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どこかからか面白くなってくるはず…とひっぱった結果…サンクコストの概念をおさらいすることになりました。これは厳しい。森見さん、スランプ以降当たり外れ大きい
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いつもの感じで大変面白かったのですが、登場人物の名前が外人だと、だれがどの人なんだか迷ってしまいます。とりあえず一気に読んで安心した後、もう一度ゆっくり読むのがいいかも。
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しばしばパリの街に例えられてきた京都がまさかのシャーロック・ホームズの活躍?の場に。京都とロンドンの街並みが物語ではナチュラルにまぜこぜになってて楽しいったらない。ヴィクトリア朝京都、寺町通221B、この響きだけで期待は高まる。
登場人物が次から次へとスランプを訴えるのだけど、全員森見先生にみえて笑えるやら心配になるやら。なんかだんだん自分にも身に覚えがあるかんじになってきて「ちょっとそのグダグダの集まり混ぜてくんないかな」と声をかけたくなったり。
物語が進むにつれ謎は謎を呼び、物語が幾重にも重なって歪んで何度もひっくり返る。ストーリーの屋台骨がグラグラ揺れるのに不安を覚え、「もしや熱帯の続編に迷い込んだのでは」と錯覚しそうに。だんだん夜行のような不穏さも漂って、どうなるのかと思ったら凄まじい力技できれいに畳まれていった。まだキツネにつままれたような気分でこれを書いている。
一癖ある探偵小説なんて生易しいものではなく、魔訶不思議な怪作というほかない。
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ホームズはヴィクトリア朝京都寺町通221Bに住んでいます。
ワトソンの診療所は下鴨神社界隈です。
ホームズはスランプに陥っています。
そこへ、元舞台女優で探偵のアイリーン・アドラーや霊媒のリッチ・ボロウ夫人、モリアーティ教授などが現れます。
リッチ・ボロウ夫人が水晶玉で心霊現象を視ると少女が現れます。
それは12年前失踪したマスグレーヴ嬢でした。
心霊現象対×推理。
ウィリアム・マスグレーヴ家の秘密を伝えているという『竹取物語』。
ロバート・マスグレーヴの月ロケット計画。
<東の東の間>の秘密とは…。
書いていて、これでは読まれた方さっぱりわからないのではないかと思います。
読んでいて面白かったのですが、私は何をいっているのかわからない場面が多々ありました。
ホームズが好きな方にはちょっと変わったホームズ譚として面白く読めると思います。
また、京都の街並みやロンドンの街並みが好きな方にも楽しめると思います。
結局なんの話だったのか、私にはよくわかりませんでした。
わかったのは「ワトソンなくしてホームズなし」ということです。
あと、本の装丁のイラストがとてもいい雰囲気なので星5にしました。
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2024年4作目
圧倒的森見ワールドに誘われて、1冊持ち込みOKのブックカフェで読みきれなくて買ってしまった。本を閉店時間までに読み切れなかったのも初めてだが、結末気になる、、、!レポートが手につかない!と思ってレジに走ったのも初めてだった。
近々京都に行く予定があるのだが、そこでホームズの、ワトソンの、モリアーティの痕跡を探してしまいそうだ。
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読み始めると止まらない止まらない。
「熱帯」が最高傑作かと思いきや、それを上回る快作!
シャーロックホームズ、いや、森見ワールドにどっぷり浸れる至福な時間でした。
京都から始まり、「熱帯」で描かれた「今どの世界にいるの?」の錯覚を何度も体験。
シャーロックホームズ小説はなんとなくですが、カンバーバッチのドラマファンだったので、「こう来たか!」と登場人物の森見キャスティングも見事。
これなら世界中のシャーロックホームズ・ファンも納得のはず!
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Amazonの紹介より
「天から与えられた才能はどこへ消えた?」
舞台はヴィクトリア朝京都。
洛中洛外に名を轟かせた名探偵ホームズが……まさかの大スランプ!?
謎が謎を呼ぶ痛快無比な森見劇場、ついに開幕!
