紙の本
日本は全然ECO先進国ではない
2024/05/25 16:42
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投稿者:Toshi - この投稿者のレビュー一覧を見る
2度の石油危機で、日本は世界一の省エネ国家になり、今もそうだと思っていた。近年、地球温暖化で世界中で脱石油、再生エネルギー、ECOが喧しくいわれている。日本でも住宅もゼロ・エミッションだとか省エネ住宅等よく聞くが、ドイツの基準では省エネ住宅が違法建築になることを知り、目から鱗でした。
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北海道帯広から秋田県男鹿に引っ越したら家の中が強烈に寒くなったために興味を持った断熱。普段聞いてる、竹内昌義先生のVoicyからの知識を網羅的に補完する、大変勉強になる内容でした。
自分の人生のランニングコストとしても、健康のためにも、そして地球環境のためにも家の断熱が大切なことはもちろんのこと。移住者にとっての心地よい暮らしや、町から外に出ていくお金を減らすという意味で、断熱がまちづくりに寄与する部分が地味ながらも中長期的には極めて大事であると再確認しました。
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#「断熱」が日本を救う
#高橋真樹
24/1/17出版
https://amzn.to/3tZMEf8
●なぜ気になったか
寒冷地に住んでいるわけでもないので甘い泣き言だけど、冬の朝、暖房前の部屋はやはり寒い。断熱性能を向上させる具体策が書いてあるとのことなので、知るために読みたい
●読了感想
わが家にもハウスメーカーから断熱改修検討の打診があったが、断熱性能等級の見直しがされたなど、その背景を知ることができた。日本の住宅がドイツに比べすごく劣っている状況は衝撃だった
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
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p60 ドイツではパッシブハウスという世界最高峰の超省エネ住宅がある
p81 高橋さんちのKOEDO低燃費生活
p94 第三種換気 吸気口は穴があいているだけ、排気のみファンで行う
第一種換気 室内で冷暖房された空気をそのまま捨てるのではなく、熱交換することで室温の維持を効率的に行う
配管を巡らせるダクト式と、シンプルなスタイルのダクトレス式の2種類がある
p98 エコハウス 断熱性能は等級6以上 気密性能はC値 1.0以下できれは0.5以下
p99 断熱気密性能(&換気)と太陽に素直な設計
p101 おひさまエコキュート 昼間の電気で給湯をおkナウため、太陽光発電の自家消費を最大限活用できる
p107 ZHE ゼロエネルギーハウスは、断熱等級5とほぼ同じ性能 この性能はあまり高くない
p111 良いメーカを選ぶためのポイント 断熱性能UA値は等級6以上、気密性能はC値1.0(できれば0.5)以下、夏の日射遮蔽と冬の日射取得ができる設計か
窓はオール樹脂サッシ
半分樹脂で半分アルミの複合サッシは性能で劣る
p115 窓のリフォーム
1 窓を壊して窓を交換 2 既存の窓枠を残し、一回り小さな窓を設置するカバー工法 3 部屋の内側に内窓(二重窓)を設置
p123 床暖房 人がいない部分も温めるため、かなりのエネルギーが必要。床暖房のある場所とない場所で温度差が大きくなるのは、健康的でない
p124 遮熱塗料は効果的でない
p133 リフォーム業者 建築業許可の免許があるか
p135 DIY型の内窓
p136 夏の暑さ対策 すだれ
p137 畳の下に断熱ボードをいれる
床の上に断熱ボードを敷き、その上から新しい床材を貼る
p185 これからは最低でも断熱等級6以上、かつ国の基準で設けられていない気密性能はC値1.0以下が必須
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ずっと日本の家は「寒い」って思っていた。それは仕方のないことなんだと思っていた。
でも、実際はそうではないことをこの本で知る。日本では最高レベルの断熱性能でも、ヨーロッパなどの先進国から見たら違法レベルに酷いものだと。寒いところに住んでいる世界中の人たちは、ずっと経済的に、ずっと暖かい家に住んでいるという現実。そして、そのことで日本の資産が数百兆円の規模で棄損していること。ただ単に、日本の為政者と産業界の怠慢、あるいは酷すぎる意思。
僕たちは、もっと安く、もっと暖かく寒い冬を過ごすことができる。もっと安く、もっと涼しく暑い夏を過ごすことができるのだ。
