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かつての部下が課長になった際に上司としての心構え、マネジメントについて手紙にしたものをまとめた一冊。
部長以上はある一定以上の能力がある課長が部下だが、課長の部下は能力・やる気ともに様々なメンバーであり、玉石混交の状態。ゆえに課長が最もやり甲斐のある役職だと。
読みやすく頷ける内容が多く、部下を持っていなくとも、ビジネスマンとして参考になる。
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初めて部下を持つ人や、管理職に就いているが上手く立ち回れていない人には教訓を与えてくれる良い本だと思う。
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著者は東レ経営研究所の社長、佐々木常夫さんという方です。
初めて課長になった部下(架空の人物、石田君)に課長の心得を説く、という形で書き進められていく、新任課長をターゲットとしたビジネス書です。
この著書の中では、「課長という職務ほどやりがいがあって面白いものはない」と述べられています。部下が管理職(課長や部長)である役員や部長職と違い、現場の部下一人一人と密接に繋がっていられるのは課長職だけだということです。
課長の心構え、課長になってすぐに行うべきこと、部下との接し方、社内政治などについて書かれています。
その中でも特に印象に残ったのが、「大局観を養え」という点。常に上位者の視点を持って業務にあたるべし、と説かれています。
課長になってから課長の勉強をしていたのでは遅い。係長の時は課長のつもりで、課長になったら部長のつもりで、部長の時には役員のつもりで仕事をしていれば、広い視野や高い視点で仕事を捉えられる、ということです。
この点は管理職に限らず、一般職の社員にでも当てはまることですよね。一般職でも、係長や課長の視点で仕事や会社のビジネスを見ていれば、枝葉にこだわらない仕事の進め方が出来るのではないかと思います。
著者の佐々木さんが東レで課長になった時、奥さんは肝炎で入院し、自閉症の長男含め3人の子供の世話をしなければいけなかったそうです。そんな状況の中、課長職という仕事と家族のケアの両立で試行錯誤を繰り返した方の書かれた本なので、とても説得力があります。
ちなみに、この本は2010年3月に初版が発売され、私の買ったのが2010年12月刊の第11版。
課長職になった人に限らず、いずれステップアップしたいと考えている人にも役立つ内容だと思います。
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自分の部下が課長になったときに伝える課長の心得。
課長でなくてもなる予定なくても勉強になる。
また、ほとんどの仕事はほとんどの人が遂行できる程度のもの、
と言っているのもおもしろい。
こうゆうサラリーマンとしてのお見本みたいな人が政策を提言したり、
ほかの企業にも考えを広める活動をしてほしい。
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・最初に信念を示す
・仕事の進め方10か条
1.計画主義と重点主義
2.効率主義
3.フォローアップの徹底
自分の計画のフォローアップを行うことで
自分の業務遂行を冷静に分析する
4.結果主義
5.シンプル主義
シンプルが良い。すぐれた仕事や制度はシンプル。
複雑さは仕事を私物化する
6.整理整頓主義
7.常に上位者の視点と視野
8.自己主張の明確化
人の話もよく聞くこと
9.自己研鑽
別の会社に移っても通用する力を身につけること
10.自己中心主義
自分を大切にする。これにより人を大切にする
・上記のように、自分の信念は文書化すること
・何が事実かを正しくつかめばそれほど間違った結論は出てこない。会社で起こってること解決策は「常識」で判断できる
・着任後、1ヶ月もあれば全てを把握できる
・部下にやりがいを与えるのは大切な仕事
仕事の意義などを伝える
・要所要所での適切なコミュニケーションによりロスを減らす
・対話とは聞くこと。話すが2割、聞くが8割。
・今いる職場が最終の職場ではない。これを意識する。
・大局の流れを見ながら動く。そのために上位者、さらにその上の視点で物事を見る。
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課長に成る人は課長になる前から、課長になることを考えている。
プレイングマネージャーにはなるななど、今の私には必要な内容がたくさん書かれていました。人気の本ですが非常に良かったです。
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課長の考え方が少しわかった気がする。
人事、部下の評価を上げるための社内政治、自分のプライベートをオープンにすることで心を許す、助け合う。失敗には一時的な報酬減など痛みも必要。
