知っておけば、じゃなくて。
2024/01/29 11:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:haniwan - この投稿者のレビュー一覧を見る
身に着ければ、おもしろい小説が書けます、ですね。
届いたときは薄いのでびっくりしたけど、内容は濃かったので満足。
ブレインストーミングが私にはむずかしい。自由な発想ができてないんだなと確認できてよかった。転じることがポイント、しかしこれもまたむずかしい。プロもつねに工夫しながら1行1行書いてるくらいなので、素人がむずかしいと感じるのは当然かも。
余談ですが、例として桃太郎を持ってきたので「またかよ」と思ってたら、そこにサイヤ人っぽい設定をプラスしてきた。さすがプロだと思いました(笑)
投稿元:
レビューを見る
小説の指南書が好きだ。何故ならば、楽して小説が書きたいからだ。しかし、今までもいくつかの指南書を読んできたが、多くは技術的な方法論ではなく、求めているものとは違った。だが、本書は実用的である。執筆の一から十が記され、小説が書けるようになる。もちろん、そこから先は自身の仕事だが。
投稿元:
レビューを見る
創作に関するエッセンスがぎゅっと凝縮されている良本。
小説家の創作指南本って、オーディオ・コメンタリーっぽいというか、「この作品を作ったときは、◯◯だった」(貧乏だった、干されていた、大病を患いながら執筆した、このドラマにハマってた)とか、「こんなに大変な思いをして作品を作った」とか、「とにかく書け!」みたいな精神論とか、つまりファン向けのリップサービスみたいな本が多かったのだけれど、これはきちんと創作の方法について書かれていて、きちんと役に立つ本だった。
投稿元:
レビューを見る
簡単に書けるかどうかはともかく、創作初心者が最初に手に取る手引書としてかなり良い。
精神論に逃げず、具体的な構想の立て方や文章の書き方をロジカルに説明してくれている。これから小説書きたい人はたぶん買って損はない。
投稿元:
レビューを見る
面白い小説の書き方のエッセンスを凝縮した一冊。
勿論、これ読んだだけで小説が本当に簡単に書けるわけではなく、本書内でもある通り、努力は必要。ただ努力すべき方向性は示してくれる。過去と未来とのプロットの交差、日常から非日常そして日常への回帰と成長、また転じると比喩の重要性など。小説を書きたい、という人の裾野を広げる内容になっている。
何より小説は、読者に読んでもらうもの、どうやったらページをめくってもらえるかを意識することが大事。小説のみならず、他の文章の書き方としても役立つ。
本書の内容を知っていると、小説のみならずテレビ、映画の「物語」も深く味わえるようになると思う。