学校に染まるな! ――バカとルールの無限増殖
著者 おおたとしまさ
(1)学校には、人類の叡智や希望が詰まっている。でも巧妙な出来レースも仕組まれている。さまざまな教育現場を見てきたプロが教える、学校をサバイブする方法。 (2)ルールやべ...
学校に染まるな! ――バカとルールの無限増殖
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商品説明
(1)学校には、人類の叡智や希望が詰まっている。でも巧妙な出来レースも仕組まれている。さまざまな教育現場を見てきたプロが教える、学校をサバイブする方法。 (2)ルールやべき論で子どもたちを縛り、思考停止した大衆を社会に送り出すクソみたいな装置という面が学校にはある。思考停止した大衆はルールを求める。ルールはひとをますますバカにし、バカはさらにルールを求める。バカとルールの無限増殖ループだ。 (3)学校は、すごい。でも、すべてが出来レースだ――。プロが教える、学校をサバイブする方法。 【目次】第一章 なぜ勉強しなくちゃいけないの?/第一章 なぜ勉強しなくちゃいけないの?/第二章 時代は変わってもひとは変わらない/第三章 出来レースだらけの競争社会第四章 なぜ大人は髪型や服装にうるさいのか?/第五章 「いい学校」より「面白い学校」を探せ/第六章 青春の舞台としての学校/第七章 「理想の学校」なんていらない
目次
- はじめに/第一章 なぜ勉強しなくちゃいけないの?/たくさんの教科を学ぶ理由/同じことを学んでも違いが出るのが当たり前/大人のルサンチマンにご用心/教科書はフリーズドライ、先生はお湯/勉強すると目が良くなる!?/学校は「学び」をつまらなくする装置/可能性に蓋をする一〇〇点満点のテスト/先生が自由になれば社会が元気になる/第二章 時代は変わってもひとは変わらない/IT系人材から失業する?/人類の進化を追体験する/時代とともに変わったのは稼ぎ方/正解を求めずにはいられない大人たち/「教育」と「人材育成」は似て非なるもの/「生きる力」と「生きるためのスキル」は違う/新しいものがいいとは限らない/第三章 出来レースだらけの競争社会/「親ガチャ」は親を非難する言葉じゃない/教育が階層社会を温存するカラクリ/家庭や学校の影響は意外と小さい/学校を舞台にした出来レース/教育格差を緩めるか、学歴格差を緩めるか?/私たちは何を競わされているのか?/自分にはない能力をもつひととチームになる力/前提が異なる相手とのコミュニケーションの作法/せこい損得勘定に染まるな!/第四章 なぜ大人は髪型や服装にうるさいのか?/バカとルールの無限増殖ループ/戦争ができる国のつくり方/ブラック校則を変えるのは誰の責任か?/髪型や服装にうるさい大人たちの本音/中高生の自由を制限する偏差値差別/自由や自己肯定感の格差を許すな/シルバー民主主義は教育の敗北/政治的中立性を巡る本末転倒/批判が歓迎される社会を目指す/第五章 「いい学校」より「面白い学校」を探せ/学校の偏差値は簡単に操作できる/偏差値はラーメン屋さんの行列と同じ/学校選びを通して自分を知る/シラバスよりもハビトゥス/ラーメン屋さんはにおいで直感的に選べ/受験の“勝ち組”になる三つの条件/努力が報われるかどうかなんてどうでもいい/第六章 青春の舞台としての学校/青春体験がないと頑張れない/知り合いと親友のあいだにあるグラデーション/生徒の試行錯誤か、勝利至上主義か?/文化祭と運動会に見る自由と規律のバランス/生徒会活動で体感する一般意志/告白は海外では珍しい風習/愛される側から愛する側への大革命/教室の中に閉ざされない/第七章 「理想の学校」なんていらない/「しぜん」と「じねん」の違いとは?/ロゴスはピュシスに蓋をする/傷は問いを生む/後悔する技術/ぼーっとする勇気/学校は問いを授かるところ/「足し算」よりも「引き算」/学校は、ダメでいい、ダメがいい/おわりに
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『学校に染まるな! バカとルールの無限増殖』
2024/07/11 19:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校という束縛装置から自由になるにはどう考え、どう行動すればよいか
(過激な)ヒントを与えてくれるアジテーション
第一章
宿命的に学校は、学びをつまらなくする装置としての役割を担っているのです。
第二章
人材育成で育つのは、置き換え可能な人間です。教育で育つのは、置き換え不可能な、つまり、かけがえのない人間です。
第三章
身分制度の代わりにつくられた学校を舞台にした競争システムは、初めから出来レースだったことに、ようやく私たちは気づいたのです。
第四章
学校において主権者教育を実施するためにもっとも効果的なのは、学校そのものを民主主義社会にすることです。
第五章
学校の偏差値って、要するにラーメン屋さんの行列のようなものです。
など、気鋭の教育ジャーナリストが小気味のよい筆致で若者をたきつける
《学校には、人類の叡智や希望が詰まっている。でも巧妙な出来レースも仕組まれてもいる。さまざまな教育現場を見てきたプロが教える、学校をサバイブする方法。》──出版社サイトより
第五章
私学は美学です。
蓋し、名言
〈本書はこれまでの私の著書約八〇冊のエッセンスを極限まで煮詰めた一冊といえます。〉──「おわりに」より
閉塞感にとらわれている中高生と、彼らの前に立つ大人の必読書、2024年1月刊
興味深い
2025/02/06 17:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在の学校の問題点が、わかりやすく解説されていて、興味深く読むことができました。現場を知っている筆者の言葉に、重みがありました。
より良い学校生活を勧める1冊です。
2024/01/31 11:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
教育をテーマに沢山の書籍を世に送り出している著者が、現役の子どもたちに「より良い学校生活を送る方法」を伝授する1冊です。
より高い偏差値を求めるだけの学校生活にしないコツが様々な切り口から著されています。子供たちにも読みやすい文章で書かれています。