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芸人シリーズ。
初めての講談師。
パワハラでメンタルがぼろぼろだった受けが、誘われるままに入っ楽しみ講釈場で聞いた講談に号泣する。
その後、その時に読んでいた講談師の追っかけを経て自分も講談師になるべく入門する。
会社員時代に痩せ細った身体も少しずつ回復してきて最初に習う軍団も覚えている途中である。
久我先生の作品は漫才や落語、そして今回は講談と、他の先生の作品には無い世界が描かれていて、私は元々詳しくないけれどその世界の事が分かりやすく描かれていて良かったです。
でもどうしても恋愛部分が後から付いてくる感じで、今作はそれが顕著でした。受けが自分の気持ち(恋愛)に気づくまでも時間が掛かったし、二人の気持ちが通じ合ってからもフィジカルなエチシーンは具体的な挿入無しだし。
書き下ろしではいつの間にかそういう事をする関係になってたようで、とはいえエチシーンも最後の1回だけだったし。
付き合うようになった二人の初めてのエチシーンってBLにおいては存外、必要で大事な場面だと思うのに、その初めてシーン、無し!
それはちょっとどうなの?という感じでした。
初めてのワタワタしつつ二人の気持ちと身体が繋がるシーンは欲しかったかな。