目次
プロローグ
第一章 ジェイムズ・モリアーティの彷徨
第二章 アイリーン・アドラーの挑戦
第三章 レイチェル・マスグレーヴの失踪
第四章 メアリ・モースタンの決意
第五章 シャーロック・ホームズの凱旋
エピローグ
まずこの作品を読む際は注意は必要です。
それは、世界観です。物語の舞台はヴィクトリア朝京都ということですが、
「なぜホームズが京都に住んでいる?」
「なぜ京都に時計塔が?」
といった疑問がわくのですが、そういった現実的なことは捨てて読んでください。当たり前のように京都の町を紹介しながら、ホームズが駆け巡ります。現実的に考えると、色んな矛盾が生じるのですが、そういった世界なんだということで、物語を楽しんでください。
ホームズが住んでる所は京都⁉︎というなんとも摩訶不思議な世界観でしたが、森見さんならではのテイストが上手い具合に調和されていて楽しめました。
シャーロック・ホームズの作品は、なんとなくしか知らず、作品自体は未読なのですが、(名探偵コナンで知識を得たぐらいです。)純粋に楽しめました。
森見さんが手がけるミステリーというと、結末があやふやといいましょうか、はっきりとした答えを示さないまま終わるのが印象的でしたので、今回はどうなのか正直不安でした。
読んでみると、ハッキリしていない部分はあるものの、それより優る壮大なストーリーさや驚き、面白さがあって、良かったです。
ホームズが登場するから、事件を解決するのかなと思いきや、スランプ状態。しかし出来事は発生するのですが、別の人が推理をするといった具合に、主役となるホームズが活躍していません。
いかにして、ホームズはスランプを脱出するのか?ミステリーというよりはアドベンチャーを読んでいるかのような印象でした。
次々と起きる出来事にどう立ち向かっていくのか?聞いたことのある登場人物が現れたりして、ずっとワクワク感がありました。
まさかここまで壮大な話になっていくとは驚きでした。気づいたら、色んな伏線を張っての後半だったので、構想が凄かったです。
構想といえば、京都の町を舞台にした設定も面白かったです。京都の土地や特色を生かしながら、物語に溶け込んでいて発想が面白かったです。
途中、実際のホームズ作品も登場したりするので、思わずwikiで調べました。そういった楽しみもできたので、色んな意味で遊び心があるなと思いました。
ホームズと京都。繋がることのない要素が、森見さんの手にかかると、こういう壮大なストーリーになるんだということで、今までの森見作品の中でも上位に入るくらい印象深く、面白さもありました。
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ホームズなのに京都が舞台っていうのもあるが何とも不思議な世界観のお話でした。
原作を知らないまま読んだので100%理解出来ていないだろうな思います。
ちょっと勿体なかったなと反省。
原作を読んでみようと思います!
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森見世界健在ー!詭弁だらけのホームズだー!って読み進めていったらファンタジーな超展開になって勢いのまま巻き込まれて終わった感
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名探偵コナンからしかホームズに関する知識を得ていない私でも楽しく読めた。京都とロンドンの街々の名称が飛び交いなんだかちぐはぐな世界観だけど森見先生にしか保てないバランスで面白おかしくストーリーが展開されている。森見登美彦濃度100%!
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ヴィクトリア朝京都の寺町通221Bに住んでいるシャーロック・ホームズ。
洛中·洛外に名探偵として知れ渡っている彼がスランプに。
事件を解決できなくなった彼の日々とは。そして、彼はスランプから立ち直れるのか。
ファンタジックで大正的な京都で繰り広げられるホームズとワトソンのホームズ譚です。
森見登美彦先生の作品を読むのは『有頂天家族』以来ですが、『夜は短し歩けよ乙女』などで繰り広げられる詭弁などなどコメディチックな感じは相変わらずで、ダメ人間のダメっぷり感も笑えて楽しいなと思いました。
シャーロック・ホームズを読んたことがない、何ならホームズとワトソンしか知らないよ?くらいの私が読んでいて、これ、ホームズファンに怒られるんじゃね?くらい思ったのですが、作者さん、相当ホームズ(もしかするとワトソン?)が好きなんだろうなと思うくらいに、実はホームズ愛に溢れた作品だなと思いました。
小説の世界とはどういう世界だろうか。
登場人物が生きてる世界なのか、現実世界の影なのか。
本作品を読み終えてた後の登場人物がその後どうなったのか、読了後に想像してみたりもしますし、作品を読んでいる時も、その世界や登場人物がどんな風なのか、想像して読み進めています。
その世界は登場人物が生きている世界だし、私が知っている世界という、私の知っている現実世界の影みたいなものを想像しているのではないかと思います。
現実にない世界でも、登場人物が生き続ける世界。
そんな世界は実際にはないとわかっていても、そんな世界がきっとあるはず!
それは論理でもなく説明できないものであったとしても。
何が言いたいのか?
ヴィクトリア朝京都はあって、寺町通221Bにはシャーロック・ホームズが住んでいて今日も冒険している。
ワトソンやその他大勢の人々と当たり前の日常を送りながら。
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原作を知らなくても楽しめた。
世界を行ったり来たりで集中力不足でもあるけどついてけなそうになりながら読了。
おもしろかった。ただ、もう少し登場人物の個性が欲しかったかな。
題材興味はめちゃくちゃ掻き立てられた。魔法かあ。
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ヴィクトリア朝「京都」で名探偵ホームズが大スランプ。物理学者のモリアーティ教授までもがスランプ。何とかスランプから脱出させようとワトソン氏の奮闘が始まる。アイリーン・アドラーやお馴染みの面々も登場でコミカルな展開。後半からは「熱帯」を彷彿とさせる不可思議な世界に入っていく。面白かった。
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ミステリーじゃないだろうとは思ってましたがやはりミステリーじゃありませんでしたね。パスティーシュな分逆に森見登美彦の作家性が何となく感じられる気がしました。クセがないようである女性陣の造形とか先生現実と紙1枚を隔てたような異界好きだよな、とか。
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ホームズ読みながら京都観光してたら高熱で寝込んじゃった時に見た夢、みたいな世界《ヴィクトリア朝京都》が展開されるパスティーシュ