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趣味に仕事に、ラテン語を目にする機会は意外にあるんだけど、かといって、ちょっとかじってみるのが難しい分野。そんな自分のニーズに打ってつけの本作、書店に並び始めた頃にも気にはなったんだけど、書評と帯を見て、改めて読んでみることに。語順も独特に思えたし、綴りから推し測れるものもあれば程遠いものもあるしで、例文と日本語訳が上手く繋げられない部分も多々あったけど、概ね興味深く読み通せた。『よっしゃ、次はもっと専門的なのに行くぜ!』とはならなかったけど、機会があれば触れ続けていきたいかな。
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ずーーっと、へええ、へええ、の連続だった。知らないことばかりで。
長い長い歴史を経て言葉(英語などヨーロッパの言語)ができあがっているのだなぁと改めて。
p128 fluo「流れる」→fluent, fuid, influenceなど。
p139 サプリなどのカルニチン(carnitine) ←ラテン語のcaro「肉」から。
→incarnation「肉体化、化身」, reincarnation「生まれ変わり」。花の「カーネーション」の語源でもある。
P146 ファクシミリはラテン語で、「似たものを作れ」fac(facioの命令形) simili から。simili → similar, resemble, simulation
「シミュラクラ現象」はsimulacra「似姿」という意味のラテン語で、similisからの派生語。
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まじで全部ラテン語でできてるんじゃないかくらいに浸透してる。
難しいけど、へぇーと思うことばかりで面白かった。自分の会社を作ることがあったらラテン語から名前を取りたい。なんかかっこいいから。
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*星4つ相当です
X (Twitter)で見かけて、ずっと気になっていた本でした。ようやく入手するも、仕事に追われほぼ読めず返却。時間ができたらもっとじっくり読みたいなぁ。ゴールデンウィーク前に買っちゃおうかな。
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ラテン語が周りにたくさん潜んでいるということを伝える一冊。世界史や政治、宗教、科学など、様々な切り口からラテン語との関わりについて紹介している。ラテン語で書物を読み解いたり、語源がラテン語であることを示したりしていて、筆者のラテン語愛が感じられる。あまり馴染みのない事柄・単語とラテン語を結びつけるような記述があり、その部分は少々退屈さもあった。ただし、これは私自身の教養レベルが筆者に達していないのであろうから、今後知識が増えたときに読み返したら、本書をより楽しめるかもしれない。
この本通じて学んだこと
- historyの語源がstoryやhis storyというのは誤りである。本当の語源はラテン語のhistoriaであり、さらにギリシャ語まで遡ることができる。storyも語源はhistoryと同じであるとされる。
- スポーツメーカーのASICSの由来はラテン語で、anima sana in corpore sano「健全な肉体に健全な魂」の頭文字をつなげたものである。
- ラテン語を公用語とする国はバチカン市国のみで、日常会話で使われることはほとんどない。しかし、ラテン語を普及させる活動が行われており、必ずしも死語とは言えない。
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ラテン語語源の言葉がどれだけ世間に、浸透していることか。
英語からの語源だけでない深い深い教養。
様々な石碑他、ラテン語は現代でもまだまだたくさん。
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ある時ふと思いったってラテン語の勉強を始めたのだが,記憶力が低下した歳にはかなり難しいことが分かった。固有名詞も格変化するのが驚きだった。
この本を読んで再度挑戦する意欲が湧いてきた。
SNSで知って図書館に予約,2ヶ月位待って入手。
DL版ではなくて紙版。
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ラテン語なんて聞いたこともない、と思っていたけれど 実は身の回りにたくさん使われていることにビックリ。ローマ帝国の時代にラテン語が出てくるのは想定内だったけれど、現代でも商品名や紋章などなど、いろいろ使われているようだ。漫画やゲームにも使われているなんて、知らなかった。面白かった。
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著者曰く、ラテン語は今の世界にも生きている。
「え?」と思うが…
ハリー・ポッターの呪文の中に。
商標や校章の中に。
日本の町中にある施設の名前の中に。
天体や動植物の学名として。
そして、もちろん(古いフランス語から来た)英単語の中に生き残っている。
正直、そのレベルはだいたい推測ができていたが、ラテン語でニュースを発信していた人もいると聞いてびっくりだ。
世間の、「ラテン語は死語だから学ぶ必要はない」という見方に、一石を投じる一冊だ。
本書はそれ以外にも、ラテン語が読めると、古代から近世まで、さまざまな文献にアクセスできる利点もアピールしている。
マグナカルタ、ニュートンの「プリンキピア」、ルターの「九十五か条の論題」、マルコ・ポーロ「東方見聞録」などなど。
筆者をガイドに、ちょっとずついろんな文献をのぞき見できるのは楽しかった。
筆者は若くしてこの道を究めた人のようだ。
雑学に触れて、鵜呑みにするのは危険で、原典を当たる必要があるとのご意見は、まことにその通り。
