電子書籍
前作よりも面白くなってた気がする
2024/03/19 04:05
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の後、変な間取りについて情報が寄せられるようになった「筆者」。
寄せられる情報の中でも11の話がそれぞれ繋がっているようで、全てをつなぎ合わせるとある物語が見えてくる。
間取りを扱った短編連作ミステリー続編。
するする読めたし、前巻よりも面白かったかも、と思うんだけど、全体的にどこかスッキリしない面もある。
特に疑問なのは資料5「そこにあった事故物件」で誰が女の遺体について投稿したのか。
本編とは関係ないのかもしれないけど、それがないと5自体が浮かび上がらないわけで。
知ってる人も限られた話だろうに。怖い話だね。
紙の本
無駄のない構成
2024/01/16 08:12
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投稿者:みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作もとてもおもしろかったので、新刊が出ると知って楽しみにしていました。
一見関係のないいくつかの話が、読み進むにつれてつながってくるのがたまりません。
紙の本
そういうことだったのか!
2024/01/01 09:17
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投稿者:小野妹子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
怖い話は苦手。だけど結末を知って納得したい。
そんな欲求を満たすため、不意に立ち寄った書店でこちらを。
一巻目は未読。それでも大丈夫かな?と思いながらも、読み進める手が止まらず一気読み。読んでいる最中からゾクゾク寒気が。人間の深層心理の闇を形として見せつけられた感満載。
模倣犯、出ませんよねぇ。怖っ。
紙の本
大ボリュームでありながら読みやすい
2023/12/23 22:42
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投稿者:語落 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「面白かった~!」の読後よりも、
「面白い~!」と読んでる最中に強く思うような作品。
起承転結のどこが上手いかだと、これまでの著作も含めて、この方はホントに転のあたりだと、個人的には感じています。
結末に向けてまとめあげて行く過程の迫ってくる勢いが凄い。
提示した間取りに隠されている意味、法則、その共通点や時系列の整理、そういういわば『無機質な仕掛け』がとてもうまい。
読んでいるこちらも色々推理しながらああだこうだと考えられるので、読んでいる最中の楽しさは抜群です。
脱出ゲームに挑んでいる時の感覚に近いかも。
一方で、結の部分というんでしょうか。
なぜそれを登場人物がやったのか、その後彼らはどうしているのか、今はどんな心持ちでいるのかといった、いわば『人間の謎』に対する解答のアフターケアは、あんまり丁寧じゃない印象です。
でも全体的に振り返れば、やっぱり感想は面白い!です。
なんてったって大ボリューム。
実際に見ていただければわかりますが、どれだけ余白詰めてるのってなりますw
ページ数も多いのに、この余白のキツキツさ。
1ページの端ぎりぎりまで行数を多くしてあって、もしかしたら量を減らさないといけない都合で、だから書ききれてない部分もあるのかな……?なんておかしな推理をすることもできます。
どんどん、どんどん続編の量が増えていって、京極堂シリーズくらいの鈍器になってもいいのにな……と思います。
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前半は11章のそれぞれ独立した物件の話、後半は栗原さんによる推理パートで構成される。読み進めていくうちに物件同士の関係性を匂わす要素が少しずつ明らかになってゆくため、飽きずに最後まで読み進められた。雨穴さんは、途中途中に小オチのような山場を書くタイプの話が多く、とても読みやすい。前作や前々作と異なり、現在進行形の事件でなく過去に起きた事件を扱っているため、臨場感はあまり感じられなかった。章が多く登場人物もかなり出てくるため、感情移入しずらいというのが理由かもしれない。個人的には語り手が犯人に追い詰められるようなサスペンスが見たかったが、今作のような哀愁を感じられるラストもかなりよかった。栗原さんの推理力は人並み外れてるとはいえ、一応資料を読むだけでオチまでたどり着けるような構成になっているので、読みながら一緒に推理していく推理本として楽しむのがいいかも。
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読みやすく、特に数話進んだくらいからが
