投稿元:
レビューを見る
何これ、最高すぎる…。
素敵な作品に出会ってしまった。
とにかく読んで欲しい!!
女子フィギュアスケートの世界。選手二人のオリンピック出場をかけた挑戦に釘付け!
圧倒的身体能力で女子ジャンプの限界を越え続ける雛森ひばり。卓越したセンスと表現力をもつ完璧主義の京本瑠璃。
そんな二人に寄り添うのは、幼い頃からの友人とコーチ兼振付け師。
四人の視点で見るオリンピック出場をかけた挑戦に息をのむ… 。
極めて選手生命の短い女子フィギュアスケーターの厳しい勝負の世界が心の機微とともに描かれています。
アイス競技連盟について、競技について知ることも多かった。
選手はもちろん、選手とともに歩む誰しもに、その人だけの想いがあり、それぞれに語られるべき人生のドラマがある。
視点を変えて描かれていますが、登場人物のだれもが主人公のよう。
一人一人みんなの頑張りが報われて欲しくて、結末が知りたいけど知りたくない葛藤。
涙が溢れてたまらん…。
胸打たれました。
これは是非読んで欲しい胸アツな作品!
投稿元:
レビューを見る
開始3ページでもう面白かった。スポーツ物、特に芸術スポーツ好きな自分に完全にハマったし、また体操がやりたくなった。最後の展開は正直予想出来たものだったけど、全部面白かったしどんなラストでもモヤると思うから仕方がない。勝負の世界に完全なるハッピーエンドなんてないしこれがリアルだと思う。
投稿元:
レビューを見る
青春アスリート物。フィギアスケートの魅力とスケート連盟への批判に納得。
また採点方法の解説もあり分かりやすくてためになりました。
京本瑠璃と雛森ひばり。2人の天才少女の挫折と成長、そして彼女たちを支えるコーチ振付師の絆を熱く描いていて、19才で挑むオリンピック選考を兼ねた日本選手権の戦いは圧巻で大興奮。2029年にこんな選手が現れてほしいです。
投稿元:
レビューを見る
全日本女子フィギュアスケート大会で戦う2人の天才とその周囲の話。凛として居るけど情熱的な2人、癖が中々強いけど最後は応援したくなった。 胸熱なスポーツ小説が読みたい人に。
投稿元:
レビューを見る
こういう話では、大体問題児×優等生というのがセオリーだけど、問題児×問題児なところが良い。
どちらも同じく、周囲巻き込み型の我が道をいく少女。
実際にあった出来事を彷彿とさせる展開があったり、登場するスケーターを自在の選手に勝手に当てはめてみたりして、フィギュアスケート好きとしては楽しく読めた。
投稿元:
レビューを見る
最後はなかなかハラハラしただけに、
惜しい作品だなと思います。
瑠璃はロシアのリプニツカヤ、幼少期からプライドの塊の様な人物は彼女しか思いつかない。
雛森はサッカーの中島翔哉のよう、演技も自由、態度も自由、やりたい事も自由な感じが
瞳は浅田真央、男子ならパトリックチャンの様なイメージで読んでいました。
まず、残念だと思うところは、演技部分が端折られている事が多いのが残念でした。事実だけが伝えられ、点数だけを見ても、読み手としてはどんな演技をしているかイメージが湧きづらかったです。
すごいジャンプを飛んでいるのはわかりますが、それが一体どんなものなのか、もっとワクワクしたかったです。
ピアノを題材とした作品でありますが、蜜蜂と遠雷を思い出す。厳しいことをいえば、この作品を読めば、蜜蜂と遠雷がどれだけ傑作なのか際立つなぁとも思いました。
とはいえ、フィギュアスケートの世界がどれだけヒリヒリして残酷で酷な世界なのかはとても伝わりました。
薄氷を踏むとはまさにこのこと、いつ割れてもおかしくない薄氷に躊躇いもなく全体重をかけてジャンプして着地するような世界、割れるか割れないかはもはや運もある世界でしょう。
ジャンプがどれだけ身体に負担なのか、フィギュアスケートという世界がどれだけ残酷で非情な世界なのかはとても伝わりました。
それだけにどれだけの努力が必要で、思春期の年齢でここまでアスリートに徹する事ができるのは、尊敬せざるを得ないです。
早熟すぎる世界だからこそ残酷
才能はどうしても仕方ない、努力しても敵わない壁がある。
スポーツの世界では、そういったことは仕方ないのだと改めて痛感させられました。
スケート連盟がスピードスケートのOBが中心になっているのは少し意外でした。
というスポーツや芸術にお金を出さない国が悪いと常に思います。
面白い部分もありましたが、やはりもっと演技が観たかったと思うのが素直な感想です。
ラストの決戦ではまだ観れることができてよかったですが、
色んな事故があまりに多すぎて、そこに重点がいきすぎてしまいました。
もし、続編のオリンピック編があるなら、余計な事故や事件なく、もっと演技のシーンを増やして欲しいと個人的には思います。
投稿元:
レビューを見る
一Qさんの本棚から、まず間違いなく表紙の女の子がかわいかったから選んだであろう『この銀盤を君と飛ぶ』でやんす
たまには一Qさんの高評価本も読む!たまには
いつからフィギュアスケートって国民的スポーツになったんですかね?あれ、国民的スポーツで間違ってないよね?
うちの奥さんも必ず見てるし
うちの奥さん国民代表だし
それにしても、ひっじょーに挑戦的な構成だったと思います
ひっじょーに挑戦的なプログラムだったと思います(フィギュアスケートに掛けた表現を思いついたので井伊直弼違う言い直した!)
