電子書籍
落語家・講談師シリーズ 完結
著者 著:久我有加,イラスト:梨とりこ,イラスト:小椋ムク,イラスト:志水ゆき,イラスト:佐々木久美子
噺の技術は今ひとつ、だが愛嬌と舞い姿の艶やかさは上方落語界一と評判の山川椿丸。ある日寄席の主である瀬島から、敵対流派に属する栗梅亭真吾に引き合わされる。真吾と言えばその技術の高さで注目される若手人気噺家。瀬島は、決して同じ高座に上ることのなかった椿丸と真吾を揃えて、落語会を開こうというのだ。互いの藝を初めて目にし、たちまち相手に惚れ込んだ二人。人目を忍んだ逢瀬が始まるけれど……? 上方落語界が舞台の、明治版ロミオとジュリエット!!
におう桜のあだくらべ
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電子書籍酸いも甘いも恋のうち
2017/06/10 10:41
着物姿の二人を連想するだけでもセクシー
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Benedict - この投稿者のレビュー一覧を見る
志水さんの表紙で惹かれて!
久我さんの知り尽くして書かれた落語会!落語に打ち込む姿にひきこまれ、着物姿の二人に惚れます!極め付けは大阪弁!可愛いです。
とにかく読めば読むほど味のでるお話です。
紙の本恋を半分、もう半分
2019/01/31 23:59
落研の恋
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと引っ込み思案な新入生の受けが、大学のサークル勧誘でイケメンの先輩にやや強引にさそわれて落語研究会に入って、落語の面白さにはまっていくと同時に、先輩にも惹かれていく、キャンパスラブで落語愛なBLです。
書き下ろし部分で、受けが決めた進路がちょっと予想外で、話の展開を思えばあってもおかしくないのかもしれませんが、びっくりしました。
あと、先輩(攻め)視点だと、受け視点でのイケメンぶりがやや薄まって、なんだかへたれ可愛かったのもよかったです!
紙の本恋は読むもの語るもの
2023/11/19 22:22
(やって俺は、兄さんのことが好きやから。)本文より。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ツンデレ系実力派講談師×ワンコ系見習い講談師の純恋歌v」帯より。
ネタバレがあります。
●三白眼が印象的な25歳の兄弟子攻め・城戸徹平/高座名:伝井青嵐
●元サラリーマンで25歳の弟弟子受け・日比野進也/高座名:伝井青葉
○前半は受け視点、後半は攻め視点
進也はブラック企業を辞め、伝井青右衛門に弟子入りして三ヶ月の高座名がまだない講談師「見習い」。上司のパワハラのせいで病んでいたところ、偶然立ち寄った劇場でのちに進也の兄弟子となる伝井青嵐の講談を見て救われたことがきっかけで講談の道に。師匠や常連さんたち、そして厳しいけれど優しい兄弟子・青嵐のおかげで元気になった進也は、師匠から「青葉」の高座名をもらってますます精進します。
ところがある日、進也は青嵐から避けられるようになり・・・
講談師を主人公にした芸人シリーズの作品です。独立した内容となっているので未読でも大丈夫です。
「溺愛」特集の雑誌に掲載された前半と、書き下ろしの後半を収録して一冊となった作品です。雑誌ではキス止まりだったのでその後が読めてとても嬉しい。
陰キャの兄弟子と陽キャの弟弟子が、芸を磨きながら惹かれあいカップルになる演芸BL。講談について作中で随時説明があり、知らなくてもするする読めました。
講談への熱意や芸事の上下関係、実力、コンプレックスも書かれていてとても面白かったです。芸人シリーズでは個人的にこの作品が一番好きかも。
そして読みたかったエッチシーン!パパンパチン!(張り扇と小拍子)
「セッ◯スは既に何度も経験した。」の一文に仰け反りそうになりました。そう、お初はもう済ませていたのです!残念!!だけど最中でも進也が「兄さん」呼びしていたから許そう(血涙)。
イラストは梨とりこ先生です。三白眼の青嵐を見事に描写しています。カッコエエです!文庫化でイラストが増えて嬉しい。
特典ペーパーは進也視点による「兄さんのおはぎ」。甘いな!