ただ、申し訳ないことだが、自分など、本書をある種雑学本として読んでしまったことも付け加えておく。
たくさんの題材をいろいろ並べていくことによって、どうしても何かを論証したりするような本の構成にはなりえない。
すると、どうしても一つ一つのエピソードを、「へえ、面白いな」と見るしかなくなってきてしまう。
とはいえ、やはりsayamamamylos kawaii(河合雅雄さんにちなんで名づけられた白亜紀の哺乳動物)の話なんて極上のネタだ。
insulinの語源となるラテン語は「insula」(島)で、これは膵臓のランゲルハンス島近くから分泌されることに由来する命名だとの話も、「ああ、たしかに半島はpeninsulaだったなあ」と思い出しながら納得できたりした。
「難しい」とされるラテン語、読みは比較的簡単だということも本書で知った。
この本をきっかけに、学んでみようと思う人が必ずいるだろうなあ、と思われる。
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完全なる趣味の世界だけど,面白かった〜
大学時代,解剖学で初め触れたラテン語の響きに魅了され,中途半端ながらずっと愛着を持って来た言語.もっと汎用性の高い言語ならもっと気合い入れて学んだのに…と言う言い訳に真っ向からバツをつけてくる感じが楽しい!でも…やっぱり古語である事に違いはないと思う…ラテン語でコミュニケーションはやっぱり普通じゃないと思う(笑)
それでもやっぱりラテン語の響きには魅了されるのであって今後も中半端に,ヌルく愛好家を続けていくんだろうなぁと思う…英語の勉強も再開したし,ついでにラテン語ももう少し深めようかな?その前にドイツ語…あーどうしよう⁉️
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ヨーロッパ言語の母たるラテン語。ギリシャ語よりも現代のヨーロッパ語の類似性があるような気がしますね。英語や仏語、そしてもちろん伊語もすっごくラテン語から来てるもの多いし、言葉の歴史、意味の発展、発想の繋がりが分かり面白いですね。ギリシャ語に対するラテン語、そして漢語に対する和語、この対比もなるほどでした。言葉の雑学集でもあり、言葉への知的好奇心が湧いてくる一冊でした。
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伊達政宗は“だて”ではなく“いだて”だった? インフルエンザとインフルエンサーが似た言葉なのは同じラテン語influentiaを語源にしてるから? 身近な言葉に影響を与えてるラテン語の存在を知れる1冊でした!
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【身近にあるラテン語を少し深める】
ラテン語は英語含めヨーロッパ言語のもととは知っていたけれど、
あらためていろいろと深めることができました。
ラテン語 Latiumは、ローマ辺りイタリア中西部・ラティウム地方の言語ということらしい。
ローマ帝国で公用語として使われていて、
そのあともキリスト教・カトリックの教皇の下で使われ続け、
その後ヨーロッパ各地で生まれた言語の元になっている。
そんな古き歴史ある言語のあれこれが詰まっている本。
例えば、
いくつかの英語やフランス語、ドイツ語の言葉や地名の語源となっているラテン語の紹介、
ラテン語で書かれた、カエサルなどの有名な言葉、
ローマ帝国時代の有名な人物の名前が語源となっている今日の言葉や地名、
今も残るオベリスクなど建造物に書かれているラテン語について、
ラテン語をつかった科学関連の言葉ー星、元素、学名、栄養、医学、
社名、商品名、テーマパークや映画で使われているラテン語の言葉、
ラテン語と日本のつながり、
…
そしてラテン語は今に生きる言語であるということ。
でも逆に、こんなに広く影響を与えたのに、なぜ古典言語化してしまったのだろう。
どの近代国家にも採用されなかったから? もっとシンプルな言語が発達したから?
この前読んだ、モンテレッジオの本でも、ダンテとラテン語に少し触れられていた。
印刷技術が発展したときに真っ先に印刷されたのはラテン語。
ラテン語に影響を与えたとされる古代ギリシャ語は、帝国がなくなってから消えていったのかもしれないけど、ローマ帝国滅亡後もさらに発展していったラテン語。
18世紀ごろまでは学術書などは普通に書き言葉はラテン語だったと書かれていた。
人間に話されないと言語って、何なんだろう…。と思ったり。
あ、でも、外国語が読めるけど話すのは難しいように、
書き言葉としてなら、勉強したら覚えられるようになるかも!?というポジティブ思考はどうだろう。
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面白かった。ひろゆきが敵うわけないのが良く分かる本。しかし一点悲しかったのは12星座のラテン語由来を説明する章でまさかの蟹座スキップ。聖闘士星矢以来失墜したキャンサーの地位いまだ回復に至らず
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ラテン語
雑学系のゆるっと読める、本。
日本語でもない、英語でもない。
でも、多分、西洋の言葉なんだろうなぁと漠然と感じていた単語が、「え!ラテン語なんだ!」と教えてくれる本。
ラテン語のイメージというと、古代ローマ、動植物の学名、のイメージが強いけど、それ以上に生活の中に入り込んでるんだなぁと思う。
その辺のネタバレはここでは、やめておくとして。
ラテン語は、現代では、「日常的」な話手がいないのに、喪失されることもなく、現代まで脈々と受け継がれているのは、「古代ローマで使われていた」というところが大きいのかな?と思う。
ヨーロッパ全土をほぼ席巻した古代ローマ、その文化の影響を受けたからこそ、いろんな単語の語源になって、浸透していったんだろうなとね。
そして、話手がいなくなったからこそ、「憧れ」で「格式ある」言語として、いまだに世界中の人から愛されてるんだろうなと、そう感じた。
言語に、ロマンを感じる。そんな一冊。