止まらなくなります。
ラストの考察は若干うっすらしていた気もしますが
それでも非常に面白い一冊。
前作共にハズレ無し。
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1読んでないのに読みました。知人が貸してくれたので。。
とても面白かったです。
短編構成ですが、繋がりあるストーリーとなっており、しっかりと伏線部分もわかりやすく書いてくれていて、且つ後半おさらいのようにまとめ直してくれているのでとても親切な作りだなと思いました。深く考えずにさらっと読めます。次回作にも期待したいと思います。
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ハウスメーカーの売り上げアップの為の宗教かと思いきや、母から売春させられていた娘の復讐とは思いませんでした。11の間取りのピースが全部繋がった時のゾクゾク感はやばかったです
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一つ一つの間取り図や起こった出来事が進んで行き、最後にその疑問が繋がっていく事で先が気になって一気に
今回も飽きずに読めました。
これで解決かな?と思いきや、え?違うの?と思わされて面白かったのですが。
うーんなんだろ、私的にはちょっと嫌なシーンとかカルト系はあんまり好きじゃないのでそこは好みが分かれるかもしれません。
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雨穴作品 変な家→変な絵からの3作目。
最初は短編??と思いながら なんとなく読み進み だんだんそれぞれの話に繋がりが見えてきて 「面白くなってきた!」とワクワクしながら読んでたけど 読了後 即の感想としては「えっ?!終わり…??」でした…。
謎はちゃんと解決したんだけど なんか気持ち的に中途半端感が否めない…。
資料②の闇をはぐくむ家は間取りは関係なく 飯村さんのヒクラの社長の妙な疑惑の話が大事だっただけ??
資料⑨ 殺人現場へ向かう足音のラスト。松江弘樹さんが「真相を突き止めてください。(中略)本当のことが知りたいんです。」って言ってたけど 松江さんに真相を報告しに行くまではないんですね…。
とっても楽しみにしてた分 なんか満足感が足らず 読了後の評価は低めでした。
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登場人物が多く難しくなる時がありましたが、相関図が出てきたお陰で分かりやすく、家の間取りも絵が頻繁に出てくるのでイメージしやすかったです!
最初は「どの家も不気味」という感覚でしたが、後半になってくると違う家同士の共通点が見え始め、ワクワク感が止まりませんでした!400ページ以上ありましたが5日で読み終わっちゃいました☺️
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今回も面白かったぁー!でも過去2作と違って11のエピソードを踏まえて、だったのでかなり複雑でした。頭の中でかなり整理しないと全景が見えない。
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章が短く作られているのでサクサク読みやすい。前作よりも登場人物が多いため、何回か戻って読み直したが、解説が丁寧なため謎解きフェーズはスッキリついていけた。
間取り図という仕掛けを楽しむ一作であると思っているので満足はしているが、人間の描写はやや深みが足りなく感じてしまう。
なので小説というよりコンテンツ、という印象がどうしてもあった。
中学生くらいが楽しむ本っぽい仕掛けとたまに出る社会の「えぐみ」のバランスが悩ましい。
全3作を読んで、作者の価値観の鱗片のようなものを垣間見た気がした。
家がテーマ故かもしれないけれど、子供に対しての恐怖感が強い。大人は愚かで、子供は怖い。そんな後味だった。
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1.おすすめする人
→物件にまつわる「いわく」が気になる、
イヤミスがすき
2.内容
→様々な物件の取材を行っていく。
1つ1つはただ不気味な印象だが、
全てが鎖を繋ぐように繋がっている。
これで解説が終了したかと思えば、
どんでん返しが1度ならず2度、3度と、、、。
読めば読むほど面白い。
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栗原さんの解説パートが200ページ超!。11個の物話が解明されたと思ったら、まさかの一転した仮説は、更にヘビーな展開に、、 「ヤエコ」さんの生涯が波乱万丈すぎて可哀想。 栗原さん、やっぱりいいキャラ。