投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
身につまされる……。
という個人的な呟きはさておき、ものすごい山場があるわけでないなりに始終次の展開が気になってなかなか読むのを中断できないお話。一気読みしてしまった。
話のオチというか仕掛けというかの部分は途中で想像がついてしまったので特に意外性はなかったけれど、そこに至るまでの過程とその後のもう一捻りが面白い。
主人公の梶は意気地がなくて行動力もなくてそのくせ妄想は大得意でとても駄目でどうしようもない奴。でも憎めない。自分が彼に少し同情してしまうからかもしれない。駄目だけど根は善良でいいやつ。
そして死神の余田もまた、「これはひどい」と言いたくなる言動だけど憎めない。死神にはまったく同情出来ないけど何故か憎めない。酷いけど不思議といいやつ。でも酷い。人間とは異なる倫理概念で生きてるんだからそりゃ当たり前だけど酷いんだこの死神。そして酷いけど振り返れば仕事ぶりは的確だった……。
一冊ですっきりとまとまったお話ではあったけれど、普段は遠い概念である「死」について実は常に傍らにあるのだと感じさせられる作品。読み終えた後で後回しにしてたあの用事片付けなくちゃな、と思わされた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201603/article_2.html
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
短編オムニバス。
主人公の目の前に現れた奇妙な死神と一緒に、「死んだのに死んだ事に気付いていない」人々を案内していく。
死神との組合せは珍しくもないが、おたくで引きこもりの主人公のキャラがリアルで、会話の掛け合いがとにかく面白い。
淡々としているようで暖かいお話だった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
榎田さんは魚住くんシリーズを読んでいましたが、新しいレーベルに登場したと知り読んでみました。(魚住くんはBLものです)
死神お仕事小説って感じですが、死んでるのに生きてるってのが面白いとこだと思います。
主人公ニート梶真琴くんのダメダメさが憎めず一気に読めました。
美少年を描くのはさすがだなと思った!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「残念ながらあなたは死んでいます」
死んだことに気づいてない人たちに、事実を伝え説得する。
そんな死神の仕事を手伝うことになった引きこもりの主人公。
現実から逃げてばかりでいたが、死にゆく人たちを目の当たりにし、少しずつ変化が・・・。
一般的な死神のイメージとは異なる死神。
外見とかもそうですが、仕事?内容がユニークです。
死んでいるのに気が付かない。
死んでいるのに納得しない。
その理由は人それぞれで。
重たいテーマなようですが、引きこもりで現実逃避が激しい主人公と、緊張感にかける死神のキャラクターのおかげで、重たさはなく。
読みやすかったです。
結末が意外でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「残念ながらあなたは死んでいます」
死んでしまったこと気が付かず普通の生活を送る人に
引導を渡す役割のイケメン死神
ニートでひきこもり、妄想全開!の主人公が
何故かアシスタントを務めるハメになり。。
いくつかの「死」を見たあとに、主人公が行きついた
衝撃的な事実は。
全体に漫画チックな小説。 アニメ化にむいてるかも?
ラストのっひとくだりは、個人的にはいらなかったかなぁ
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読みやすく上手くまとまっていたと思う。
会話のテンポも丁度よく、死神と主人公の掛け合いも面白い。
たぶんこうなんだろうな、と思っていたことがやっぱりそうで、だけどそのふせんも自然でスムーズに読める。
「ほとんどの人間はね、『言いたいこと』しか言わないんだよ。『言うべきこと』じゃなくて『言いたいこと』ね。あるいは『言っても言わなくても、どうでもいいこと』そういう人は嫌われないよね。害がないし。だって『言うべきこと』ってだいたい耳の痛いことだから」
「遅いんだ。なにもかも。なんできみらはいつもそうなの?自分はやれたのに、やらなかったことを、終わってから嘆くの?人間ってのはね、いつか自分が死ぬことを理解している唯一の生物だよ。だから言葉を得て、智恵を繋ぐことを覚えた。文字を発明して、書き残すという手段を使った。先人たちはみんな言ってる。人生は短い、だから為すべきことを為せって言ってる。なのに理解していない。明日死ぬとわかっていたらすることを、今日という日にすることはない。一番大切なことを、いつも後回しにし続ける」
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
榎田ユウリさん網羅しつつある(笑)
うーん主人公が共感できちゃうからやだ(笑)
死神はかっこいいんだろうけどなんか軽いし
あんまり好みじゃないかな
イイハナシ系はあまりすきじゃない
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
最後の写真をおばあちゃんと一緒に撮るあたりの展開から、あーこれはこの主人公も死んでるなぁーと思っていたらそこからまたさらにもうひと落ちあって、足元をすくわれた。
次巻はどういう展開なのかが気になる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
死神と会って死期を悟るのではなく既に死んでいることを自覚させられるって…あー業務っぽい死神だなぁって思いつつ憎めませんね。
最期を感じることで本領発揮できるパワーもわかるからラストもすごく納得できて。
余見さんは美形キャラでなきゃダメです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
明日やる、そのうちやるは、止めて、今日できることは今日やろう、人間明日はどうなるかわからないのだから…
と、美しい死神をとおして語ってるんですね。
ストーリーはまあ… そんなことだろうなと想像はついたけどね。
ラストの章は、ちょっとどう判断して良いのか(笑)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
かっこよすぎる死神と漫画家志望のニートの梶.最後で妄想が現実に追い付くような不可解な構造.死んでることに気がつかず習慣で動くというのが,ゾンビではないながら不気味.
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
前情報なしの衝動買い。
本屋さんで「何かないかな~」って見ていたら、≪2016年女性に最も読まれた本≫的なポップで平積みにされていました。
ライトノベルで読みやすそうだし、表紙の死神も素敵だったので即買い。(笑)
伊坂幸太郎さんの「死神の精度」もそうだったけど、死神って言われて誰もが想像する像とまったく違う死神が登場する。どちらも人間とは「死」に対する価値観が違うから一般人の主人公とはいろいろ行違う。
こちらの死神はさらにイケメンで軽い。
でも、そんな死神に振り回されながら、なんとなく時間を無駄にしながら生きてきた主人公は「生きること」について「死ぬことについて」考えることとなる。
読みやすくポップな展開ながら、ちゃんと伝えたいことが伝わってくる作品でした。
手軽さからも若い層の人たちに読んでもらいたなと思いました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
登場人物よりもストーリーに惹かれて最後まで読んだ。登場人物には最後まで惹かれず。あちこち身につまされたり苦笑いしてしまう点があって、読んですっきり、とはいかないように思う。
今できることは今しなければ、と思わされるけれども、読後のなんとも言えない後味の悪さがあって再読の予定なし、次巻もしばらくは探さないと思う
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
最後のオチがびっくりでおもしろかった。
こうだろう、こうだろう、と思ってたら、そうじゃなくて。
あれ、やっぱりそうなんじゃないか!
って思ったらひっくりがえされて、でも……。
意外でした。