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ほんとに嫌いです、ずるい言葉。
多数派に胡座をかいた、ずるい言葉。
嫌いだからこそ、自分がふと使ってはいないか
強く意識していきたい。
そして「抜け出すための考え方」を
広く共有していきたい。
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タイトルを見て、子ども向けの本かな?と思い開いてみたら、文字が小さく、言葉も専門的なものが多かったので、少し期待はずれ。10代の中でも高校生くらいなら読めそうだが、小中学生には難しすぎると感じた。
でも社会学から見た現代の生きづらさを説明した本だと思い直して読んでみると、勉強になることがたくさんあった。
自分にかけられる言葉の呪いを解く考え方を知れたし、逆に無意識に自分が発していないかなと反省することもできる。
読者対象をもう少し絞ったら、より分かりやすくなるのではないかと思った。
(事例が小学生〜保護者、会社員など、範囲が広く、誰に向けて書かれているのかわからなかったため)
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「みんなでやることに意味がある」「世の中そういうものでしょ」などつい使ってしまいがち、聞きがちな「ずるい言葉」を漫画や文章で説明した本。
理想論的なところはあるが、惰性で言葉を使うのではなく、自分の違和感を大切にして言葉を発していきたいと思う一冊だった。
特に「負担は平等に」という考えや、「相手の気持ちが分からないから他者を傷つけるのではなく、それがどれほど致命的か直感的に知っているからこそあえてやる」残酷さはこの社会で過ごす私たちは肌で感じているのではないだろうか。本書はそういった無意識の違和感を言語化しており、その上でどのように返すのがいいか、どのようにこの思考から抜け出すかを作者なりの回答として述べている。
言葉は1度出たら政治家でもない限り撤回はできない(正直政治家だって撤回したとて言った事実は残る)。だからこそよくよく考えて話すことが大事なのだ、と改めて思い知らせてくれた本だった。