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絵柄も感性も初期サイバラを彷彿とさせるが、もっとインテリな作者だろう。
考えないで描いてるところ、じっくり考えてるところ、叙情的なところが混じって、良い読後感。
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モラトリアムの中に見出すポジティブシンキングと、世界の受け入れ方。
作者の作品は「酢めし疑獄」だけ知っているので、そういう想像からは裏切られた。
序盤はシュール感が強いが、途中からは至極真っ当なツッコミが入り始めて、「酢めし~」だけ知ってる身としては、意外に普通のギャグだなという印象。
作品自体はギャグ漫画というより、哲学的で叙情的な読後感が強い。
4コマ漫画の体で叙情的な話ばかりだったらクドさが鼻につくが、この作品はミヤコとオンノジのギャグパートもしっかり入っているので、適度に優しい。
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既視感がある。子供の頃遊んでた時の気持ちとか、妄想とか、たくさん思い出した。
シュールなギャグだけでなく、ほんのり切ない風味や恋愛要素もあって、それがいいスパイスになっている。
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絶対的に縋ることができる存在が、それを知ってしまったからにはもう戻ることができないという弱さを呼ぶことを教えてくれる。
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人が居なくなってしまった世界にほおり出されるというシビアな状況から始まる4コマ作品。色々と斬新でオドロク。そこで知り合うオンノジとこれまたビックリの結婚までしてしまうのだから、これは続きが気にならない訳がない。
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ファンタジー。
合わない人もいるかもな。
私には、合った。
若葉のうぶげのような、繊細なアンテナを感じた。
このうぶげが、読後にやさしい匂いを残す。
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もっと寓意に満ちた物語かと思ったら、いつもの施川ユウキのギャグがほとんどで肩透かし。
震災後の雰囲気と、それでも希望を持とうと言うメッセージは伝わったけど、正直言えばもの足りない。
もっと物語部分を重くして欲しかった。いつものギャグが9割くらいだもん。SFファンならも少し書きこめ!と。
こんな場当たり的なものに深い意味を探っちゃいかんよ。
施川ユウキは好きだし期待して読んだだけにガッカリ。
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好き。まだ2月ですが、今年一番かもしれない。
誰にも教えたくないなぁ。
可笑しくて、ちよっぴり苦しくて、ロマンティックでシュールでホット。ふふふ。好き。起承転結のきっちりある話が好みなので、気に入りました。こちらの起、承、転、結、には全てに【そうくるか!】な驚きがあり、飽きない。哲学?SF?でもやっぱりギャクなんだろうなー。この位の軽さでギャグ漫画で、そこがイイね。心地よい混沌。肌に合う。
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世界滅亡系日常漫画
女の子が誰もいない世界で好き放題やって周りの状況をひねくり返った視点で突っ込む。
途中でフラミンゴのオンノジが出てきていちゃらぶ?しまくる。
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非日常的の中で安心と不安が波のように寄せては返し、そしてその振れ幅が日を追うごとに大きくなっていく感覚が妙にリアルで、表紙から感じる雰囲気に反して各キャラクターの言葉に吸い込まれるような魅力がある。
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この作品が施川ユウキ先生というマンガ家の評価を完全に変えてしまった。デビューから読まれている方はお解りの通り最初からこの方は唯一無二の笑いのセンスをお持ちだったのですが、そこに加えて更にシリアス・SF・感動もの、ありとあらゆる可能性をこの作品で見事に開花させてしまった。あの震災の後と言う後の世で哀しくも必然的に特異となってしまった時代を振り返る際にも重要な位置づけの作品となっていくでしょう。
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誰もいなくなってしまった世界に一人残された少女ミヤコ。フラミンゴのオンノジと共に無人の世界を彷徨う。時にユーモアたっぷり、時にシリアスな2人の関係が面白い。もしもの世界を扱った作品はたくさんあるが、非常に身近で、行動や考えに共感できる作品だった。
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突然世界から人も犬もいなくなり、一人になった少女・ミヤコ。
少し奇妙な無人の街で過ごすうち、“何か”の存在に気付いたミヤコはそれをオンノジと名付けて・・・。
笑ったり、驚いたり、そして泣いたり。
非日常世界で暮らす少女とオンノジの日常4コマ。
・・・裏表紙より
基本、まったり、ほのぼのなクスッと笑えるマンガが続くのですが、時折挿入されるシリアスで感傷的な4コマに胸が打たれ、思いがけず切なくなります。
4コママンガでこんなに感動したのは初めてかもしれない。
オススメです。
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施川さんの作品は『バーナード嬢』も『ヨルとネル』も『銀河の死なない~』も大好きだけれど、それらの作品のエッセンスがギュッとつまっているのがこの作品ではないかと思う。突然ふたりっきりの世界にほおり込まれてしまった主人公たちが、絶望することなく、悲壮になりすぎることなく、けらけら笑いながら生きていける素晴らしさ。ひとりじゃなければ、世界は終わらない。それを伝えてくれているんじゃないかな、と思いました。大好きな作品です。
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世界で自分以外の人間が消えちゃったという設定からは想像できないホワーンとした内容でした。
でもそういう中で主人公が不意に深く考えるシーンがあったり、ネタバレなりそうであんま言いづらいですけど、良いことが起きたり、それに関係する辛いこと不安なことを考えたりと、凄く感情の表現がお上手や〜思いました。
キャラもめっちゃ可愛いです。