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数学苦手だけど・・・すきになれそうな本
私も「長方形の分身が回転するうちに・・・」って説明が好き。
大好きな京都、通りの名前を座標に・・・わくわくしながら読んだ。
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今回は、魔方陣、鳩の巣原理、パップス・ギュルダンの定理、放物線の話。
魔方陣の話は、平面から立体へ思考を展開させるところが面白い。
鳩の巣原理では、数学をもっと学びたいという子供達が出てきたところに新鮮味があった。やはり教師との出会い、教え方によって子供達がその学科を好きになるか、嫌いになるかが別れてしまうんだよな。思い当たる節は幾つもある。鳩の巣原理は考え方がエレガントで好きだ。
パップス・ギュルタンの定理については、面白いのだが物語自体には無理があるのではないか。
京都の街を座標平面として活用する事はまぁ普通。放物線と直線の”接点”に事件の”接点”を重ねたところが、数学的ウィトというところか。
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渚の修学旅行先・京都でまたまた事件が起こる。そこでキューティーオイラーと黒い三角定規のズレが判明して…物語が大きく動く
京都もだけれど、鳩の巣原理の回が良かった。
鳩の巣原理を知らなかったので、へーへー言いながら読んでいた笑
キューティーオイラーと黒い三角定規のズレだけでなく、新たな悪役も出てきた。
シリーズの次の展開にわくわくしてきている。
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浜村渚の計算ノート5さつめ~UFOキャッチャーで魔法陣を作って鑑識課第23班を救う。私立の中高一貫校を追い出された数学教師が教え子達に呼び戻されて,不良グループを追い出そうとするが。南関東の山奥にある陶芸家の残した別荘に暮らす一家の中で,長男は一階の天井部分と二階の楕円,双曲線と放物線を外に押し出そうとしている。修学旅行中の京都で京野菜連続殺人事件が起きる。京都の道を座標に見立てると綺麗な放物線だ。キューティー・オイラーは新しい主導者・森本と路線を違え,アメリカに留学するのでお別れだと武藤に告げる~ 武藤が栃木の山の中で育った訳・・・年長に今のアドミラルガウスこと森本がいた
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俺内で妹にしたい子ナンバーワン、浜村渚ちゃん。
計算ノートシリーズは6冊目です。
このシリーズ楽しいなぁ面白いなぁで済ませてきたけど昨今の事件から科学は暴走しやすい、ということに今更ながら注目してみた。
このシリーズの世界では、全てを正しいか正しくないかで科学分野は人間教育にふさわしくない、よって義務教育で科学分野を教えることを禁止する。
禁止された数学復権のために数学テロを起こす集団、黒い三角定規と、それを解決する浜村渚の話が物語の主題である。
さて、科学は暴走しやすい、と書いた。昨今の事件とはもちろんSTAP細胞の論文偽造の話である。
この事件で科学分野全体の権威は地に落ちただろうし、多額の税金を投入して科学分野を発展させなければいけないのか、という追及もされるだろう。
自分も一時期は理系の大学院に身を置いていた。
うちら理系からすると「駅前でアンケート取って卒研にするクソ文系ども」という感覚である。
少なからず理系学生は文系をそう見ていると思って間違いない。
人文科学分野の研究に証明のプロセスはあるのか。それが無ければ研究とは言えないだろ、と。
理系の研究は証明して立証しなければ、その研究に価値はないのだ。
価値の無い研究には予算がつかないのはもちろん、研究者として生きていくことができない。
ゆえに、捏造、科学の暴走はなくならない。細胞関係だと数年前だが韓国のファン・ウソク教授も同じようなことやっていた。
今回のはエリート研究者(少なくとも理研のリーダーはエリートだろ)を袋叩きにして笑いのネタにして研究者の地位から引きずり落とされた。
そんなことをしなくても、結果を出せない研究者は研究から追い出されることになる。
結果のための研究である。
これではねつ造はなくならない。
この「計算ノートシリーズ」読んでると、研究の前段の勉強することの意味を考えさせられる。
勉強に楽しさを見出したからこそ研究者は研究者になったんだろう。
STAP細胞にしても、最初から全てがねつ造だったとは思えない。
最初に「ん?」と最初の取っ掛かりがあったから研究が始まったんだろう。
STAP細胞は無かった、ということに収まりそうだが、最初の取っ掛かりすらもなかったことにするのは残念だ。
「ドクターなんか進んだら人生詰むから、マスターで就職しておけ」
理系学生の不文律である。
残念極まりない習慣、制度だ。
試験のための勉強、結果のための研究を続けているうちに、いつか何かのツケは払うことになるだろう。
以下、本作のあらすじ。
数学テロ組織、黒い三角定規の総帥ドクター・ピタゴラスが病死したことから話は始まる。
新たな総帥、黒い三角定規の中でも過激派のアドミラル・ガウスが更なる数学テロを企てる。
