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老いと失敗:避けて通ることができない 主観・客観視 主観視の取り込み→進歩 理解できない=怖い 局所最適・全体最悪 悪い老い:老害 自分の状態把握困難 コミュニケーション力:伝えたつもり・わかるだろう 相手のテンプレート←知識・経験・考え方・価値観・行動様式。文化・気 加齢→正しく伝える努力を惜しむ 感情的になる⇔感度を下げる メンター・相手の頭に打ち上げ花火を上げる 老い方:記憶減退のキーワード=3 忘れ物・やりっぱなしメカニズム 終わりから考える:順・逆演算 被害最小の原理 勝手脳=無意識の脳の働き
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老年になると、こんなことが難しくなるんだなぁ、ということが自分の経験として臨場感を持って、それでいてきちんと客観的にも書かれていてわかりやすい。実際、年をとってみないとわからないことは多いし、こういった知識はもっと広く知られた方がいいと思う。
また、"失敗学"の観点を網羅して、その"老い"の経験を取り上げて対応を考えていく構成になっているので、失敗学を知る入門書としてもいい。
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老害の話があった。歳を取ると寂しい。かまって欲しい、そして、話を聞いて欲しい、そして、合意して欲しい。そのようなことを歳からくる力で、自然と強制するから老害とされるのだろう。
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失敗学という立派な学問を築いた畑中氏。年齢が83歳になりこの本を表す。自分の老いと向き合い体験から考える。流石です。その意味でも自分も老いゆく今、目を背けず向き合わなければならないと思っています。
この中で悪い老い‥老害の人の特徴という項目があり、いくつかその特徴が挙がっています。そうそうこんな人いるわ〜嫌だなあと思っていますが、他人のことは見えても自分のこととなるとなかなかわからないもの。この本でも自分が損をするようなことは受け入れがたいので、甘くなる。と指摘しています。
最近、そう言えば自分も気づかないまま、友人関係に悪い影響を及ぼした言動があったんだなあと振り返ることがありました。コミニケーションの低下ということで、特に親しい人だと甘えや手抜きがあり、わかってもらうための努力のエネルギーが失われていく、という内容にはなるほどと思いました。
自分はこれだけの人生経験ありといっても、老いを経験するのはあくまで初めてだというのを忘れず、気づきを大切にしたいと思います。
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p53 失敗学は現状認識が大事
的確な現状認識に基づき、失敗を未然に防止するのが失敗学の基本
再発防止の仕事に関わってきた日本航空123便の事故も福島第一原発事故も、いくつも未然に防ぐチャンスがあったのに、それが見逃されてきた
p56 ものの見方には個人差がある
それから人間には、「見たいものが見える」「見たくないものは見えない」という性質がある