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作品集。「繭の家」は感染症対策の行き過ぎた世界線の話。もしかしたらあり得たかもしれない状況に「楽そうでいいな」と思う部分、逆に「つまらなそうだな」と思う部分、それぞれだった。この作品のテーマとは外れるけど、「繭」を挟んでやり取りしたい相手、そうでない相手、それぞれがいるからこそその両極端な印象を、同時に持ったのだろうなぁ。
他の作品は余り印象に残らなかった。東日本大震災に絡む話は僕に現地の当事者意識がないからかと。
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とにかく暗い、分かりにくい。
震災 コロナ ウクライナ侵攻と、世の中異常な事続きの今を小説にした現代読み物
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短編集5篇中編1篇
全体的に社会の淀み、感情の捨て所を扱っているので暗くなりがちではあるが、灯が弱いながらも光っているようで救われる。
中編の「繭の家」はコロナを経た後の近未来小説。「独り暮らし基本法」や「巣ごもり休暇」などネーミングは面白いがあって欲しくないデストピア小説。
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少し物足りなかった。短編集なので良い話もあるのだが、物足りないものもあった。個人的には前半の僧や現実的な話の方が良かった。コロナの影響がかなり出ているが、今読むと少し過剰反応のように思える。文庫本なら安いから、評価は上がるかもしれない。
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僧侶目線で書いている4話は、なんかいまひとつピンと来なかった。
繭の家、コロナ全盛期はこんな未来も真面目に捉えていたかもしれないと思う。