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「多臓器不全及び反社会性人格障害」。政府によりそう定義された「奴ら」が跋扈する中、それに現実感を抱けず右往左往する人間たち…。そんな状況の中、いよいよ樹海から抜け出した英雄と比呂美は、感染のパニックに陥る群衆の中へ!!(Amazon紹介より)
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どうしても震災後の視点で見てしまうわけだが、災害時(まあこれは自然災害とはちょっと違うけど)にここまで周囲に無関心というか、自分は安全圏にいると思って過ごす人々、という社会の描き方は、やっぱちょっと盛りすぎというか、さすがにちょっとカリカチュアライズしすぎではないか、とか。作品のテーマ的に、この描き方で正解だとは思うんだけど、やはり現実の状況と比べてしまう自分がいる(震災後に描かれた作品でない以上、それは間違った鑑賞態度だ)。この先のどう描くのか、難しいだろうなあと思う。
それはともかくとして、今作での一番の急展開→場面転換して混乱する社会をしばらく描く→主人公達の描写に戻ると、すでに事態は終了している、という処理の仕方は良かった。いわゆる「悲しみ」イベントをさらっと流したりジャンプすることでカタルシスへ逃げ込まず、宙ぶらりんのまま緊張感と不安感を持続させるというこのやり方は優れている。
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ワンセグテレビで情報を得られるのは、何も無いより良いが
得られるのは結局官邸もテレビ局もやばそう、であって
安心材料は得られないのが気持ち的にしんどいところ。
富士山の五合目という指針が得られるのは良いけれど
真実かどうかは危うい。
こんな時でもまだ呑気で、善意から助けてくれる人もいるし
でもそんな人も感染してしまうという容赦無さも
花沢節だ。
誰が感染しているか分からない中で、知らない人と団体行動をするのは危険すぎる。
人がいると安心する、という英雄の発言がフラグでもある。
赤ちゃんが感染するのはかなりグロい描写。
しかしどうして感染したのだろうか。噛まれたというより
母親が感染していて、唾液や母乳等での感染なのか。
新しい仲間が増え、そして比呂美の感染という衝撃。
綱渡りのような状況が続く。
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何度も言うけど、情報量!!
群衆怖い。
都会怖い。
55話、56話、57話の見せ方やばい。
花沢健吾怖い←語彙力