鑑識課23半のメンバーが何者かに拉致された。
助け出すには数字の魔法陣を解かなければいけない。
失敗した解放を正解にするた��に渚が作った魔法陣は。
かつて熱心な教育でクラスをまとめ上げていた数学教師が職を失い、黒い三角定規のメンバーとして学校に戻りテロを起こした。
その教室に、危険をわかっているのかいないのか単身乗り込む渚ちゃん。
「巣箱の数よりもたくさんの鳩がいるなら、どこかの巣箱には二羽以上の鳩がいる」
単純明快、当たり前な「鳩の巣理論」で「ランダムな5つの自然数の差は必ず4の倍数になる」ことを証明できる。すごい。
山道を迷い込んでたどり着いた館のゲートは奇妙な放物線を描いていた。
不気味な図形に囲まれたパップス・ギュルダン荘の謎を渚が明らかにする。
図形の体積は「(回転する図形の面積)×(その図形の重心が一回転した距離)」でも表せる。
京都で連続殺人事件が起こった。
事件現場には京野菜が残されるという奇妙さだ。
京都の通りの碁盤の目を駆使した二次曲線の接戦が交わる場所には何があるのか。
次巻にも期待。
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シリーズ第5(6?)弾目
度は修学旅行先で活躍。
「鳴くよウグイス、平面上」と京都の町が碁盤目になっているので
ある程度予想はついてましたが、面白かったです。
黒い三角定規の分裂、キューティー・オイラーの今後、
など物語の展開も面白く(?)なってきました。
ただこの話は、人がバンバン死ぬのと
中学生に学校休ませすぎのがとても気になる。
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相変わらずのトンデモ設定に、出てくるキャラも現実離れしていますが、数学部分は面白いし、渚ちゃんは可愛いです。
武藤さんの過去は案外あっさり出てきましたね。
もっと事件に絡んだ形で少しずつ明らかになるのかと思ったのですが。
渚ちゃんの友だちのスミレと亜季の会話も面白い。
女子中学生くらいの、妙にテンションが高い感じと内容のわからなさ(話についていけなさ)加減がうまく出てると思います。
青空エクスカリバーって、何でその略称にしたんだ…狙ってるの?(苦笑)
キューティー・オイラーの退場には吃驚でしたが、今回のあとがきを読むと、もともとの構想だったのでしょうかね。
まぁ、また何らかの形で絡んでくるのは間違いないでしょうけれども。
そのうち、渚、武藤、キューティー・オイラーの三角関係とかになったりしないかしら(私好みの展開)。
そんな感じにこれからもシリーズが続いてくれれば、いいなと思います。
…とは言っても、私がこのシリーズに望む一番はストーリーよりも数学が面白く、わかりやすく解説されてることですけど(苦笑)。
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浜村渚の計算ノート、第6弾。
未だに面白さは健在。物語的にも、数学の魅力的にもね。
私は完全文系人間なので、読んでて全く理解できない箇所もあるけど、「数学ってすごい!」と思わせる箇所もあって、読んでいて楽しいのがこの本の魅力だね。
そして、何よりこのシリーズで一番好きなのは、渚の数学愛あふれる説教の場面。これはやばいね。泣きそうになりますよ。
メランコリア星人デューラー編
・「ホントに綺麗な正式な魔方陣は、nマスの中に1からnまでの数字を一つずつ入れるっていう決まりになっている」という図表をみて、とても感心した。
縦、横、ナナメをどれを足しても15になる。これはすごい。「魔方陣」という名称は、魔法みたいにすごいからつけられたのかな?
・小顔マッサージをして武藤さんに返答を期待する渚が可愛すぎるだろ・・・。
ぽっぽ・ザ・ディリクレ編
・鳩の巣原理「n個の鳩の巣があって、m羽の鳩がいて、mがnより多かったら、少なくとも1つの巣には、鳩が2羽以上入らなければならない」というのは、ふーんと思ったが、この原理の応用は難しくてついていけそうにない。
ただ、数学がキレイで奥深いことだけは分かる。
・泉川が黒い三角定規に加入したいと、先生にメールを送ったとき、先生がすぐに「それは考え直せ」と送ったのが先生の人の好さを表している。
・渚が「鳩の巣原理です!」と声をあげ、「鳩の巣原理は、『鳩の数より鳩の巣が少なくても、外に追い出される鳩がいてはいけない』っていうことを前提にした原理なんです」と説明したのは、思わず「なるほど」と声に出してしまった。
確かに渚の言う通りだ。ディリクレが、鳩の巣が足りなくても鳩を追い出すことなんか初めから考えてない、として、今中を迎え入れる説得につなげる。数学のごとく、論理的で美しい。
最後に今中が改心するのは出来すぎていると思ったけれど、渚の数学愛が人の心を動かす様を見れて感激だよ。
パップス・ギュルダン荘編
・回転する図形の面積×図形の重心が一回転した距離で体積を出せるというのは面白い。というか、よくこんなこと考え付くよね数学者は。
京都で修学旅行、二次関数編
・渚がカンノくんを諦めると。そして「渚がホントに好きなのは・・・」って!これ期待していいんじゃないですか武藤さん!!! 歳は離れているけどお似合いっすよ!!