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新しく課長になった部下に向けて、上司が手紙を送りました。
そういうスタンスで書かれていますので、純粋に上司からの
アドバイスとして心に響く1冊であります。
・・・こんな優しい上司がいたらなぁ(笑)
本は課長としてかいてありますが、
係長でも主任でも何かのリーダーでも、組織に於いて
上司と後輩の間に挟まれる立場の人間であれば一度は読んで損はない。
同じような内容を書いてあるビジネス書は沢山ありますが、
この本は群を抜いて読みやすいです。
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現状下記3点を実施する。
・常に一つもしくは二つ上の目線で考えるようにする。
・『わかってくれているだろう』をなくす。きちんと説明する。
・チームの人の話を聞く。
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「働く課長に贈る25の言葉」という感じ。
しかしまだ社会に出てない自分のような小僧でも十二分に得るものはありました。
本書を読み終えて何より思う率直な感想は
「こんな上司がいいな~」に尽きる。
東レで数々の成功を収めた著者の自信は伝わりますが、それ以上に部下を家族のように心から愛してきたことに感動しました。
そして理想論でなく、第4章「社内政治に勝つ」に在るように、会社で実現したい理想を成就するには政治を避けては通れない、
そしてその為には如何に上司を味方に付けるか、なども包み隠さず書かれており、
この辺は現場で戦ってきた著者ならではの強く重い言葉
「在任中に何を成すか」「大目標のブレークダウン」「課長だからといって格好つけるな」「批判精神無き読書は有害」
この辺りの章は、課長どころか学生の自分にも、今すぐにでも実行できる極めてシンプルな心構えです。
既に役立つということ、つまりもし将来課長になったとき、どれだけ助けられるのだろうか
とりあえず一生持っとこう
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課長なりたてで読んだ。これからのことを考えながら、とても有意義に読ませてもらった。少しして、課長に慣れた頃に読み直したい。
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管理職じゃなくても大変参考になります。
働き方を考えさせられましたね。
時間がある分、無駄に非効率的な働き方してる気がしましたね。
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東レ経営研究所社長の佐々木常夫さんの著書。課長になってないけど読む。図書館で借りた。非常に実用的な本。
以下メモ
・課長は具体的業務から手を引く。人間力で一つの目標に向かって行動させて結果を出す。
・在任中に何をなすか。異動はつきもの。
・細かいことは部下に教われ。大きな流れを決める。
・課長は部下の仕事に頭を突っ込める唯一の職種。部長や役員は「考え方」「経営方針」の伝達しかできない。
・やっといてくれ、ではダメ。納期・完成度を伝える
・優秀な部下は2割。他は持ち回りで評価をつければモチベーションは保てる。
・異端児を生かし、創造的なコンフリクト(対立)を起こすべき。モノカルチャーではなくダイバーシティなチームを作れ。
・部長の考え方と異なるために叱責を受けるケースの時は、謝る必要はないが「部長のおっしゃることはわかりました。部長の意見を踏まえて一度作りなおしてみますのでお時間をください」などと局面を変えるような対応をする。上司の立場ものあるのでいきなり意見を述べて反論することはやめたほうがいい。
・2段上の上司と信頼関係を結ぶには「結論まっしぐら」。
・部下の昇格には全力を注げ(厳しくつける人もいたなあ)。
・平時に業務改革を訴えても組織は動かない。大局観を持って時期を待つというのも賢明な選択。用意しておく。
・批判精神なき読書は有害。
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仕事で悩んだときに、読み返したい
奥様のウツ病と戦いながら、仕事でも成果を出した著者は、立派だと思った
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東レの役員による課長になった部下に対する手紙形式のマネジメント術。まるで、自分の上司から諭されているような気持ちになる。課長になった自分にとっても、本当に心に響くような思いやりのある言葉の数々。人事評価など厳しい部分からも逃げずに記述されていて、課長の仕事が漏れなく説明されていると言っても良いのではないか。
「仕事の成果は仕事で報いる」「部下を守るを勘違いしない(温情があだになる)」「課長になってから課長の勉強をしているようでは遅い」「会社の常識にとらわれない」などなど、志をもってしなやかに課長職を全うする為のヒントがたくさんあった。