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感想
ずっと取っておきたい。思い出がいつ心に灯るかわからないから。だけどあの人はそれを許さない。よっぽど捨てたいらしい。スッキリがいい。
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#捨てたい人捨てたくない人 #群ようこ さん #読了
登場人物の面白さに笑いが込み上げてきた。
私は結構潔く使わない物は捨てちゃう方なのですが、愛着ある物ってなかなか捨てられないんですよね。この前リサイクルしたばかりなので、タイムリーでした。
断捨離したくなります。
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溢れかえる洋服、本、フィギュア、溜め込んだ
非常食、密かに隠した写真に手紙…。これは、
捨てる!あれも…捨てる?身内の身の回りを
”断捨離”しようと右往左往する人たちの連作小説。
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解るわぁ(笑)
本の件(笑)
私も断捨離中。
引っ越しのために本を整理しているから。
でも本に興味のない家族にしてみたら、全部売りにいったら?と。
違うんだな。そうじゃない。
たとえ読む時間が無くとも本に囲まれている生活のなんと幸せなこと❗
多分この感想を読んでる人はきっと共感してくれるはず
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軽めの短編集
物を捨てることの背景にある感情とか人間関係を整理したい気持ちに寄り添ったような短編集
「気持ちの整理」の部分と、実際に物を捨てていく作業の部分とそれぞれに共感しながら楽しく読めてしまった
いやな女だな、と自覚はありつつ一番寄り添えたのは「結婚にあたり私はこれだけ趣味の物を捨てたんだから、あなたも同じだけ物を捨ててほしい」と強要していく話
この感情の行き着く先に幸せはないとわかっているのにね。
(ざっくりと)
・人生うまく生きてきた妹が、苦労してきたお姉ちゃんの洋服を断捨離して本当に似合うものだけを残すお話
・出ていった息子の妻の荷物を整理する話(これは本当に物理的に「捨てる」過程がメインかも)
・本とフィギュア、それぞれ収集癖のあるカップルが結婚に向けて荷物を減らそうと努力する話
・備蓄壁のある母親の物を減らそうと奮闘する娘の話
・夫が不倫していたことを突き止めていく娘と妻の話
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「捨てられない姉 捨てさせたい妹」
「息子の嫁の後始末」
「本好きとフィギュア好きの新居問題」
「溜め込みすぎる母」
「夫の部屋」
断捨離をテーマにした5話収録の短編集。
終活や断捨離なんて言葉が日常的に使われるようになった昨今。
私もなるべく物を増やさない様に心掛けているので興味深く読んだ。
1話目は洋服に纏わるエピソード。
着用しないのに捨てられず取っておく感じ。
わかるわかる。
買って満足し一度も袖を通してない洋服あるある。
本好きとフィギュア好きのカップルの攻防には頷けるものがあった。
最終話の夫にはウンザリ。
別れて良し!
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ある程度歳を取ると、断捨離することが多くなるすべての面でそうしないと後々困る。なかなか捨て難いものもあるが思い切りも大事。いつまでも取って置いても子供たちに迷惑、早く断捨することが後々迷惑がかからないと思う。
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表題に纏わる5編。
あるある編から、だんだんホラーになっていく(笑)
情景豊かな作家とは対極にある、淡々とした書きっぷり。
大作に疲れたときはホッとする。
けど、物足りないときもある。
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【この問題、リアルなのです。】
モノの怖さ。
モノへの執着。
この短編集は、モノを捨てることができる人、なかなか捨てられない人、ため込んでしまう人、を中心にエピソードが展開される。
服、趣味のものー本、フィギュアーを捨てられるか捨てられないか、食料をどう処分するか、そして最後の話は不倫の絡む品々を暴き、敵を打つ、、、。
はじめの、服のお話は、あるあるかもしれないし、OK、って思った。妹のあいだの価値観の違いは、まあ、優しいもんで。
一人暮らし、っていうところが、スムーズ。
共同生活になった時、この捨てられる、捨てられない、はそれ以上の問題になる。
とくに、夫婦、の関係は、時にジェンダーの問題になる。政治問題だ、と思う。
最後のストーリーは、異例、というか、モノを捨てる捨てないの話ではない!思った。母を救う娘の姿、尊敬する。一緒に旦那を捨てさせる。
この問題、うちの家でリアルなのです。
そしてあらためて、
ずっと誰かと暮らすって、この狭い都会では不可能と思える。
逆にずっと暮らせる人と出会えることが奇跡なのだろう、と。
空間に限度があり、一方、この価値観の違いの許容範囲にも限度があるはず。
モノに対する感覚、執着心って、なんでこれほどしつこかったりするんだろうね。
同じものでも、人によって、完全なごみになったり、もったいない、みたいな感じになったり。
昭和世代だと、欠乏の時代もあり、もったいない、とできるだけため込むことが大事、みたいなのが染みついて、モノがあふれる時代にもその考えが凝り固まって変えられなくなっていたりするのだろうか。
自分自身についてもいえるのだけど。割とため込んできたものが、でもやっぱりよく考えると当時はあったに越したことがないと思ってたけれど、今歯逆にどう捨てるか、どう差し引いていくか、が人生において何事にも重要だったりする。
同棲者のものもちに苦しんでいる人、共感します。
・・・
自分で溜め込んだ服の多さに不快になる。そんな中で読んだ本だったけれど、
最終的には共同生活に対する不安と、不満と、社会の不条理についての思考に至ってしまった。
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群ようこさんらしい一冊。
私はなかなか捨てられないタイプなので、耳が痛い部分もありましたが、どの話しもあるだろうなぁと楽しく読めました。
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タイトルにぐっと引き寄せられる人が多そうです。大体の人はどっちかに寄りますよね。
自分は捨てたくない人。片付けたい気はあるけどモノだらけです。
けれど本書の各短編に出てくる捨てられない人はかなりのコマッタさんが多い印象。最初の服を捨てられないオネエチャンはまだかわいいと思えるほど、あとの章に出てくる捨てられないオトコたちの情けなさが際立っています。
(ガンプラマニアとエロ思い出収蔵オヤジ…)どれも「結構どこにでもありそう」な話だけに、読んでる方も苦笑いしつつちょっと自分の身に寄せながら考えさせられます。(そんな深刻じゃなくてははーんって程度ですけどね)
自分は捨てられない人だけどここまでひどくないないもんね、とひと安心(?)
