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逃げる=とどまらない、と思う。実人生で「この場にとどまるべきでないな」と考え状況変化させ、結果正解!、が何度かある。「逃げの達人」らしい著者の考えを知りたい
#逃げたっていいじゃない
#香山リカ
23/7/14出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
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全てわかってくれる彼氏が欲しいと思う女性は
精神的に問題がある。
女性を助けることで男性の尊厳が保たれるわけだから、
女性を救いたいと思っている男性もある意味病んでいる
という言葉が印象的だった。
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人は本当に逃げられないのか?「逃げる」という言葉が「恥」を想起させてしまうが、そんなことないはずだ。
他人から「逃げていいんだよ」と言われることで、当人にとっては救いになることがある。
とかく現代は、頑張り過ぎな世の中だし、他人に対して攻撃的な社会だ。
確かに昔のパワハラなどと比べれば、多少は改善しているのかもしれない。
しかし、新たなツールであるSNSなどを通じて、見えない相手からの攻撃は、肉体的というよりも精神的なダメージの方が大きい気がする。
「目の前の敵」であれば、見えているだけに対処のしようがある。
相手が誰か分からずに、しかも24時間いつ攻撃されるか分からない状態では、精神的には相当に辛くなる。
やはり「逃げたっていいんだよ」と言いたくなる。
そんな辛い思いをして耐える必要はない。
著者は精神科医であるが、診断し「問題だ」と思えば、通常は2ヶ月間の休暇を推奨しているという。
これもすごく分かる。
結局1ヶ月間程度の休暇では、ゆっくり休んだことにならないということなのだ。
最初の1ヶ月間は、通常落ち着かないという。
仕事の事が気になってしまうし、チーム内で自分の抜けた穴を誰かがフォローしていると思うと、申し訳なく思ってしまうのも理解できる。
ついつい不安に感じて、メールなどを見てしまうということもあるらしい。
確かに、それでは休んだとは言えないだろう。
会社制度上の「休暇」と、「心を休める」とは全く違うのだ。
本当の意味で、身体を落ち着かせ、心を落ち着かせないと、休んだとは言えない。
それで1ヶ月経過して、ようやく2ヶ月目くらいになって、落ち着き出すのだという。
申し訳ない気持ちではなく、「自分が居なくても、何とかなっている」ということに気が付けばそれでいい。
決して存在が否定された訳ではない。
所詮、会社と言うのはそういうものなのだ。
結局誰かがフォローし合って、お互い様で何とかなるものなのである。
それこそ、もしどうにもならなくて、部門が大きな損害を被ったり、仕事そのものが無くなったとしても、それは休んだ人のせいではない。
部門を預かる上司の責任であるし、どこまで行ってもそれは会社の責任なのだ。
つまり心が病んで、それでも休まず、自分を犠牲にして働くことは本当に「無意味」なことなのである。
そもそも使いきれないほど有給休暇が余っているならば、それは普通に権利を行使すればいい。
大手を振って、逃げればいいのである。
現代の日本であっても、そんな単純なことが未だに出来ないでいる。
本当に経済大国で先進国なのか?とすら感じてしまう。
この時代にあって、今でもセクハラ、パワハラが存在し、ブラック企業が根絶されていないという状況はどういうことなのだろうか?
ブラック企業が、社員の犠牲によって生き延びているとしたら、そういう企業は市場から退出すべきだと思う。
従業員が健全に働いて、それで会社として利益が出せないのは、完全に経営者の責任なのだから。
もっと気軽に精神科医の先生に相談ができる状態になるべきだし、気��に休んで心を落ち着かせることが出来るようになればいい。
そうして結果、今までよりも生産性が上がればいいと思う。
嫌な気持ちで、鬱々と仕事していて、能率が良い訳がない。
「逃げたっていいんだよ」という言葉を自分自身が持っているだけで、ほんの少し気が楽になるのではないだろうか。
やはり心と身体の健康が、人生で一番大切なのである。
(2023/8/13日)
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タイトル的に逃げるのが良くないようにみえますが、納得できるところまでやって逃げるのは全然悪くないこと。
マルチタスクの世の中ですが、自分はなんとかしたいです。
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久々に香山先生の著作を手に取り。タイトルが現代社会の息苦しさを表わしていますね。
…で。どうも文体が気になり。「かもしれない」「気がします」「思います」がすごく多く感じられました。うーん、それだと論としては弱い感じが…と思っていたらあとがきで語りおろしとあったので、しゃべりから文を起こしたためだったのだなとわかりました。
内容について。患者さんや教え子という身近な例をたくさん引いているのは分かりやすいと思いますが、結局そういう事例多いね、という羅列でそこからほんとうに「どう逃げるか」という主題に対する答えが、どうも世間話レベルのように私には感じられてならなかった。(すみません、わかりやすく簡単に、と考えられてのことなのかもですけど)
逃げられない、逃げてはいけないと思いこんでしまっていて、まずは逃げたっていいということに気づくことが大切だ、という指摘は本当にそのとおりと思うけれども…。何かから本気で逃げたい人にとってはあんまり参考にできないのではと私は感じました。
追い詰められたときの心の逃がし方というか、もう誰も頼れないと思ったときに自分をいっとき救う方法というか、私は少なくとも本書で自分の抱えている問題から逃げられるとは感じられなかった。
逃げ方指南というよりは最近の世の中の話題に関する読み物として楽しめるかなと思います。
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香山先生は東京と北海道の
二拠点生活か。
物理的にも逃げる場所があって
羨ましいな。
現代は生きにくい。