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女性だからとかジェンダーだとかそれ以前にとにかく失礼なやつですよ。関わらない方がいいレベル。
でも実際そういう言葉を投げつけられる現実がある。
どうみてもド失礼極まりない言葉なのに、使われてしまう現実がある。
それはやっぱり、その言葉を使う人物が、使う対象である人物を軽く見ているということなのでしょう。
意識的でも、無意識でも。
無意識は本当に怖いですけどね。
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言葉がどういった構造でずるいのか、またどう対処すればよいのかについての解説本。
「女性ならではの視点〜」はこれまでさんざん言われてきて上手くモヤモヤを言語化できないでいたのだけれど、女性の代表としてとすることで自己の経験との切り分けが発生するという作業上の負荷および自身の経験の無価値化の2点でずるい、とあって、やっと腑に落ちた感じ。
いくつかのずるさについては、気付きがあったなと思う。
ただ、界隈のアカデミアたちはみんなTRAであるということと、男性著者であり解像度低いことについては、読んでいて半ば諦めの気持ちは湧いてくる。
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世の中には、相手が舐められる立場に甘んじてくれるよう仕向ける言葉がある。その中でも女性が浴びがちな言葉をまとめて言葉の背景と対処法について紹介してくれるのが本作だ。
発言者が相手を意識して舐めているとは限らない。なので気づきを促す言葉を返してみては?という対処法が多かった前作と違い、相手が特定の価値観に凝り固まっており言われた側では如何ともし難い事例が次々と出てくるので腑に落ちなさが残った。だからこそ、前作よりも発言を浴びる側だけでなく浴びせる側を読者として想定している文章にしてあるのは良かった。
また、発言者が男とは限らない点を明らかにしてくれていたのも良かった。
「あなたには子どもがいないからわからない」とか「子どもがいないからできることだね」は立場の違いを超えて考えたり対話したりする余地を捨ててしまう「行き止まりの言葉」だ、というのは重要な指摘だと思った。用語や参考文献の紹介も充実してて良い。
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これは特に'女性’に注目したずるい言葉を集めている。その言葉がどうしてモヤモヤするのかを分析し、どのように受け答えすれば良いかを提案している。女である自分も同性に向かってうっかり言ってしまいそうなこともあり、言葉には本当に気をつけなければならない。同時に、自分が今まで受けてきた性別に関する呪いがいかに強いものか、改めて気づかされる。
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読んで気分よくなる本ではない。
今までの様々な不愉快な言動を思い出す。
今の部署に、こんなずるい言葉を使う人がいないことが当然になっているのが嬉しい。
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「ずるい言葉」の何がダメなのか言語化されているのが良かった。一見褒め言葉なのに、心の中では疑問符が浮かぶ言葉も受けてきた。まだまだ事例のような発言をする人もいることがただ悲しい。最近の芸人の性加害疑惑でSNSでは、女性に対する過激な表現が散見される。言われる側、言ってしまう側も知識としてこの本を読むべき。
LGBTQなど自分の知識が乏しい点では、言う側になってしまうかもしれない。この本を読めてよかった。