気軽にサクッと読書したい時は群ようこさんがいいですね。
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ただ今、断捨離の真っ最中。ということで手に取ってみた一冊。
5つの短編のどれもが「こういう人いるよねー」と思えて、身近な知り合いを当てはめながら読んだ。
私は、捨てたいのに捨てられない人。
溢れかえった物たちと格闘する登場人物をみて、こんな風にならないように頑張って片付けよう!と決意を新たにしたのでした。
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実母が介護施設に入居し、季節ごとに洋服を持って行くようになって、母が随分と必要のない服を溜め込んでいるのに気が付きました。それからは今後必要でないだろう、少し痛んだ衣類は処分し、その勢いで今回の衣替えの際には、私もくたびれた衣類を処分しました。
群ようこさんの作品は世代が近いこともあって、いつ読んでも、共感できるものが多いですが、今回も笑いながら、納得した作品です。
この作品を読んでいる途中も、私も思い立って最近体に合っていないな、と思われる衣類、ステンレス製品で、年数が経ち劣化してきたキッチン用品も処分しました。
自分のサイズに合った服は着ていて気持ちがいいですし、デザインも古びた感じがなく、キッチンも物が少なくなると片付けも楽です。
今後は少しづつものを増やさず、心地よく暮らせるようにしたいです。
そういう気持ちに自然とさせてくれる、実用本ではなく、小説というところが嬉しいです。
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断捨離をしなくては・・と思いつつ、重い腰が上がらない。。
自分に喝を入れるために手に取った一冊。
あるあるでした。
特に本!!!
普段読まなくても、手元に置いておきたーい!!!
なるべくお気に入りの本だけを手元に残すようにしているけど、
やはり月日とともに、どんどん増えてしまうのです・・。
でも本に囲まれてるのが幸せなんです!!
ということで、本以外の断捨離を頑張ります(笑)
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身内の身の回りを「断捨離」しようとする人たちの右往左往を描いた全5篇の短編集。
身内なら…自分のものでないなら、それいらないでしょって捨てるのは簡単。
だけど自分のものはなかなか捨てられない。
やっぱり思い出とか気持ちが残っているのかも…と。
まぁ、いつかいつかと思っているうちに溜まってしまって片づけるのも体力いるし…と放っておいてそのまんまがずっーと続くのだろうかと思うと悪循環だなとなるのだが…。
使ってないもの思いきって捨てようとなるか…。
〈捨てられない姉捨てさせたい妹〉
43歳独身の姉は、引っ越しのため洋服を処分しようとするがなかなか進まないのに対し、14歳下のバツイチ妹は、元セレブでタワマンも貰い働かずともや裕福な為、新しい洋服をプレゼントするから古くて着ないものは捨てようと言う。
〈息子の嫁の後始末〉
2歳の息子を置いて出てしまった嫁。
息子の転勤で妻も孫の世話のために一緒に行った為、逃げた嫁の部屋の荷物を処分するために奮闘する老父。だがなかなかの物の多さと派手な下着に簡単ではないと悟る。
〈本好きとフィギア好きの新居問題〉
一緒になるということはお互いの趣味を理解していないと難しいことだと実感。
本好きには辛い決断…。
フィギア好きはなんとかしようとアレコレ考えるが…。
〈溜め込みすぎる母〉
72歳でひとり暮らしの実家の母からの連絡。
行ってみると四畳半の部屋の中が、段ボール箱でいっぱいになっていた。
地震のための非常食として買い込んだ大量のカップ麺や缶詰やレトルトカレーにペットボトルの水。
賞味期限切れのものもあり…
しばし茫然となる娘。
〈夫の部屋〉
結婚後、夫の浮気も何度か疑いながら暮らしてきた妻が、娘の口添えもあり夫が検査入院した際に部屋を調べてみると出てくるわ出てくるわ…浮気の証拠となる写真やエロDVDやVHSビデオなど。
はい、それ捨てましょう。と身内なら言うでしょうね。