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この春に地元の公立中学に通う息子に勧めてみようと思って購入。
息子の前に、父として読んでおかねばと読んでみたが、悩める父親としても学びが多く、けっこう救われた。
普段から読書の最中に大切だと思ったところをスマホのメモに書き写しているのだが、この本はそれが多すぎて、〇〇ページ丸っと、と端折っていかないと指がつりそうだったくらいだ。
どんな学校に行こうが行くまいが、多くの子どもと、その親、そして先生たち、学校や教育を構築し管理し運営している大人たち、いろんな人に読んでもらって、なるべく多くの人で力を出し合って、いい国にしていくために、微力ながらできる範囲で協力していこうと思った次第です。
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教育に関するこれからの考え方が全部詰まっている。
教員や教育全体に対して厳しい言葉がよくみられ、教育者である私自身もドキッとする場面もある。
それだけ本質をついているということなのかもしれない。
すべての教育者が読むべき一冊。読んですべての行動を変えろいうことではなく、無知の無知から脱却しろということ。
あまりに教育に関して世の中が無知であるかがわかる。この本を読み終えて、私自身は「無知の知」を自覚し、これからの行動に繋げていくことができる。
〇勉強はしなければいけないものなのか?学生の時に一度は頭に浮かぶ疑問。人は本来学びたいという本能がある、それが生きるために必要だからだ。でも勉強とは、読んで字のごとく「強いて勉める」つまり強制の要素を持っている。どんなに本能的にやりたいことでも、強制されるとやりたくなくなるのは当たり前。(お腹一杯の時に無理やり食べさせられる、眠りすぎたときにもっと寝ろ?)
学校は生徒に勉強させる場所ではない。生徒が学ぶ場所である。
〇「世界万物について知識を完全に教えることなどできないが、未知な状況に接しても、狼狽することなく、道理を見極めて対処する能力を発育することができる。学校はそれをなすべき場所であり、ものを教える場所ではない。」この意識がすべて。学校教育を考えるうえで、これ以上のものはないと思う。
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いろいろ思うところはあった。
題名からアンチ学校の方かと思ったが
意外と「なんでも学校に求めすぎている」と理解のある部分も。ボーッとする時間が大事。いまの子にはそれができる時間や場所がないのよね。
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本書の著者が指摘するように、学校が子どもにまつわるあれこれを抱え込みすぎるのは問題が大きいと思います。
結構前から指摘されていることなのですが(社会の「学校化」の弊害)、なかなか改善されないのは、学校に対する社会の期待が高すぎるということなのかもしれません。
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中高生向けに書いているんだろうが、中高生には少し難しい。かといって大人になってから読んで理解はできるけれども、もう既に遅い。