てか解説の人自分の本の宣伝するなよww
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トップが変わってしまった組織。
それはいままでのように、ならなくなった組織。
連続短編4つ分ですが、ひとつ組織と関係ないもの。
以外3つは関係があり、新しいトップの元、なので
何だかいままでのような牧歌的なというか
ほのぼの終了、ではなくなってしまいました。
ギャップがある状態に、最後が引き締まったような?
刑事さんがなぜに班に入っているのか
ようやく謎が解けました。
なるほど納得! な過去でしたが、これは辛いというか
きれいさっぱり心の隙に浸透されてしまってました。
人と争わなくていい、というのは
何も考えない、というのと同義語です。
その次は、数学教師。
落ちには、そうか…という気持ちです。
所詮どれだけ望まれても、決めるのは上。
むしろ権力者?
自分のせいでこうなった、というのを
きちんと理解できるだけでも良かったかと。
そしてまったく組織と関係ない話。
操られているように思えても
カーナビは偉大です(笑)
最後4話目…。
読んでいる分には滑稽で面白い警視ですが
本当にいたら、いらっとするかと。
鼻で笑いそうな気もしますが…w
そしてこの話も、新しい組織の考え方は
『テロ』という表示が相応しい感じになってきました。
緊迫も出てきましたし…どうなるのでしょう?
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『2014年 4月 9日 第3刷 発行』版、読了。
シリーズ6冊目にあたる本作は連作短編の構成でした。前巻でドクター・ピタゴラスについて思わぬ展開がありまして、それをふまえての新たな状況が待っている…的なことはそんなになく、読了してみれば「いつもの」展開的でした。
とはいえ、本作ではキューティー・オイラーさんの思わぬ展開があったりで、それもまた驚きましたが。
驚いたといえば、本作の最後のエピソードにあたる修学旅行編では、渚の友人の二人が初登場。テンション高いな!wwww
そして巻末のあとがきにもありましたが、この浜村渚シリーズはまだまだ続きそうな気配。長編の準備もあるようで、それが次巻かどうかは楽しみなところでした。
それにしても…前巻から、敵側にあたる黒い三角定規の展開がめまぐるしいなあ、と感じました。
また、あとがきのあとには『数学ガール』シリーズの著者、結城浩さんの解説が収録されております☆
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青柳碧人による数学ミステリシリーズ第6弾。
さすがにややネタが尽きてきたのか、息切れしてきたのか、はたまた趣向を変えてみたのか、テロ組織「黒い三角定規」に関わりのないエピソードも含まれていて、これまたベタな展開で道に迷って怪しい建物にたどり着くという、ホラーなどでおなじみのシチュエーションにニヤリとさせられた。
一方で、ドクター・ピタゴラス亡き後の黒い三角定規がどんなことをしていくのかにも注目が集まる。特に、初期からの登場キャラクターたちが新体制の中でどんな位置付けになっていくのか、興味は尽きない。
もちろん、本題(?)の数学ネタも小難しい話かと思いきや、相変わらずとてもわかりやすく解説され、例によってそれがちっとも説教くさくなく、それでいてきちんと腑に落ちる。それだけでなく、こんなに数学って面白いんだよね、という気にさせられるのだから、やっぱり作者はすごいと思う。
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(収録作品)遊星よりの問題X/鳩の巣が足りなくても/パップス・ギュルダン荘の秘密/京都、別れの二次関数
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面白かった。
二次関数すら覚束なくなっていた自分の頭に絶望した。
簡単な数学の問題集でも買おうかしら。
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読んでて、数学嫌いながらも、ほーってなる。渚ちゃんみたいな子が周りにいたら数学好きになりそう笑 数学とほかのいろんなことを関連づけているのがいつもすごいと思う。鳩の巣論、これを読んですぐあとの数学の授業で説明されて、渚ちゃんだーって思いました笑
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2016.05.08
読了。
鳩の巣の話が好きでした。
あと、この巻で解説を書いていた結城浩さん、恥ずかしながら初めて知りました。
数学ガールもそのうち読んでみようかな?