意思決定の質を高める「フレーミング」の力――3つの認知モデルで新しい現実を作り出す みんなのレビュー
- ケネス・クキエ, ビクター・マイヤー=ショーンベルガー, フランシス・ド=ベリクール, 樋口武志
- 税込価格:2,420円(22pt)
- 出版社:英治出版
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紙の本
世界のインテリジェントの物の見方・将来を見通す分析力に触れられる一冊
2024/01/05 07:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハシビロコウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界的なインテリジェントが、世界情勢をどのように捉え、将来を予想しているかを知ることができる一冊だと思った。
世界は大きく変化している。
ウクライナ情勢、ハマスのガザ地区侵攻から始まったパレスチナ自治区の混乱、トランプ政権から続く米中対立など、先行きが見通せない課題は多い。
この本は、フレームを活用することで、意思決定の質を高められるという。
常に質の高い意思決定を行う人物や、影響の大きない意思決定をおこなう必要のある地位にいる人物は、自分のフレーミングや、「リフレーミング(フレームの再設定)」の力についての自覚があり、それにより見えてくる選択肢や取りうる行動は変わってくるとしている。
(第1章からの抜粋)
人間はメンタルモデルに基づいて思考している。
メンタルモデルをもとに現実を切り取ることで、世界を理解可能なものにしている。
人は世界のなかで存在するために世界を解釈する必要がある。
どんな分野においても、フレーミングが持つ力の大きさを理解することが重要だ。
課題を解決するためには、問題をそれまでとは異なるフレームで見ていく必要がある。
個人のレベルであれ、コミュニティ、国、あるいは文化レベルであれ、非常に困難なジレンマへの対応の核となる要素は、私たちのなかに宿っている。
それがフレーミングするという人間独自の能力だ。
私たちは、その力を伸ばしていく必要がある。
本書は、その方法を解説するものだ。
フレームの活用方法について、さまざまな角度からの解説がある。読み応えのある本なので、じっくり楽しめると思った。
*英治出版の読書モニタープログラムにより無料で書籍を受け取りました。
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上記はあくまでも個人としての見解です。
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