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ノリノリの青春系ラノベを読みたいと思ったのと、どうせならコンテスト受賞作の方が面白さが担保されているだろうと思い購入…したものの、「これ、本当に何かの賞に受賞したの?」といいたくなるクオリティだった。
ストーリーにはまったく新鮮さがないし、ラストがまさかの「俺たちの戦いはまだ始まったばかり!」的な終わり方で本当にびっくりした。続編ありきなのかな…?あと、大事なことだからもう一度かくけど、これ本当に何かの賞に受賞したの?
こちらの期待を裏切る展開がまったく起こらない。物語のスタートとラストが一本のまっすぐな線で結ばれているような平坦な物語だった。
良い点としては「鬼滅の刃」よろしく、サクサクとストーリーが進むこと。まあ、サクサク進みすぎて何の余韻も残らないのだけれど。
あとライブの描写は正直何が起こってるのかまったく分からないけれど、とりあえず作者さんが楽しんでかいていることだけは伝わってほっこりした。何が起こってるかは全く分からなかったけど!笑
描写力にも難ありだとおもった。
真っ白な空間でのっぺらぼうの登場人物たちが「青春っぽい」会話をしているだけ。セリフも誰がしゃべっているのかよくわからない。
典型的なラノベ…っていったらラノベファンに怒られそうだけど、一般文芸好きの人がラノベをディスるときに挙げられる要素が本作には漏れなく詰まっていた。
けっこう期待していただけに非常に残念なクオリティだった。というわけで文句なしで☆一つ。