紙の本
これでさらに安心♪
2002/03/01 21:02
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さなえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『子どもへのまなざし』を読んで、安心した人がいる反面、なかなか本に書いてあるとおりには出来なくて、不安感を抱いている人もいるようです。そこで、この本では『子どもへのまなざし』を読んだ読者からの質問に答える形式になっています。
例えば、出産後に母子を離す期間が長いと母親に母性が育ちにくい(だから、出産後はすぐに母子同室にした方が好ましい)、という内容や、妊娠中に精神的ダメージを受けた母親から生まれた子は情緒不安定になりやすい、という内容に対して、「自分はこれに当てはまるが、どうしたらよいでしょうか?」という質問が読者から寄せられ、これらに対して、著者は丁寧に優しく答えています。
マニュアルどおりにしなければ気がすまない、という保育者たちに、さらに安心感を与えてくれます。
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前編を読んで、本当にこれでいいの?と
疑問をもった読者の方の問いに答える本。
両方読んだら理解が深まります。
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町の子育て講座に来られた精神科医師の先生のお話が大変よかったので、早速著書を拝読しました。
この本を読んでいると、心が優しくなり、我が子のみならず、他の人の子どもにまで、優しい気持ちが持てる本でした。何回も愛読したい本です。
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「子どもへのまなざし」に寄せられた読者からの質問・疑問にQ&A形式で綴られており、前作で提唱されていた「子どもの要求は全て叶えてあげる」というのをベースに、母性と父性のあり方・大切さが加えられ、昨今の子供による痛ましい事件との関連性にも触れて詳しく説明されていす。前作では殆ど触れていなかった障害児に関する章もあり、障害のタイプ・症状の違い、周囲の人からは理解しがたい行動の理由を実際の事例を挙げながら解説されており大変勉強になりました。
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・・・子供たちは親に相談したって、らちがあかないと思っているし、それに親が解決してくれるとは思えないのでしょうね。小さい頃から親にいろいろな事を相談して、解決してもらっってきた経験があればいいのですが、そういう経験がなければ、子供たちは相談してもだめだろうって思ってしまうのです。・・・
http://yaplog.jp/familys_dream/archive/95
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そして…
『子どもへのまなざし』を読み終えた方…
また初めての方でも 質問形式のわかりやすい一冊。。。
「続 子どもへのまなざし」です。
一章では…
「子どもへのまなざし」を読んだ方からの不安や疑問に
佐々木先生が丁寧に答えてくれています。
二章では…
子どもたちにとって大切な母性と父性について
三章では…
いじめ問題 不登校について
育児と社会のかかわりについて
四章では…
障害のある子どもたちについて
この子どもたちを どのように理解し
どのように育てていったらいいのか…
とても育児の参考になりますので
是非とも 読んでみてくださいね。
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よかった。
ひたすら子どもといることを楽しもう!と、穏やか思える本。
優しく、まわりに開かれる育児の大切さを感じます。幼稚園選びにも影響しそう。
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幸運なことに、佐々木正美先生の講演に一度だけ参加したことがありますが、内容はこの書とほぼ同じでした。
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Q&A形式になっているため、現在子育て中の母親にとっては読みやすく、わかりやすい。
佐々木氏は、自分より子供を優先するという古くから当たり前だったことが揺らいでいる現在について繰り返し警鐘を鳴らしています。佐々木氏の著書を読むと、子供を育てるというのはまず自分の生き方を見直すことだと思わされます。
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子どもへのまなざし続編です。
育児について様々な具体的な質問に答えてあります。
子どもの感情を 大人に例えて指摘されると納得させられます。
子どもだからとついつい上から物を言っている自分に反省します。
子どもの内面がしっかり書かれている優れた本です。
