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「恋愛論」というタイトルながら、人生論・生き方論といえる内容。
初出は47年とのことだから、結婚恋愛もまだまだやるべき・すべきという圧力があった時代だけれど、令和現在の生き方や人生にも通じる。
旧さや価値観の押し付けを感じない。
むしろ今のSNSであふれる価値観の対立、今の時代の圧力への警句・アドバイスにもなる一節もあって、心が軽くなる。
かわいらしいながらダークなしきみ先生の絵も魅力的。
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今の私ではうまく理解できませんでした。
もう少し時を経て、物事が分かるようになったら、作者の言うことが分かってくるのかなと思いました。
ありがとうございました。
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最初は恋愛を知らない子の純粋な恋愛に関する気持ちかと思ったが読み進めていくうちにだんだんと悲しみに満ちていくようなそんな風に感じました。
恋愛というのは目にはみえない心でのやり取りなので難しいですね。
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【愛と恋と恋愛の意味について】
この恋愛論はここで初めて読んだ。絵本として読むとまた違たテイストで読めるのかな、と思った。
日本語の、愛、恋する、恋愛について、著者なりの考えが書かれている。恋愛は幻影だけど無駄なものではない、そして恋愛はそれぞれで、一般化できるものではないからたくさんの小説などが今もこれまでも作られている、というところが印象的だった。
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坂口安吾は、残酷でセンセーショナルな作品を書くイメージがあったが、この恋愛論は真面目な論説文でそのギャップに驚いた。
物語でない論説文にイラストが入ると、物語を読んでいるような気分になり不思議な感じがした。普段とっつきにくい論説文もこのようにコラボして、イメージが広がる形でどんどん読めたらいいのに、と思った。
恋と愛のニュアンスの違い、日本語の多様な同義語が雰囲気的過ぎるという話には、納得感があった。万葉集や古今集の恋歌が、動物の本能の叫びに過ぎないと切り捨てるのも、なんとも清々しい。人生とは、その本能の世界から抜けてめいめいが世界を建設するもの、常識という規則で満たされなくなった心が、良俗に反する文学を生む、という下りは、なるほど!と思わされた。
常識=醇風良俗なるものは、真理でもなく正義でもない。めいめいの人生を精一杯生きるだけ、という考えには希望が見いだせる。
恋愛によって満たされることはなくても、孤独な人生において、恋愛は花である。その言葉を聞いて、度々訪れるであろう花の時間を大切にしたいと思った。
読む時々によって、刺さる言葉が違うような気がしたので、またぜひ読みたい。
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ここまで真面目に恋愛について考えたことなかったから、新鮮に読めました。
言葉の表現が易しくて、わかりやすいのも好印象!
このシリーズはかなり好き!
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乙女の本棚シリーズから、坂口安吾さんとしきみさんのコラボ作品『恋愛論』です。図書館に入るのを楽しみにしていた一冊です!この表紙、ちょっと見、可愛いんだけれど、でもよ~く見ると、怖い感じ…さすが、しきみさんです。
「恋愛とはいかなるものか、私は知らない。」からはじまるのに、最後は「恋愛は人生の花であります。いかに退屈であろうとも、この外に花はない。」と締めくくられています。作中の「ただ、われわれは、めいめいで、めいめいの人生をせい一ぱいに生きること、それをもって自らだけの真実を悲しく誇り、いたわらなければならないだけだ。」このページは好きです。
ちょっと思っていたのと違ったかな…坂口安吾さんの持論の恋愛論で、共感できる内容もあるけれど…最初から最後までずっとちょっとかたいんですよね…。私の読解力もですけど、恋愛をそこまで極めたこともなく(汗)ちょっと読みにくかったです。でも、ここまで恋愛について論じられるのもスゴイと思っちゃったりもしました。
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「恋愛は人間永遠の問題だ。人間ある限り、その人生の恐らく最も主要なるものが恋愛なのだろうと私は思う」 恋愛という謎は面白い。脳科学的にもどのようなメカニズムで人を好きになるのか?ドパミン、セロトニン等の神経伝達物質が放出されるのですが、恋する理由は無数あり、それらを特定するのは難しいらしい。人は恋愛をして裏切られ、また恋をするという繰り返し。人間はバカなので繰り返す。バカは死んでも治らない。でもこのエネルギーこそ生きている証拠。この本を読んだ理由、決してモテようと思った訳ではないが、バカはとても美しい。⑤