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現代、新人のサラリーマン・社会人向けの解説。
どのような使われ方をしているか、(四字熟語として)起源、背景の説明もされている。平易な解説で読みやすい。(日本)年号は四書五経から取っている。平成
修身・斉家・治国
誠心誠意 格物致知
その独りを慎む(天知る、地知る、子知る、我知る)
富は屋を潤し、徳は身を潤す
潔矩の道(けっくのみち)
など
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明治の偉人を足跡を追うと自然と四書五経にぶつかる。論語は読んでいるが他のはまともに目を通したことがないので手に取ってみた。
大学、中庸だけかと思ったら、易経、礼記、書経、左伝からも、エキスを抽出してあり、思いがけずに美味しい内容になっていた。
大学、中庸は論語とそう変わらない論旨だが、易経、礼記なんか、実用的な教訓の宝庫だった。
また、書経もだいぶ文体が異なるものの、面白い。昭和や平成の由来が書経に有ることくらい、知っていた方が良いと思う。
日本語訳と共に中国語原文も併記してあるので、中国語が読めるとより一層楽しめると思う。
本書は中国古典のシリーズものとなっているので、とりあえず全巻読破する価値は有りそうだし、また、文庫サイズの小さなものなので、全巻家に揃えておいても損はしないと思う。
1回目:20121105
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戦前の日本ではしっかり教えていた四書五経は、今でもちゃんと教えるべきだなぁ。ニート、自殺などの問題解決にもなると思う。
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(大学)日日、新たに、また日に新たなり(p.31)
(中庸)天の命、これを性と謂い、性に率うこれを道と謂い、道を修むるこれを教えと謂う。(p.50)
(易経)天候健なり。君子以て自ら強めて息まず。(p.84)
(易経)困しみてその亨る所を失わざるは、それただ君子のみか。(p.103)
(易経)君子は器を身に蔵し、時を待ちて動く。何のふりかこれあらん。(p.117)
(礼記)人の学や、或は則ち多きに失い、或は則ち寡きに失い、或は則ち易きに失い、或は則ち止るに失う。(p.147)
(書経)慮らずんば胡ぞ成らん。(p.184)