それから身近にいる障害を持つ子どもたちのことを知るのにも勉強になる本です。
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続編は、読者の質問に答える形であり、1と並行して読んでも面白い。だって、「子どもの望むとおりにできるだけしろ」と言われても、「我儘になるんじゃないか」と普通は思うよね。でも、希望を聞いてもらった子が、他の人の希望も聞けるようになる、というのはそうだな、と思う。気持ちを受け入れてもらった子が、その人のいう事なら聞こう、と思えるんだもんな。それは大人だっておんなじだよな。義父が、小学生になってもおっぱいを飲んでいたが、大人になって戦争中、戦争反対を唱え続けた人だったらしい。あの時代、自分の信念を貫き通すことなんて、なかなかできることではないが、存分に子どもの頃認めてもらったから、自分に自信をもって行動できるようになった良い例だと思う、と書いてあった。取りようによれば、頑固。そういう生き方をしてほしいかどうかはまた別か?それとも、そういう人が幸せか?つい、子どものころ我慢させて、大人になっても何がしたいかわからない、受け身的、そんな大人が自分を含めて多いようだが・・・。それはいい事とは思われていないが。今の日本では、「個性を大事に」「自分らしく」とかいいつつ、そんなのがんがんやったらブーブー言われると思う。だから中途半端にそういう事が求められているのが今の現状なんだとおもうけどね。
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2014年3月4日読了。育児本のバイブル(大げさ?)の前作に寄せられた質問への回答と、精神科を専門とする著者のダウン症・自閉症などに関する知見を解説する本。前作同様、穏やかでやさしく諭すような口調にほっとさせられる。前作での「子供をとにかく受け入れ、その欲求をかなえてあげなさい」というメッセージには私でも「本当にそれでいいんかいな?またそれができない親はどうしたらいいんかいな?」という疑問はやはり多くの親が共通して抱いた疑問だったのか。「頭がいいから・運動がよくできるから」子供を愛し受け入れる、という親の態度は、親の反応を伺わなくては自ら行動できない子ども・障害を持った他の子を見下すような子どもを生みかねない、というのは確かにそうかもしれない・・・。「君は君でいいんだよ」というお題目はお題目にとどめるのではなく、親が本気で実践すべきものなのか、肝に銘じよう。後半のダウン症・自閉症のくだりは、「子どもの障害が完治した夢を見て目覚める」親のエピソードなどを読むと、とてもつらい気持ちになる。それでも、喜びにあふれて「子どもを幸せにする」ことに全力を尽くせるのだろうか。さらに続巻も読んでみたい。
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自分の使命は、尊くて、しかも困難なものであることを認識させてくれる1冊。
そして、これから、どんどん、もっと困難なものになっていくことすら予想させてくれる。
それでも、その道を志すのなら、やっぱり目をそむけてはいけないのだと思います。
そして、誇りをもって。
最近、「幸せ」についてよく考えています。
物質的な幸せと、精神的な幸せについて。
若い頃だったら、けっこう気にしてなかったというか、避けてきた考え方なのに、なんか最近は、そういう考え方に頷く自分がいます。
物質的な幸せは、精神的な幸せとつながっていないなぁ。つながっていないというよりも、反比例しているのかも。
でも、今の物質的な豊かさを手放せるかと聞かれると、それは無理だという……。
この本は、あきらかにわたしの子どもへの接し方を変化させるだけの力をもった本でした。
それは、表面的なところでは、見えない変化なのかもしれませんが。
わたしたちの前にあるのは、希望でしょうか?絶望でしょうか?
それでも、何があっても、1歩1歩、子どもたちと歩いていかなければなりません。
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前作と重なる感じもしたのでかなりの流し読みでしたが、なんとなく読了。とはいえ障害のある子どものお話など、新要素もあり。
前作と、エッセンスは変わらず。でも前作を読んで、「そうは言っても難しいです!」「こんなふうに育てちゃったけどもう手遅れなの?」と思った読者からのお手紙に答える形で書かれているので、こちらの気持ちに寄り添ってくれてる感はあり、読む価値あり。
メモ。
ありのままを受け入れる。言い聞かせてできるのを待つ。これだけだ。
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『子どもへのまなざし』の続編。読者からの質問等にていねいに答え、親、保母の役割、障害を持つ子どもたちの育て方、愛し方を優しく導く良書。ここで筆者から鋭く指定される現代社会の課題は、初版から15年以上経った今さらに悪化しているように思う。人がお互いを支え合う地域社会・コミュニティの復興、あるいはそれに代わる何かを作り上げるにはどうすれば良いのか、現代に生きる一人一人が真剣に考えるべき課題だ。