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痛快でユーモアたっぷりのミステリー。
丘晴人は、中2で家は「有限会社オカリナ探偵局」を営んでいる。
両親の手伝い⁉︎で町の困りごとに立ち会うことが多いが、なかでも不思議な出来事に首をツッコミがちである。
名前が丘晴人なだけにオカルト好き…と思われている。
手伝いの流れでお使い物を頼まれた晴人が、間違って迷い込んだのは「ひらめき研究所」という廃墟かという所だが、そこでひとりで研究しているのは、29歳の暁ヒカルという風変わりな女性。
だがこのヒカルは、晴人の持ち込む謎を次々と解明していくのである。
スパーンと解いていくのがとても気持ちいい。
それだけでなく天才博士と自称するヒカルのキャラがズバッとツボにハマってしまい笑える。
オカルト少年と天才発明家のアラサー博士のコンビが絶妙に面白く、距離感もいい感じ。
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両親がやっている「オカリナ探偵局」。もちろん大きな事件をスパッと解決!なんてはずもなく、浮気調査や迷子の猫探しなどが主な仕事。
そんな両親の元に育った僕丘晴人はオカルト好きな中学生だ。
ある日偶然知り合った自称天才発明家暁ヒカルが、日常の中に巻き起こる一見オカルトのような現象を科学の力で解き明かす。
そんなヒカルと晴人の活躍を描いた作品。
狐憑きや幽霊屋敷、幽体離脱などのオカルト現象のトリックを解いていくヒカルのキャラクターが面白い。
筆者らしいコミカルで軽いタッチが読み易くて楽しい作品。
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ドラマみいな物語だと思ったら……謎解きはディナーのあとでの著者作品でした。
オカルトのお話を化学で解決!
キャラも濃い!
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『謎解きはディナーのあとで』の著者である東川篤哉さんが新聞で取り上げられていて、最新作の本作が紹介されていたので読んでみました。
オカルト好きな男子中学生が、自称・天才発明家の女性博士と一緒にさまざまな超常現象のトリックを見破り、難事件を解決していくユーモアミステリー。一言で言えば、子ども向けガリレオ。
子どもたちにも読まれるものを書きたいとの思いで本作が書かれたようですが、作中に出てくるギャグが『ザ・たっち』の『ゆーたいりだつぅ!』など、子どもが分かるのか?というものがチラホラあったのはどうなんでしょう? 個人的にはクスッとしましたが。
本作にはあまり入り込めなかったのですが、『謎解きはディナーのあとで』をまだ読んでいないので、そっちから読んだ方が良かったのかな?
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読みやすい。語り手中学生で、安楽椅子探偵になるのは怪しげな自称天才博士。トリックにあれ?というのもあるがまあ、ラノベとして甘受。
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どちらも一言で言い表せるような癖ながら、互いを引き立てあってテンポよく会話が進んでいくのは読んでいて面白かった。
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夫婦で探偵社を営む家の中二の息子、丘晴人。ひょんなことから役に立たないものを作っている(と思われる)暁ヒカル(29)と知り合う。彼女がオカルトに見せかけた謎解きを晴人の話から推理する。
短編5つ。
天才博士とあの世からの声
天才博士と赤いワンピースの女
天才博士と幽体離脱の殺人
天才博士と昭和の幽霊
天才博士と靴跡のアリバイ
殺人や不倫などはあるけど、コミカルな感じで謎解きが進むのと、目線が中二なので、ポプラキミノベルなどでティーン向けに出せそう。ルビなし。