紙の本
雰囲気が良い。
2023/12/17 17:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大正末期か。
最先端の設備、施設を備えたアパートメント。
そこに入居する様々な人物が織り成すストーリー。
とある翻訳家が入居するところからストーリーは始まる。
しかし、住人はそれぞれに何か秘密を抱えており。
翻訳家、探偵とその助手...
住人故に、一度登場したら終わりではなく、それぞれのストーリーにちょこちょこ登場。
妖しげな女性陣もなかなか良い感じ。
和装洋髪の彼女がなかなか。
次はどんな物語が紡がれるのか。
楽しみ。
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描き込みが緻密でとても引き込まれた。
独特な大正時代の雰囲気があり、ページをめくるごとにその香りが広がるよう。
登場人物の目が特徴的。黒塗りの瞳は一見して感情を表していないようでいて、実は口ほどに物を言っていると感じられる。
特に第1話での藤と麒嶋、作家と助手の尊敬や心酔、嫉妬、才能など複雑に絡み付いた感情を、しつこく表さずある程度想像させるように表現する所が好きだ。
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ずっとずっと待ち焦がれてた刊行。漸く出会えた。
好きです。本当に静けさのある物語が本当に心踊る。
噛み締めるように読んでます。
希代の文豪のような言葉遣いに滔々と語られる物語、漫画でありながら小説を読んでいるような気分になる。
ずっと、持ち続けたいと思う一冊。
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一コマ一コマが綺麗で、何回でも読み返せる。上品な語り口が漫画というより、小説を読んでいるような気持ちにさせます。
アパートの住民がみな秘密を抱えているというから物騒な話かと思ったら、切ない過去や想いを抱えた者たちが今を生きていて、ほんの少しだけ人生が重なる、オムニバス形式のお話でした。
ひたすらに絵が綺麗。人に薦めるならこの漫画!と言える。
登場人物の目が黒塗りで、シックな雰囲気が出ているし、なぜか見ていて落ち着きます。
キャラクターも全員魅力的で、これが一巻であり、続きがあるというのが本当にうれしいです。
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大正時代の高級アパートメント、そこに集う住人たちはみんな訳あり。
絵が繊細かつ美麗。江戸川乱歩好きには垂涎の世界観。
1話の主人公の台詞「先生のものですよ」がもう重すぎて、その感情どこに向かうねんなと心配してしまう。2巻楽しみです。
試し読み
https://www.harta.jp/articles/001024.html