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30×21cmとA4版サイズの大判に瀧山・古川雄大の横顔が見える流水紋後ろ姿の表紙。「大奥総覧」が白泉社刊でもあり原作漫画とドラマ両方のガイドであったのに対し、こちらはテレビドラマの完全ガイドブック。俳優の顔写真での相関図と、ドラマ場面の写真がふんだんに入ったシーズン2各回ごとのストーリーガイドが、さらにシーズン1の各回ごとのストーリー・ダイジェストがあり、シーズン2ガイドブックとありますが全ての回がわかるようになっています。また巻末に徳川の歴史とドラマの関係がわかる歴史年表があり、これも助かります。
11月29日初版発行なので、あと2回を残しての発行。今すべて見終わったあと手に取ると、鮮やかに場面が再現されます。写真が大判なので、この着物の模様って刺繍だったのか、と驚きます。
主な俳優のインタビューはもちろん、作り手のインタビューが興味深いです。脚本家の森下佳子氏は、限られた話数なので最低限残してあとはバッサリしていくことになりましたと。またバックの音楽がとても気に入ったのですが、そのKOHTA YAMAMOTO氏は、メインテーマをまず作曲し、あとは制作チームから渡されるオーダー表をもとに場面ごとの曲を作っていったとあります。
時代考証担当の大石学氏は、原作の段階からかかわり、よしなが氏に医療編と幕末編をレクチャーしたとあります。また演出の大原拓氏。中村蒼さんは御鈴廊下の扉が開いて出てきた瞬間に原作の家斉なんですよ。あまりにお上手なんで思わず笑ってしまいました、とありました。本当にそうでした。
原作そっくりだったでしょう。
中村蒼さんの家斉。源内の鈴木杏さん。杏さんの源内もすごくよかった。
漫画よりビビッドだったでしょう。
田沼意次の松下奈緒さん。そして瀧山の古川雄大さん。
漫画と俳優、ぴったりだったでしょう。
なんといっても富永愛さんの吉宗、家光の鶴田真由さん。
ぴりりとスパイスでしょう。
青沼の村雨辰剛さん、和宮の岸井ゆきのさん。
特にドラマを見始めたのが村雨さんのラジオ出演トークだった。
要の人でしょう
万里小路・天璋院二役の福祉蒼汰さん。
2023.11.29初版 購入