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自己決定の話。自己責任と自己決定のあたりはうまく説明できなかったところを言えていて気持ちよかった。時間で変わるよね、というのも。契約は確かに厄介。
読者の想定はどの辺なんだろう。
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〇社外に出る前に、また出たばかりの時に読むのがよいかな。
具体例が社会人寄り
〇同意についてだけでなく、人生論のようなメッセージも
〇著作権、性的同意、契約など
◎はじめに
私たちは「同意」とともに生きている。はいといいえをうまく伝えるためのきっかけになるように
0:ジブン号とタニン号
自分の領域と他人の領域
同意はジブン号への同乗を認めること
1:同意の概要
曖昧にしている同意の正体
同意とは?
生活には「同意が必要なもの」で溢れている
なんちゃって同意
なぜ同意が必要か
同意を考えるための出発点
…私たちの自分の領域は、最初は「全て閉ざされている」
…同意するかどうかは「自分の意思で決める」
同意の周辺
…ルールへの同意
…契約の締結
…同意があってもやってはいけないこと
…同意がなくてもやっていいこと
同意の必要指数=相手が守りたいものの大きさ×自分と相手のつながりの強さ
つながりの強度
1愛情的なつながり
2友情・義理的なつながり
3仲間的なつながり
4対価的なつながり
5無機質なつながり
法と同意の関係
社会的ルールと同意の関係
2:同意の仕方
同意の受け入れや拒絶について考える
自分のことは自分で決める
自己責任を強調することの危うさ
どうしたら自分で決められるの?
自分を大切にする選択を
正確な情報を集めよう
「扉を開けるのに少しだけ保守的な私」のススメ
途中から気が変わってもよい、大切なのは今
はっきり伝えることの大切さ
3:同意のもらい方
相手の同意をもらう時について考えていく
同意ってなぜもらう必要があるの?
同意をもらう前にしっかりと説明を
同意の上手なもらい方
「嫌がらないこと」「道路したこと」の違い
同意をしたのが本心か問題
どこまで同意?いつまで同意?
自分を守るための同意
相手の自由をコントロールするための同意
4:関係ごとの同意
相手は誰?時と場合、立ち位置、親密度で変わる
友だち、恋人、夫婦、親子、職場、他人
終わりに
同意はあらゆるところに潜んでいる
同意が浸透する社会になるように
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同意がどう言った場面で必要とされるか、またその時の相手の心情、自分目線においても詳しく述べられていた。大学の講義を受けているような感覚だった。常識の前提を定義し直すような内容で、当たり前のように享受していたルールをもう一度考え直す機会になった。難しい言葉は使われていないので読みやすい。情報の面白さや目新しさはなかったかもしれない。
同意するかどうかは自分で決める
継続的なルールに同意することは時間軸の面から拘束力が強い
同意をもらうことは他人を傷つけないための基本
同意が本心かどうか
どこまでいつまで同意か
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学生にエンケンさんと愛称で呼ばれているらしい。同意っていろんな場面で文書などで求められるようになっている。もやもやっとしたものを少し整理したいと思ってお取り寄せ。
自分の領域を「ジブン号」、他人の領域を「タニン号」として具体例で説明。
同意と合意と報告との違い、守りたいものは何か、守りたいものの大きさと相手とのつながりの強さ、自分で決めることと自己責任との違い、同意の段階、明確に伝えることや逃げることの重要性について触れている。
社会学者のポール・アダムスは人間関係のタイプを、知り合い、情報源、遊び友だち、協力者、仲間、癒し手、相談相手、親友に分類、後者になるほど絆が強くなる
関係ごとの同意の必要性、恋人の場合は同意をしてしまいやすさ、夫婦間の同意と拒絶は表面的なものではとらえていけない場合がある、親子関係の問題について、「法律」「業界内の常識」「世間の常識」などにズレが生じる場合があるなど、簡潔にまとめて頭の整理になった。
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バウンダリーの勉強として手に取った一冊。
本書では境界を車に例えているのがわかりやすかった。
あとがきでも触れられているが「こういう時はこうしましょう」といった解決策は少ないので、物足りない気もしたが、まずは「ジブン号」を守ることを意識して自分を大切にしていきたい。