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“「えっ!?」
おねえちゃんは、はっとして、階段にいるわたしを見上げた。
「そ、そんなとこに行かないわよ。行くわけないでしょ。……あんた、なんでそんなこときくのよ。」
「あ、いや。遠足からの帰りにバスで通りがかったとき、おねえちゃんに似た人を見たから。」
「あ、そう。それは、きっと、他人の空似よ。それに、同じ夕日丘学園の制服を着てたんなら、よけいにまちがいやすいってもんよ、きっと。あは、あははは……。」
おねえちゃんは、かわいた声で笑う。
(変なの?おねえちゃん、どうしちゃったんだろう?)
いつもの無愛想なおねえちゃんはしゃくにさわるけど、愛想のよすぎるおねえちゃんは、それはそれで気持ちがわるいもんだと思った。”[P.178]
お姉ちゃんが可愛くて。
“宙は、見開いた大きな目をわたしに向ける。
「『海くんが』って、どういうこと?なんで?おまえは、なにを知ってるんだ?」
「あ、いえ、あの……。」
どうしよう?
なんていえばいいんだろう?
黒いひとみでわたしを見つめる、宙の視線がいたい。
わたしは、ただうろたえて、そこに突っ立ったままでいた。”[P.226]
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【図書館本】え……? スッキリしない終わり方にとまどう。何でそこで止めるのか。
今回見返しのあらすじを読んで、ようやく図書館話になるのかな? と思いきや、謎が置かれただけで放置プレイ。図書館登校の女の子メインな話だった。いじめ、ダメ、絶対。でも香川ちゃん強い子。お姉ちゃんも何か影がありそうで不安。ほのぼの楽しい小学校ライフな話だと思ってたのに、一筋縄ではいかない。面白い。次も楽しみ。
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亡くなった人のことが自然と話題に上ることは、素敵なことだと思うんだ。
だけど、先生、それはないよ。そんなの先生はしないよ。しちゃいけないよ。馬鹿じゃないのと思う。
同時に、学校の先生なんてそんなものと思われているなら、とても悲しい。
それにね、図書館登校の子だって、教室に来なくても図書館には来てたんでしょ?
それなのに、その子が教室に来た途端に、「お休みなし」だなんて。元からお休みなんてなかったんだよ、場所が違うだけで。
先生、根本的に間違ってるよ。