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今作もよかったぁ。友情、絆、成長に胸が熱くなったし、なにより音楽の楽しさが伝わってきた。
物語は、学校の音楽会という身近な話から、音楽が世界を救うという壮大な話へと展開していく。
丁寧に作り込まれており、伏線回収も見事だった。
いろんな楽器が出てきたり、モーツェルやワークナー、タキレンといった、作曲家にそっくりなキャラクターも登場する。
子どもたちが音楽に興味をもつきっかけにもなりそうだ。
ジャイアンはチューバ、スネ夫はヴァイオリン、しずかちゃんはボンゴなどの打楽器。それぞれ奏でる姿はかっこいいし、心から楽しんでいるのがわかる。
のび太くんはリコーダーってところも物語の鍵に。
ノイズという名の謎の生命体は、コロナウイルスを連想させる。そうか、この映画の作成時は、人類と未知のウイルスの戦いの真っ只中だったのか。
音楽の楽しさが力となり、ウイルスに立ち向かっていく姿に勇気をもらえた。
音楽って歌や曲の演奏だけじゃない。まな板の上で野菜を刻む音や、大工さんが釘を打ち鳴らす音もそう。
世界はいろんな音楽で溢れていたんだね。
「また泣いちゃうんでしょ~」なんて娘に言われて、「もう泣かないよ」と言いながら、娘の卒園式の後に映画館へ行った。
今年は息子も一緒に最後まで観ることができた。成長したね。
自身の勉強も残りあとわずかとなり気も緩みがちに。あとひと踏ん張り、また気を引き締めて頑張ろう。