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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1781239144448135426?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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非イスラム的観点からの著者の様な言説を山のように見聞きして暮らしてきているのでこれをもってイスラムとの関係が明快にとは思わない。
様々なイスラムが居るだろうし、原則を何処まで適用するかにもきっと議論があるだろう。
ただ、雰囲気は伝わってくる。
相違がある。前提も違う。
理解への第一歩にはなる。
また様々見聞した後で読み返してみたい。
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悪い内容とは言わないが、イスラームについての理解があまり進まなかった上に、やや独特の雰囲気のある西洋哲学概説となっており(おかしな概説というわけではない)、自分向けではなかった。違うテーマなら面白いかもしれない……とは思ったが。前期ヴィトゲンシュタインが神学的に見どころがあるというのは面白かった。
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イスラーム思想の歴史的推移を追いながら、西欧哲学思想を対置して紹介してゆくエッセイ。
もともとこちらにイスラーム思想自体の知識が少ないので、西欧哲学を対置してもそういうものなのか、という理解しかできないのだが、筆者のアピール(アジテーション?)によれば西欧的な人権・自由思想の究極として現れるニヒリズムを克服するのがイスラームであると説く。ニヒリズムの議論についても終章で足早に通り過ぎるのみであり、ニヒリズムに対してイスラームの優越性(超越性?)があるという議論についても十分な議論には到らず。また、たとえばタリバンに対する積極的評価もあるが、イスラーム原理主義などの位置づけについては言及されていない。まさかそれまですべて無価値であると断ずるものではなかろう。
企画と紙数の都合もあるだろうが、基礎的なイスラーム思想のアウトラインや哲学者・著作の紹介を行うか、後半における現代世界におけるイスラーム思想の価値を論じるかのいずれかに絞るか、あるいはそれぞれ独立した著作として読みたいものである。
以下気になるポイント
・イスラーム法哲学とケルゼンなどの近代法哲学の比較。p.194
・ロダンソン「イスラームと資本主義」(岩波書店)p.126
・バーキル・サドル「イスラーム経済論」(未知谷)p.143
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プラトン 人間の本質は人間のイデア=「存在」
アリストテレス イデア=物質に内在するもの
存在の原因となる「不動の動者」=イスラムでは アッラー (ギリシャ:多神教)
教会:世界最古のかつ最大の官僚機構 皇帝/国家と教皇/教会の権力闘争
イギリス 経験論 憲法がない 社会契約=人権
西洋支配の二分法 キリスト教/異教徒
→三分法へ 西洋文明国/半文明国(オスマン/中/日)/植民地
イスラーム 国家という法人概念はない 義務はあるが権利はない
神=イラーフ 崇拝されるもの 人間は必ず何かに隷属、自由人は欲望の奴隷
無神論のマルクス(共産)主義 ↔ 資本主義
唯物論 精神も物の産物
イスラームとの共通点 1.偶像を否定 虚偽 国家と貨幣 2.終末論
イスラム経済の原理 アドル(正義) 疑わしいのもを受け取らない
利子の禁止 相互満足
イスラーム法
人間の内面に干渉しない フロイトのエロス 性から生へ
有益=善、有害=悪 相対主義、功利主義
スンナ派 神は全てを命じることがっできるが 神は善しか命じない
シーア派 哲学者 善悪は事物の客観的な本姓、神は善しか命じない
服従か不服従かが重要 善悪は二義的なもの
近代科学=アラビア科学の実験+ギリシャ科学の論証