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大江健三郎「洪水は我が魂に及び」を読んで以来、
いつか読みたい、読まねばと思っていた、
ドストエフスキー「ブラザーズ・カラマーゾフ」。
勢いでいま話題の光文社の古典新訳版を購入してみたら、
これが大失敗。
開始5ページで我慢の限界、びりびりに破いて終了。
翻訳以前に日本語の文章が書けていない
2011-09-22 02:41:03 Twitterより
調べてみた所、この亀山郁夫って翻訳者、
方々で誤訳と読解力の低さを問題視されてる、
「困ったちゃん」らしい。
ロシア語の読めない僕に今それを検証する方法はないが、
誤訳とか読解以前に日本語が書けてないのよ。
この程度の言語能力じゃ原文の内容も理解出来てないだろう。
新潮社版を改めて買うかな~
2011-09-22 02:46:27 Twitterより
結局、新潮社の原卓也さんの訳で購入。
難解とか退屈とか言われてるんで何となく避けてたんだけど、
これ、めちゃくちゃ面白いぞ。
訳が上手いのか、読みやすい。これのどこが難解なんだ。
一気に上巻読み切った
2011-10-24 00:48:19 Twitterより
読者を引き込む語りと描写の魔力に溢れた凄まじい作品でした。
特にアリョーシャが大地と包容するシーンの美しさには震えた。
「魂の救済」というテーマはそのまま、
大江健三郎「洪水は我が魂に及び」へつながる。
最後の唐突で不穏な終わり方がまじで残念だ。
2011-10-26 12:43:15 Twitterより
カラマーゾフの3兄弟では、やはりミーチャが一番魅力的だ。
無神論者のイワン、信心深いアリョーシャという両極端な2人は
設定に過ぎないとすら思える。
この作品で特に印象的だったのは、
なんと言っても生々しい感情の発露、それに伴う魂の動き。
行き場を失った魂が、救済を求めて叫び、震え、赦しを請い、感謝し、
そんなシーンに溢れている。
そこを最も描かれているのがミーチャだ。
2011-10-29 20:48:32 Twitterより
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どう考えても名作。読まなきゃ人生損してる!というか読んだら人生変わります。おそろしいくらいハイテンションでノンストップ。上巻の最後のあたりには、全3巻の中でもかなりすばらしい場面が。イワン!
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人間の内面の複雑怪奇さと、それを内包した人間同士の関係の間で、読むたびに新しい事に気づかされる作品。
また、私にとっては信仰とはどういうものなのか、考えるきっかけにもなった本。
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読むのにだいぶ時間がかかりましたが...さすが文学史上に残る大傑作!!ここには小説のすべてがつまっている。
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なかなか1つのシーンから先に進まなかったりして、展開は分からず、情景も浮かばずで、いきなり読んでも、てんでワカリマセン。ストーリーをある程度知っておいてから、読んで、やっと分かってくる、読書家でも大変かも。それでも、荒んだ人間心情を知りたい人に。
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結構いきづまったときに読むとぐっときます、何回読んだかわからないのですが読むたびにほんとに色々考える。なんだ、人生ってなんだ。人間って何だ、欲って何だ、信じるとはどういうことだ。何だ、何だと孫一みたくなります。愛って何だ、ためら(略)まだ上巻の半分くらいしか読んでません。ぼちぼちいきます。
at osaka st.
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世界の文豪ということで、身構えてしまいがちだが、実際はロシア版渡る世間は鬼ばかり(観た事ないけどなんとなく)。文豪の預かり知らぬところで、お笑い爆弾が至る所でセットされている。はなしに出てくる奴が、片っ端からひとくせもふたくせもあり、何かにつけ他人の足をひっぱろうとする。ガチでおまえが悪い、お前の方が悪いと垢抜けない会話のループがそこらじゅう。この作品のテーマとか、そんな小難しいことは抜きにして、ギャグ作品として愉しむのも乙。ドストエフスキー、冗談きついわーとさりげなくつぶやいてしまう。
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最終的に村上春樹が目指しているのはここ?現在までの世界最高の小説とも言われる。ツアーの度に持ち歩くというルーリードは「読む度に、違う読み方が出来る」と言っている。
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読みたくてもがまんしてドストエフスキーの最後に読む!と決めていた本。すごい。やっぱりすごい。名作、大作です。今までは主人公が際立って活きていましたが、カラマーゾフではいろいろな人がそれぞれに活き活きと描かれている気がします。そして神の問題・・・。あと3回は読み直します。
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意外ととっつきやすい。そして非常におもしろい。ドストエフスキーの思想もけっこう好き。今読んでも古くない。傑作。
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「どうして君はそんなに純情なんだろう?君だってカラマーゾフなんだぜ!」アレクセイ=アリョーシャだったり、ドミートリイ=ミーチャだったりするので、混乱する。結局人名は出てくるはしから書きとめときました。
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上巻で興味を引いたのは、「場違いの会合」で 教会と国家というこの二つの別個の実態の混淆状態はいうまでもなく永遠に続くだろうという過程―もともと実態の根本に虚偽が潜んでいるのですからそれを正常化することはおろか 一応の妥協状態にもっていく事はありえない。 すごいまだゲーム理論などないころに戦略ゲーム的思考をしている。
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・・・アレ?何だか、画像が違うぞッ!!何で、上巻だけ。。。中・下の赤バージョンが持っているやつです。
読みにくいのかな〜と思っていたけど、全然そんな事のない1冊。
18世紀のロシアの宗教観なんて馴染みが無かったから、へぇ〜ってカンヂです。
兄イワンの「神が存在しなければ全てが許される」とゆぅのは、これを読んでなくても聞いた事のある有名な言葉ですよね。
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私のこれまで読んだ限りでは、人類史上最高の作品。人の罪はどうして現れ、そして償われるのか。罪を背負って、人はどう生きるのか。『罪と罰』を書いた後に、ドストエフスキーが彼なりにたどり着いた「救い」の姿がここにある。読後にカラマゾフ家の誰しもに共感してしまうだろう。その「罪」と共に。
アリョーシャを中心に展開する議論はどの章も読ませる。章単体でも十分身になるだろう。連載形式で書かれたので読みやすい。長いが、耐える価値大有り。但し、『罪と罰』を先に読んでおくこと。涙が止まらない!
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図書館で貸してもらったので古い装丁でした。今のに比べると文字がだいぶ小さいです。読んでいるうちにだんだん文字が大きくなります。ロシア人は格闘家しかビジュアルが思いつきません…。