紙の本
何が悪いのか…
2023/12/10 01:20
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投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は悪いのか、判らなくなりました。
時代と周り、境遇や性格、色々なものが重なり合い…
彼女は幸せだったのでしょうか…
最期は幸せな気持ちであったと願いたくなるお話でした。
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2023.12.08.購入済み
2023.12.23.読了。秒で読了。
葉真中さんの小説、大好きです。
そして今回もやってくれました。
バブル期に個人として史上最高額の負債を抱え、自己破産し、獄中死した実在の人物、尾上縫をモデルにした物語。
読了後改めて、尾上縫についてネット検索してみて、この様な人物が実在したことや当時のデタラメな金融業界の仕組みに驚かされた。
内容がとても興味深く、おもしろく、ページを捲る手を止められなかった。文句なしの星5つ!
本編もさることながら、芦沢央氏の解説もとてもよかった。納得の逸品‼︎
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バブルの時代、最高額の負債を抱えて自己破産した朝比奈ハル。そんな負債額になるまで貸し付けた銀行があったのかと思う。
なぜ?彼女の思いは?周りの人や銀行は?
これも人の生き方の一つなのかもしれない。私にはムリだと思うけど…
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かつて大阪ミナミの千日前にあった料亭の女将で、天才投資家とよばれた尾上縫をモデルにした物語。話は日本の敗戦から始まり、朝鮮戦争特需、戦後復興、オリンピック、万博、プラザ合意、バブル、バブル崩壊と日本経済に合わせたジェットコースターのように主人公の人生は急展開する。求めたのは女の独立、幸せなのか?
小説を書くための取材ノートの形式で語られる。
面白い。
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よき。面白かった。
バブル期を生きた『ハルさん』
『ハルさん』はどうやって巨額の富を得たのか
『ハルさん』が願った人が死ぬのは「ウミウシ様」のおかげなのか
と、いうのを当時の関係者へのインタビュー形式で明らかにしていく作品。
文体のテンポもよく、オチもすっきりとても満足。
あと、珍しく解説も面白かった。
おすすめ
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戦前、戦後、バブルから崩壊と、一人の女性の壮大な人生物語でした。
現実にありそうな話だと思って読んでいたら、巻末の解説でモデルになった人が居たとのこと。幸せは人それぞれ、人の数だけあるんでしょうね。
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モデルになった人のことを何も知らなかったから、面白かった。
女が相場とか、情勢をちゃんと読んだ上で判断してるって言っても信じてもらえないから、"ウミウシ様"のお告げってことにしたっていうのは、今の時代でもあると思う。
でも、最後の最後でああ書かれてしまうと、何のために読んだのか?ってなるな…
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んーーーーって感じ笑
時代区分とか、自由とかお金とかそれに合わせての幸福感とかについて書かれてて面白かったけど、
なんか読みにくかった、
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インタビュー形式で書かれた本で読むのが少し難しかったですが、今を生きる人に何かを訴えかけてくる作品でした。
私がこの本を読んで感じたのは盲信することの怖さです。登場人物の殆どが何かに盲信的になっていて、そしてその先には必ず終わりが来ている。
小さな物を信じたら不安定で早めに終わりがきて、大きな物を信じ途中までは煌びやかだけどいつかは終わりそしてそのことは幸せとは言えない。この事から結局幸せとはどんな状態の事を言うのか考えさせられました。
私は幸せは他者や外部からではなく内面から見出し自己完結できるものではないのかなとこの作品を読んで改めて思いました。