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ゆうきまさみ先生の作品は読んだことが無かったですが、面白かったです。
この兄妹のやり取りを見ていると非常に心が和やかになります。
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「ゆうきまさみが!」と物議を醸したというので何だろうと思っていたら、こういうことなのだ。冒頭カラーページで始まるマンガは、BL、つまり、ぼういず・らぶ、なのだ。ゆ・う・き・ま・さ・み・が!
それは実は作中作というやつ。マンガ家を志す女子高生・渡瀬かおるが書いたマンガで、彼女は新人賞を取ってその授賞式。しかし実は受賞したマンガは大学4年で就職浪人に陥りそうな兄・弦太郎がてきとーなペンネーム=妹名義で応募したものだった。自分の書いた熱血少年マンガが受賞したと思い込んで受賞してしまったかおるは本当のことをいえぬまま弦太郎の助けを借りつつBLマンガ家として次回作を描かねばならない。というストーリー。
で、毎話、冒頭には作中作のBL作品が3ページばかり。しかし作中作とはいえ描いているのはゆうきまさみには違いないので、それでは面白くない。そこで彩色だけ毎回別のマンガ家にやってもらって、あたかもゆうきまさみが書いているんじゃないようにするという企画付き。それでもゆうきまさみの絵はゆうきまさみの絵なんだが。
そしてかおるはBLマンガ家として成長していくのであった。
ということが描きたいのではなくて。
熱血一直線のかおるが冴えない兄の忠告を聞いてストーリーテリングを直しているあたりは、ゆうきまさみのマンガ入門。彩色がかわるだけでこんなにかわります、なんていうのもマンガ実習編かも知れない。それから嘘かまことかはわからないが、ゆうきまさみのギョーカイ裏話。というのがこのマンガの面白いところかも。なかなかにメタなマンガなのだ。
件のマンガ賞受賞作のタイトルでもある「でぃす×こみ」の意味は表紙に書いてある通り「discommunication」のことなんだろうが、「ディするコミック」とかいろいろに取れそうでもある。当面、「でぃすこみゅーじっく」ではなさそうだが。
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とりあえず、ゆうきまさみのコメディなので中身も知らずに手を出した。
たしか予約して注文した。
あけてびっくり、世にも珍しい「ゆうきまさみのBL本」(??)だった(^^;
主人公のかおるちゃんの「こんなにBLばっかり描けないよーー!!」という毎回の叫びがそのまま、ゆうきまさみさんに重なるような気がして読者としては楽しくて仕方が無い。
OUT時代からゆうきまさみさんの作品を追っかけているので、もう何を描いても受け入れます!
ということで、ネタが続く限りは買い続けましょうそうしましょう♪
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1巻~2巻まとめ読み。
少年マンガ家を目指す女子高生が、思わぬ形で、思わぬ作品でプロデビューして・・・。
実際にデビュー作を描いた「ある人物」や、編集者たちの助けを借りながら、漫画家として成長していく主人公。
作品をおもしろくするために、読者を引き付けるためにどんなことを考えて描いているのかがわかる。
各話の冒頭は毎回作中作(主人公が描いている漫画)になっている。その部分がカラーページになっているが、ゆうき先生の絵に、毎回違う漫画家さんが色付けしているらしい。
色付けだけでも、「ああ、この人か」とわかる個性があって、それも楽しみ。
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「新九郎奔る!」の広告で知って購入。
裏表紙に設定がばらされているけれど…第一話の冒頭、作品の肝となる「謎」が伏せられた状況から始まるので、ネタバレ即悪を信条とするわたしには、内容的な事は何も書けない。
マンガ家の話。
BLがテーマではあるが、性描写的な部分は無い。
性描写以外の部分もBL成分は希薄。
ベテランの描く、話の構造の妙が光る作品。
そしてベテランじゃないと嘘っぽくなる絶妙な作品。
マンガ買いが舞台のベテラン漫画家の作品なわけで、間違いない。
単行本ではあるが、巻頭だけでなく各話の最初にカラーページがある特殊な構造が特徴。
色付け作家が色々おられる仕掛けもあるそうな。
成原博士は出てこないが。
「新九郎奔る!」で知ったマンガの作中漫画の主人公に新九郎がいたのも喜んじゃった。
・・・まぁ別の新九郎君だけど。