富んでいる本で、多くの気づきを得ることができた。
・会社はもともと期限のあるものと考えるべきで、新しい事業の芽を
出し続けない限り、賞味期限が切れたらお終い。
・改革には現状否定が欠かせない。
・一番いい会社とは、社長の言っていることがそのとおり行われない会社。
・計画したら必ず実行する。
など、少し挙げたが、個人的に一番学ぶべき点と感じたのは、
そもそもの原点を常に押さえている点。
そもそも、会社とは何か?
そもそも、経営者とはどういった役割を果たすべきなのか?
成功に甘んじることなく、
現在進行形で発展している企業の源泉が何であるのか?
カリスマ性についてもよく言われている経営者であるが、
その一端も本書からうかがい知れる。