日本の現状と、個人でそのことを変えるノウハウがたくさん紹介されている。快適に過ごせるように、リフォームしよう・・・。個人の快適な生活を手に入れることが、地球沸騰化阻止へも繋がる。「断熱」しよう、という本。
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[図書館]
読了:2024/2/25
家の間取りについての本を読みたくて検索していたらこれに当たった。結果、とてもためになる本だった。
住環境ルールが厳しいドイツでは「人の健康を害する結露が起きるのは誤った設計」
断熱・気密性が高い→結露やカビが発生しない→ダニやハウスダストが少ない→アレルギー性鼻炎や喘息の改善
ドイツは国レベルで省エネを進めて、国外から輸入している化石燃料に支払う費用を減らす、というビジョンのもと世界トップレベルの省エネ建材の開発が進んでいる
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住宅、職場、馴染みの店など身の回りの建物を見なおすきっかけとなりそう
できることから実践し断熱効果を体感してみたい
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断熱することは経済面だけでなく、健康面でもプラスの影響をもたらす。
日本の断熱性能は、国際水準では低位。新築では今後断熱等級5が標準化される動きもある。国際的な競争力を高めるためにも断熱は重要。
断熱という地味なカテゴリーを意識するためには、結婚してはじめて住む賃貸住居の断熱性能を高めることも大事か。
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窓の前に机を置いているので、仕事をしていて寒い。2重窓のDIYキットをWEBで見つけ、それを窓に付けたところ、寒さが和らいだ。常々私も家が寒いと思っており、ラジオでこの本の紹介があったので、読んでみる。
・日本の家は他の国と比べても圧倒的に寒い作り
・冷気が入りやすい家なのにそこには手当しないで、エアコンで暖かくする家が多いのでエネルギーも多く使う仕組みになってしまっている
・寒い国でアルミサッシを使っている国は他では無い
・寒さは健康に害をなす
本書ではこの傾向は改善されてきて、エコハウス等断熱換気が考慮されて来ているとの説明だったが、まだ実感的にはあまりない。
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断熱の重要性と、日本がいかに遅れているかということが分かった。
自身で住宅を建てて思うが、商業施設や公共施設が夏暑く、冬寒いのは断熱をしっかりしていないからだと実感。
予算がそこにかけられないことが問題。
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https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721297-6 ,
https://koedo-home.com/
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アルミサッシを樹脂か木に変えて断熱効果を高め、石油エネルギーの消費量を
減らそう。ヒートショックによる健康被害をなくそう。
世界に比べ日本の断熱はお粗末。
断熱を高めれば家の値段は当然高くなるが、高騰するエネルギー価格では、
十分元が取れる。
というのが著者の主張。
その通りだと思う。
しかし、、、振り返るに築15年強の我が家はアルミサッシ。
ひとえに断熱効率を高めると家の値段が高くなるから。。。
まあ、これからの地球温暖化、いや、灼熱化の中では、
断熱の効果はどんどん高まり、すぐに元が取れるかもしれない。
しかし先立つものが、、、
というのが杜氏の判断だったろう。
エネルギー輸入にかかわるこうした話こそ国が主導すべき。
しかし原発推進を狙う国にとっては、そういう政策は取らない。
電気はむしろ使わせたい。足りないなら原子力、にもっていきたい。
アメリカにたてついて原爆を持つ勇気があるなら、原発などに遠回りせず、
やればいいのだ。アメリカの属国でいるつもりなら原爆もいらないはず。
中途半端。
もし国の独自性を保ちたいなら、少しでもエネルギー輸入は減らすべき。
断熱をやるに越したことはない。
一貫性のない政府官僚。首相がバカだからこうなる、ってもんではないはず。
構造的。官僚組織の問題?自民党の問題?日本会議?統一教会?
誰が日本の行き先を決めているのか。
生活に根付いた女性が立ち上がる時、という気がするのだが。