久我先生のSNSによると番外編SSがブログに更新しているそうです。気になる方はチェックなさってください。
電子書籍酸いも甘いも恋のうち
2018/06/04 03:25
久我作品は二作目で初の芸人シリーズです
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄梅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
疎開して大阪に暮らす小説家と編集者の「恋は二人連れ」で久我さんにはまり、戦前戦中の芸人シリーズは切なくなりそうだったので、現代で甘そうな本作品にチャレンジ。上方落語は詳しくありませんが、何度か聞いたことはあるため、作中の解説も面白く読みました。恋人でライバル、消して交わらない対極の個性、そこからの焦燥、行き違い、仲直り(笑)とすごくときめきながら読みました。恋の話だけでなく仕事を頑張る姿はかっこいいてすね。
電子書籍酸いも甘いも恋のうち
2017/09/09 20:11
2人の関係が好みでした。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小藤と真遊の関係が好みでした。
2人とも同じ世界で努力し、自分のやり方を磨きながらも、自分にないものを持つ相手への複雑な感情…
それを抱えながら、これからも切磋琢磨していくんだろうなぁと思うと、おっさんになった2人も見てみたいと思わされる一冊でした。
紙の本におう桜のあだくらべ
2016/02/23 22:21
芸人シリーズの番外編
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸人シリーズの時代物。
「頬にしたたる恋の雨」よりさらに前。落語家×落語家です。
二人は対立する流派の若手人気噺家なのですが、
席亭(瀬島の祖父なのかな?)によって引き合わされ
互いの藝を見て、相手に惚れ込みます。
受けの師匠が、攻めの師匠を毛嫌いしてるのですが、
二人がこっそり会っていることが受けの師匠にバレます。
前半はこれが解決するまで。
解決方法でも藝絡みの伏線がしっかり効いてるので、
読んでで気持ちいい♪
もちろん『二人の関係が藝に深みを与えている』
という描写もしっかりあります。
後半はちょっとした嫉妬が原因のすれ違い。
時代物というだけで凝った感じがあるので
このくらいの軽さでも許容範囲ですが、
後半でさらに仕事絡みのうまい捻りがあれば尚良かった。
電子書籍酸いも甘いも恋のうち
2017/09/30 23:48
3
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:NATSU - この投稿者のレビュー一覧を見る
久我有加『酸いも甘いも恋のうち』
シリーズですが単品でも問題ないです。
噺家が主人公で、落語界がメインのストーリーではあるものの、実際の落語シーンは良くも悪くもほぼ皆無。落語と言っても上方落語なので、馴染みがない人の方が多いかも知れませんが、キーとなる落語は有名どころなので、取っ付きやすいと思われます。
それにしても、2人のやりとりが何かと可愛い。
初めの頃の子供の様なやり取りも可愛いし、出来上がってからの人目を憚らないイチャつきも可愛い。
呼び方がいつの間にかドンドン変わっていく所や息がピッタリな所は、読んでるコッチが恥ずかしくなるデレっぷり。もう全方位ノロケか!
受けが攻めが落語好きだと知ってストーンと恋に落ちる様も可愛いです。
最初ツンデレと思いきや、クールな朴念仁という見た目を裏切って実は不器用で素直とか可愛過ぎなのに、更に若干ウザい(笑。
紙の本におう桜のあだくらべ
2018/05/31 22:27
芸人シリーズ番外編
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
飄々とした性格の受け視点だったからか、ロミジュリ風に対立している流派同士の恋愛なのに、全体的に軽い感じでさらっと読了しました。
攻めは朴訥で実力派なのに地味で、どちらかというと受けの師匠のすねっぷりのほうが目立ってた気がw
でも生真面目な攻め受けの恋愛でいちゃいちゃぶりが何ともかわいらしかったです。