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自分の周りの「職場を腐らせる人」は、明確な意図があるのか不明だが、結果としてそうなっている人もいるのだろう。自己保身のために、他人を巻き込み、腐らせていく。この読書で、自分がそうならぬよう、そして、自分が攻撃を受けぬよう、の対策ができる。
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感想
失う恐怖。大人になっても続く。個人の目標と集団の目標がズレる。ではどうするか。目標を一致させる仕組みを作る。継続が目標。
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■ストーカーに多い現実認識のズレ
①都合のいいように現実を歪曲
②「幻想的願望充足」
③高すぎる自己評価
■「エロトマニー」とは、相手から愛されているという妄想、つまり恋愛妄想である。
■職場を腐らせる人を変えるのは至難の業ということ。ほとんど不可能に近いと言っても過言ではない。その4つの理由は、
①たいてい自己保身が絡んでいる
②根底に喪失不安が潜んでいる
③合理的思考ではなく感情に突き動かされている。
④自分が悪いとは思わない
■職場を腐らせる人が自己正当化に終止する思考回路に拍車をかけるような構造的要因が現在の日本社会にはいくつもある。その最たるものは、
①平等幻想
②渦巻く不満と怒り
③「自己愛過剰社会」
■「三つ子の魂百まで」という諺もあるように人間の性格は遅くとも18歳を過ぎると本質的には変わらない。
17世紀のフランスの名門貴族、ラ・ロシュフコーの言葉「狂気を癒す方法は見つかるが、根性曲がりを矯正する方法は全く見つからない」。
■弱くておとなしい人がターゲットにされやすい一因として、なかなか断れないこともある。その三つの要因は、
①権威への恐怖
②罪悪感
③承認欲求
■他人の評価に耳を傾けすぎると、それに合わせようとして振り回され、悪循環に陥りやすい。
①他人が自分についてどう言っているかを気にするほど、自分の判断に自信を持てなくなる
②自分の判断に自信がなくなるほど、自分の価値について不安になるので、他人から認められたい欲求が強くなる
③他人に認められたい欲求が強くなるほど、気に入られるようにしようとするので、他人の評価をますます気にするようになる。その結果、何をするにも他人の評価に依存し、顔色をうかがわずにはいられない。
■ターゲットにされやすい人の特徴
①他人の話を真に受ける
②経験不足
③何となくおかしいという直感に蓋
④他人を喜ばせたい願望が強い
⑤自信がない
⑥他力本願
⑦波風を立てたくない
⑧孤立している
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これを手に取った私は病んでるんだろうなぁと思いながら読了。
しっかりと自分を持って、仕事しようって思いました。
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誰でも本能的に自分の精神を平安に保とうとする。精神が崩壊しないように守ろうとする。そのために他人を陥れようとする。人のプライドを傷つけてほくそ笑む。自分をより良く見せようと背伸びする。
程度の差こそあれ、ほとんどの人が持っている感情、行動なのではないだろうか?普通はそういうものをコントロールして社会生活を送る。押さえ込めずに程度がひどくなって、自分で自分を思い込ませたり、幻想を抱いたりし始めると病気なのだろう。
仏教で「苦しいの原因」となる煩悩の中で、最も根源的なものが「貪瞋痴(とんじんち)」で三毒だと言うらしい。それぞれ「欲しいものなどに執着する心」、「怒ること、腹を立てること」、「真理を知らず、物事の理非の区別がつかないこと」とのこと。これらが苦しみを生む。三毒のせいで自分も他人も苦しめているのが腐った人なのではないだろうか?
私個人としては幼少期から青年期までの間に少し苦労して、いわゆる精神修行を積んだ人の方が、無闇に他人のプライドを傷つけたりしない、「できた人間」になれると思っていたが、どうも人間は自分の苦労を誰か他人にも味合わせたいと思うらしい。難しい。
以下メモ。
職場を腐らせる人を変えるのは至難の業。ほとんど不可能。その理由は、①たいてい自己保身が絡んでいる、②根底に喪失不安が潜んでいる、③合理的思考でなく感情に突き動かされている、④自分が悪いとは思わない。
「羨望」は他人の幸福に我慢ならない怒り。「嫉妬」は自分の幸福を奪われるのではないかという喪失不安。女性が隣家の美人妻を羨ましく思うのは羨望。その美人妻が自分の夫と楽し気に話しているのを見て、夫を奪われるのではないかと不安になるのは嫉妬。だから嫉妬の方がより陰湿で、合理的判断を妨げる。