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完結。
アニメ編との違いを探してもよい。
安彦良和さんのロングインタビューを読むと、改めて全編読み返したくなる。もちろん、アニメもテレビ版と映画版を。
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安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第23巻「めぐりあい宇宙編」は最終巻である。『THE ORIGIN』ではアニメと比べて政治的な背景を丁寧に描いている。アニメではキリシア・ザビがギレン・ザビを殺害して、あっさりと全権を掌握した。これに対して『THE ORIGIN』ではア・バオア・クーでキリシア派とギレン派に分かれて内戦を繰り広げる。それによってジオン・ダイクンの遺児であるセイラ・マスの出番も生まれる。
伝統的なガンダムの世界観は現代人には受け入れがたい面がある。主人公アムロ・レイは大局的に見れば腐敗した連邦の歯車となっている。これに対して21世紀のガンダムである『機動戦士ガンダムSEED』では主人公は既存の権力に刃向かい、対立する何れの陣営にも属さない清々しさがある。その次の『機動戦士ガンダム00』では主人公達は使命感を持ったテロリスト集団である。
これらに比べると初代ガンダムには組織の言いなりになる時代遅れ感が付きまとう。特殊日本的集団主義が健在であった昭和の作品である。この大枠は変わらないが、『THE ORIGIN』ではアムロとホワイトベースのクルー達という個人と仲間達の物語として上手にまとめた。連邦という社会悪は残り、世の中は変わらないが、それとは別次元の物語として成立している。(林田力)
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何が自分の気に食わなかったのか、自分でもよく分からないけれど、残念な結末。シャアが情けなさすぎるのがダメだったのかな。それに対してアムロはできすぎだし、そこまで行くならアムロとセイラはくっついてよ、みたいな。
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登録漏れ。
10年間で100話完結。
井上大輔の曲が頭でぐーるぐる回ってます。
シャアのヘタレっぷりは、それはそれで、
あとの展開が理解しやすくなったという見方でワタシは納得。
逆に、これだけの勢いと能力と状況を持ちながら、
セイラさんとちゃんとくっつけないアムロにダメ出し(笑)?
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ついに、ついに完結まで読み終わってしまいました。マニア垂涎の裏エピソードまで描かれていて、毎巻楽しみに読ませていただきました。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」それはシャア・アズナブル、キャスバル・レム・ダイクンの復讐劇なのでした。母を殺され、ザビ家への復讐のためにしか生きられなくなった青年の悲しい物語。
権力者の身勝手な思想とプライドをかけた戦争の中で、人生を狂わされ、翻弄されていく若者たち。
最後にシャアが虚しさに襲われて変になっていく様は、読んでいて悲しくて悲しくて、、最後は恨みのバズーカ砲でキシリアの首を飛ばしますが、シャアの心中を思うと泣けてきます…(T_T)
アムロの「まだ僕には帰れるところがある」という台詞は、帰る場所も、愛する人もすべて奪われたシャアの悲しい心と対照的に置かれている台詞なのです。
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本編の枠や流れを丁寧に汲み取り、細部にまで行き届いてる繊細さと、「THE ORIGINは伊達じゃない!」とばかりに堂々とした屹立に感服。
姿勢の正しさが好きだ。
このような素敵すぎる体験を意訳された言葉ではない、原語とやさしい絵を読める。
こんなに嬉しいことはない。
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子供の頃にアニメを見てましたが、物語の舞台背景をちっとも理解してなかったみたいです。
内部抗争でジオン軍自滅、連邦軍はほとんど壊滅状態で勝ち?ともいえず、双方余力なく戦争続行不能で終戦。人的資源と物的資源を大量に消費し尽くした、不毛な消耗戦だったのですね。
大義とはなんなのか、考えさせられます。
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最終巻。機体を捨て剣を取りシャアとの決闘を果たしたアムロはララァに導かれながら燃え盛るア・バオア・クーからの脱出を図る。「おまえがララァを殺したんだ」と言われるシャア。本物のシャアを死なせたこともセイラに責められていたが、結構押し通すには無茶な理屈で動いてるなシャア。バズーカでキシリアを討つシーンは良いんだけど。いやぁ、ORIGIN面白かった!アニメも楽しみだ
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ついに23巻を読破。ガンダムファンにとってアニメ版を掘り下げた内容はとても面白い。やっぱりガンダムはストーリーがしっかりとしており、ファンを飽きさせない取り組みは尊敬します。
次はZガンダム漫画版を読みたい。。
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ダイクン派が脈絡なく出てくるのがねぇ。アルテイシアを見ただけでダイクンの娘とわかって結集できるのもねぇ…。しかも、ここで「逆襲のシャア」のセリフが出てくるし…。主役はアムロですよ、と言いたい(詮無いことではあるが)。自らララァを手にかけたことの喪失感・戦争への忌避感がTV版より減弱している。心の奥底でシャアを八つ裂きにしてやりたいという敵愾心も。安彦氏が「逆シャア」をどう見ているのかは興味深いが…。あと、Ζ、ΖΖ(というよりハマーン)を見た後、ララァのセリフは能天気すぎる。TV版準拠で止むを得ないが…。
ニュータイプ同士の交感で、ハマーンは心の奥底、つまりシャアとの初恋に破れた過去をカミーユに覗かれてしまう。これに対してハマーンが、「気安いな」「お前は優れた資質を持つらしいが、無礼を許すわけにはいかない」と言ったことの意味・奥深さを一層感じてしまう。心の傷を持たない人はいない中、全てを判りあえてしまうのは余りにも酷ではなかろうか。
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全巻読破しての感想。子供の頃になんだかわからないままガンダム観てた、という中年(自分含む)におすすめしたい。テレビアニメ版と違う箇所がいくつかあるけど、そこが良かった。荒唐無稽過ぎた部分は修正されて、政争ドラマ的要素が強め。作者は「シャアに焦点を当てて描き直してみたかった」と語っていたらしく、それも納得の内容。シャア誕生の経緯もおもしろかった。
ただ、物語の終盤に捕虜になったセイラが「私はアルテイシアです!」と名乗ったところで、すんなり信じて貰えるものかね?キシリアがアルテイシアをやたら恐れてるのもちょっと違和感あった。ま、細かいツッコミはヤボですな。ヤボついでに言うと、ここまで描くなら宇宙移民がどんなふうに虐げられていたのか?も描いてほしかった。あと、ガンダムとシャアザクが地球の孤島で一騎打ちしたときのシャアね。ザクからドダイに飛び降りるとか有り得んでしょ。ヤボと言いながらツッコミ止まらないけどさ。
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独立運動には精神的な主柱が欠かせない
以下ファーストガンダムをリアルタイムで見ながら、戦における正義とは一方向だけで語るのはキケンと思うのだがビデオを持たないばかりに見逃したバイブルのページにコンプレックスを持ちガンダム封印していた老人が、新たな経典として本書を読了した感想です(2021.1.1~1.2)
※間違いは優しく正してください