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今回はメルセンヌ素数、ナポレオンの定理、ド・モルガンの定理、そして古代エジプト数学。集合論は好きだったので懐かしく、どもるがん、ってひらがなにすると妙に可愛いなどと思いながら読んでいました。最後の古代エジプト数学は、生活にとても密着していてとても興味深かったですし、ちょっとした仕掛けも楽しめましたが、他の章は数学が好きじゃない人は楽しいのかなぁ、ってだんだん思えてきました。初期のころの方がもっと数学ってこんなに楽しいのよ!って感じがあふれていた気がします。とはいえまた続きも楽しみに待ちます。
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このシリーズはおもしろい❗
数学者のエピソードと、渚ちゃんの数学愛が好きだなぁ。今回はいつもよりマニアックな数学史と数学者が出て来て、特にお気に入り。
集合は、すっかり忘れてたけど、好きだったのを懐かしく思い出した。条件設定を網羅できるぴったりフィット感が気持ちよかったのよね。
リンド・パピルス、おもしろかった。古代エジプトには「薄さ」の単位、ペスゥてのがあったとか。リンドさんの教育的愚痴?には激しく同感して、笑ってしまった❗
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来てすぐ読んだ。
武藤さんの乱暴口調面白かったなあ
早く途中の感のも読みたい。
集合が理解できてうれしかった・
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今回はなんだか数学の要素が薄い。
確かに数学の話はしているが、それがなくても成り立ってしまうような事件が多い。
そのような中で、「ナポレオンが見つけてくれた」は浜村渚らしくていい。
部屋の見取り図が出てきた時点で角度とか反射なんだろうと思ったが、謎は解けなかった。
渚(武藤)の推理で、高校の時にそんなことを習ったのを思い出した。
「魂はピラミッドを彷徨えリ」はミステリでもなんでもなく、エジプト数学の紹介のような感じではあったが、勉強になる内容だった。
小学生の時、「4つのパンを5人で分けると一人0.8個」という答えに違和感を感じていた。
この計算では4人は0.8の塊を手にできるが、1人は0.2×4個というパンくずの寄せ集めを受け取るしかない。
量は平等だが、「分け方」に納得がいかなかった。
ところが、エジプト数学を使えばまったく同じ「分け方」にすることができる。
少し考えればわかることだが、発想ひとつの違いがおもしろい。
エジプトではこうした生活に密着した数学が発展していたそうだ。
次巻はもう少し「へー!」と言えるような内容だといい。
期待。
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楽しみにしていた6冊めが出ました。数学のまめ知識が毎回たまっていきます。今回ちょっと登場する、トランプのナポレオンのルール解説まで付いてます。?
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本巻も管見にして知らなかった数学知識が得られ、数学の奥深さを感じられた。唯一「ド・モルガンの法則」はその名だけ記憶に残っていた。仲間には滅法厳しい黒い三角定規のアドミラル・ガウス。しかし、キューティー・オイラーや警視庁の武藤龍之介、ましてや浜村渚を抹殺する気はなさそうだ。古代エジプト数学を読むと、矢野健太郎さんの数学エッセイを思い出した。
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「シスター・メルセンヌの記憶」
49番目の素数を探して。
自給自足をしているとしても、最低限のことをする為に街へ降りた際に情報は得ないのか。
きっかけを待っていたのだろうが、両者の意見も聞かないまま処罰する事に疑問はないのか。
「ナポレオンが見つけてくれた」
正三角形の中心を結ぶ。
店の方針で決まっている事とはいえど、緊急事態の時ぐらいは例外に出来ないのだろうか。
本来のサロンの形を知ることが出来なければ、事件は違う事実を残し解決していただろうな。
「集合と孤独のジュース」
カントールが出した答。
これは確かに簡単に認めてしまうと、全てに意味を持つ物が現れて厄介な事になりそうだ。
身体に害がある飲み物を飲み病院にいる者は、一般的な医学療法で解毒が可能なのだろうか。
「魂はピラミッドを彷徨えり」
始めから間違えていた者。
普段とは違い言動に違和感を感じていたが、答えに辿り着くまで考えもしないものだった。
これだけ簡単に人を操る事が出来るのであれば、回りくどい事等せず洗脳したらいいのでは。
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これは私の話になってしまうが、誕生日によって迎えた年齢が嫌でしょうがなかったのだけれど、これを読んで「この数は人生最後の完全数なんだ」なんてことを考えたら自然と自分の年齢の数字がなんとなく愛せるようになってきた。数学のみならず数字って面白いって思わせてくれるのはすごいなと思う。