まぁ全面的に成功してるとは井伊直政違う言い難いんだけどね
具体的に井伊直虎違う言いますとね
あ、なんかめんどくさくなってきたw
いや、ちょっと頑張ろう
えー2人の同い年の天才が出てきてね
どっちも嫌われ者っつのがまず斬新
でもって交互に2人を中心にした章立てなんだが、語り手がどちらもコーチなんよね
これってね、すごく挑戦的だと思うんだけど、一方でフィギュアスケートが非常に日本で人気のあるスポーツだというところをかなり信じてるというか
日本人の多くがフィギュアスケーターとコーチは「一心同体」というのをすんなり受け入れる土壌があることを疑ってない気がしたんよな
なんでルールのところで細かい説明とかは最低限してるんだけど、フィギュアスケートの世界や試合の雰囲気みたいなところの描写をけっこうバッサリいってて、そこが不親切に感じちゃう人には合わないかもと思ったりもしましたね
あと、細かいところで「敬語」とか色々あるんだけど本格的にめんどくさくなってきたのでもう井伊直親違う言いません
うん、恐らく井伊家を絡ませなければめんどくさくなかったのかもしれない
技術点は高い
投稿元:
レビューを見る
5年後の女子フィギュアスケート界を舞台にしたスポーツ小説。私がスポーツ小説に求めるものは①試合の臨場感②キャラクターの良さ③起伏にとんだ人間ドラマ、である。本書は③はともかく①と②がいまひとつ。①→最終章は詳細な試合描写、手に汗握る展開と盛り上がったがそれまでが淡々としすぎている。試合結果の羅列になっている。②→ダブルヒロイン制は好みなのに二人とも愛せない。1人は超傲慢で口が悪すぎ、もう1人は超気ままで移り気。可愛くない。③→人間ドラマとしては波乱万丈で良いが、文章や構成が上手に思えなくて読みづらかった。
投稿元:
レビューを見る
Amazonの紹介より
五輪に行けるのは一人だけ。二人の天才選手の人生がぶつかる、運命の物語
二ヵ月後にオリンピック開催を控えた、全日本フィギュアスケート選手権。この大会には日本女子フィギュアの歴史を変える選手二人が揃った。卓越したセンスと表現力を持つ完璧主義者・京本瑠璃。圧倒的身体能力でジャンプの限界を超越する雛森ひばり。波乱続きの競技人生を送る彼女たちをこの舞台に導いたのは、それぞれのパートナーだった。片や、運命が出会わせた師弟。片や、幼馴染みの選手同士。
強く結びついた女性二人×二組がひとつの五輪出場権をかけてぶつかり合う。
オリンピックにかける2人の選手。しかし、五輪への切符はあと1枚。
後半での試合の描写は手に汗握りました。
後半の試合に至るまでのそれぞれの選手の背景を知っているからこそ、並々ならぬ苦労を経ての結果に感動してしまいました。
選手視点ではなく、この作品は選手の振付師視点で展開していきます。さらにそれぞれの振付師が交互に展開していくので、同じ場面でもどのように思っていたのか?や同じ時間軸でも、こっちの選手の動きはどうなっていたのかを把握することができます。
とにかくどちらの選手も幾多の困難を経験していきます。選手本人ではなく、親の影響により、数奇な運命をたどります。それにしても選手の性格は癖がありすぎて、よくサポートできるなと感心してしまいました。なかなか素直にならない2人の選手。それをサポートする振付師。
最初はなかなかうまくいかないのですが、段々と良好な関係になっていき、どんな状況でも守ろうとする振付師に段々と応援したくもなりました。
それまでの過去があった分、大舞台となる試合の模様は、選手だけでなく振付師の情熱も厚く伝わってきました。
過酷さがにじみ出ていた分、試合での華麗さも際立っていました。それがあった分、両者とも行ってほしいと願うばかりでした。
果たして、どちらがオリンピックの切符を手に入れるのか?最後はちょっとした驚きもあって、感動もひとしおありました。
フィギュアスケートに情熱を注ぐ登場人物たち。文章を読んでいくうちに段々と世界観に引き込まれていて、よりフィギュアスケートに注目してみたくなりました。
投稿元:
レビューを見る
ずっと鳥肌が立つくらい。天才とそれに伴奏する違った天才たち。スケート好きじゃないけど見たくなるし、怖くなる。対照的な舞姫と思ったけど、人格破綻してるのはどっちも同じ。瑠璃に惹かれる。ラストは若干予想してたけど、それでも涙がででくる。先は見たいけど、見たくない。
投稿元:
レビューを見る
天才同士の氷上の戦い。手に汗握る展開と二人の競技に対する熱量がすごい。
天才ゆえに人格に問題はあれど、それぞれの葛藤や苦悩が細かく描かれているので、自然と応援したくなった。ラストも若干予想は出来たものの、綺麗に収まるところに収まって良かった。
投稿元:
レビューを見る
フィギュアスケートの天才二人が、家族問題などに振り回されて、その実力を発揮できぬままでいてたが、心を入れ替えて、素晴らしいコーチに出会い、全日本選手権→オリンピック代表を目指す話。
瞳さんは、まさに浅田真央そのもので、男子の話の箇所も実際の話がベースになっている。
不屈の闘志を漲らせ、絶え間なく努力する人と完全なる天才肌。天才同士の話はなかなか共感できないが、二人を繋ぐ凡人コーチのおかげで、あたたかな話になっていた。
投稿元:
レビューを見る
瑠璃、ひばり、すごい性格、行動ですね。
朋香、泉美は自分の夢をアスリートに同化し、夢を追い続ける。
そのことは、親が果たせなかった事の現実逃避と子供に対する異常な期待と似ている。
加茂瞳も人生をしっかりと足をつけて歩いている感じがします。
感情表現が細かくされている。
そして、人生の生き方を教えてくれる。