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未熟であるが故に大切なものを守れない。
聞いた時は理解出来ていない言葉も、自身が経験することで腑に落ちる。そして、人へと引き継ぐことができる。人を理解するには時間がかかるが思いは伝わる。そんなことを感じ一冊。家族、親から子へ、人から人へ、といった人の繋がりを感じ、読後が心地よい。
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この作品にも、いわゆる「悪人」は登場しない。誰もが、自分にとっての「正義」のために行動している。結果的に、勝利したものが正しいことになってしまうのは、「歴史」ってのは、そういうものだからなのかな?
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前作が良かったからすごく楽しみにしてたんだけど、期待以上だった!
前作はもうちょっとほのぼの感というか、日常感があったけど、今回は凄くドロドロしてるし、人もいっぱい死ぬし、騙し騙され…って感じですごかった。
次も楽しみー
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神山藩シリーズ第二弾
藩の相続が絡んだ派閥争い
雌伏する兄弟
策略に策略が重なる。
長い時間をかけて発現した策略
どんな状況の中でも信頼して行動できる兄弟の絆が鮮やかに描かれる。
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高瀬庄左エ門が素晴らしかったので、神山藩シリーズを読むことにした3冊目。
前作も面白かったが今作も期待を裏切らない出来栄え。
辻村深月の伏線回収が見事で好きなのだが、砂原浩太朗の伏線回収も素晴らしい。
今回も読了後二回読みかえした。
兄弟の絆に感動。
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「神山藩」シリーズ第2作目は、本屋が選ぶ時代小説大賞など4冠を獲得した『高瀬庄左衛門御留書』以上の傑作。
今まで読まずにいたのが惜しまれたと思わずにはいられない第35回山本周五郎賞受賞作。
神山藩で筆頭家老を勤める黛家の三男新三郎が主人公。
三兄弟それぞれに描き分けられ、どんでん返し的なミステリー性もあって、これぞ時代小説と堪能の読後感。
「それはわれらが、黛家の兄弟だからでござる」に、カタルシスを覚える。