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電子書籍
深い
2020/10/11 09:58
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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
巻頭のカラーページが表紙の幻想的な感じとは違って色使いが強くて以外だった。話は1巻とは違い無常感が強く、より奥深くておもしろかった。ギンコがトボけた風でおもしろい事とか言ってくれると最高なんだけどな…
電子書籍
文字の持つ魔力
2020/08/05 14:46
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
底知れぬ不気味さをたたえながら表面上はそれほどホラーでもグロテスクでもない傑作である。
あちらこちら旅をする主人公を描いた連作短編集の形態をとっているため、全体のストーリー構成を気にすることなく一つ一つの短編に注力できるのが良い。第一巻冒頭の作品もあったが中島敦の文字禍を少し思わせるような「文字の持つ魔力」を扱った話が印象に残った。
電子書籍
虹蛇
2019/01/13 11:47
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投稿者:mike - この投稿者のレビュー一覧を見る
虹蛇という虹に似た蟲が出てきたのが印象的でした。蟲が最初から虹に似た姿だったのか、虹に姿を似せたのかどっちなんだろう。
紙の本
溢れる魅力。
2002/07/17 01:55
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投稿者:かなめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。2巻ですが独立して話は進んでいますので、楽しめます。絵に惹きこまれて手にした本ですが、面白い内容です。昔話を読んでいる感覚です。蟲と人間との関わりを題材にしています。時に苦しめる蟲がいたり時に幸せを齎す蟲であったり。それを退治したり収集するのが蟲師・ギンコ、主人公の役目です。主人公の詳しい紹介は無く謎ばかりですが、今後どのように読者に読ませていくかが楽しみです。
紙の本
終わりなき日常を生きる!
2002/06/25 00:46
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投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「生き神だったこ頃は 陽が暮れて衰え始めて眠りにつく時 いつも とても満たされた気持ちで目を閉じられたのに
……恐ろしいの
目が覚めても ただ 昨日までの現実の続きが待っている」
妖かしか、それとも幽霊か。
昆虫でもなく、鳥でもない。
そして、見えない人も多い。
「蟲」を操る隻眼のギンコ。
「蟲」がひきおこす様々な事件を解決する!
一巻と同じく、この一冊も短編連作集。
いちばん印象的だったのは、「露を吸う群」だ。
蟲に寄生されて生き神となり、一日を寿命とする蟲と、同じ早さの時を生きる少女。
ギンコは彼女から蟲を取りさるが、彼女は、不安を覚えるように……。
オウム真理教の事件が起きたころ、いまの若者は、「終わりなき日常」に耐えることができない、というようなことがよく言われた。
ただ、延々と、変わり映えしない毎日が続いていくことに、我慢ができないと……。
そんなことを思いださせる短編だ。
一巻の書評のときに、この作者は大型新人だ、と書いたけれど、それが裏切られなくて嬉しい!
むしろ、さらにテーマは深く、キャラクターのもらす言葉はせつなくなってるんじゃないだろうか。
懐かしさを感じさせる絵と舞台に、新しさを感じさせるストーリー。
ぜったいオススメの一冊だ。