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久しぶりのシーナさん。
"死亡適齢期"という言葉が出て来るあたり、さすがだなぁ
あとがきは、昔いっぱい読んだシーナさんの本たちを思い出して涙が出た。
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〝この道をどこまでも行くんだ〟〝ぼくがいま、死について思うこと〟
この二冊と重なるような部分もある椎名誠の遺言未満という斬新なタイトルの本。
椎名誠といえばやはり旅であり、その僻地の習慣や独特な部分をクローズアップして語りかけるような文章、これは…と面白く読む。
ぼくがいま死について思うことでもあるが、日本の葬式や墓が当たり前と思っている私たちは、鳥葬や風葬、なんてビックリするだろう。ただ世界には、そうした方が自然だったり、永久凍土に墓を掘ることが難しいことはわかるだろう。
ちょっと書いてみよう、そう思わない部分を椎名誠がリアルに描いているから、怖いなってことも読んですごく心に残る。
この本を手にした時は、たまたま実父が旅立ったばかりでそんな時にこのタイトルをと言われたが、遺言が何か、未満とは何か知りたくて読んだ。
椎名誠も辛い別れがあったと知ったのは巻末だ。
人が亡くなることが身近にはない現代に、予習的な死を垣間見ることができるそんな本でもあった。
山下和秀さんに強引に書かせた体験記「東京都・豆南諸島まるごと探検」読んでみたい!
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遺言状、葬式への想い、緩やかにも下降する体調・・・。シーナ氏も来年傘寿、そんなシーナ氏が見出した命の風景はどこに!
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われらが椎名誠さんの『遺言未満』だ。どんな死生観を聞かせてもらえるのだろうと期待して読み始めたが、期待は裏切られた。
国内外の葬送周辺を取材してまわったレポートだ。時に死生観が織り込まれるが、総量が少なく深みに欠ける。そのままストレートに、年齢的に死に近づくにつれ “死ぬ”ことについて椎名誠さんが考えたことを読みたい。
遺言未満、の読点ってなんだ? まだ続きがあるってことか? 本文中に書かれていたっけ?