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浅野いにおの作品を読むと、
普段歩いているはずの武蔵浦和駅からマンションまでの
風景がまるで違って見える。
それは日常というものを少しだけ(新幹線の座席を倒すくらいの、少し)
視線をずらして描いているからだろうか。
僕は多分、日常を日常としてい捕らえる生き方に慣れてしまっていて、
それを無理やり変えようと、必死になって考えて、
考えることがまた日常になり、螺旋状の世界から抜け出せなくなっている。
抜け出せない、その世界をぶち破るのはいつでも芸術とかいう崇高なもので、
芸術作品というものは僕の考えることなんておかまいなしにあっちの世界に
思考をもっていってくれる。
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つまりなんだ。
マンガからでも「ロックンロール」を聴き取れる人だけがこのマンガを読めばいいんじゃないかなぁ。
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どっちかというとソラニン的な、比較的前向きな話が多い短編集。割とありがちな日常が右肩下がりに切り取られているような感じ。今風なんですかね…でも青春期っていつの世代でもそんなかんじだよねーとも思う。何故か「素晴らしい世界」の最終話も収録。後書きの文章がなんか乙一みたいな姿勢なのは似た人生を歩んでいるからですかね。世代も同じか。
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短篇集…?
いにおの描く女の子は可愛くてエロくて本当に大好きです。
身につまされる台詞が多くて辛い(笑)
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夜明け前。という感じがうまくまとめられた短編集。
個人的にはものすごく好きなんですが、人によって意見が分かれるかも。
よしもとよしともさんが好きな人はかなり好きだと思う。
この人の、女の子・女性視点での話は結構ポジティブでとても好き。
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浅野さん、大好きです+.゚(*´∀`)b゚+.゚
「素晴らしい世界」でのタエちゃん、タモツ。
超妄想A子〜での加藤
休日の過ごし方での芽衣子とビリー
知ってる顔がたくさん見られてうれしかった。
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いにお節はそのままに、あっと息を飲むような風景描写で
弱いところの奥の奥まで入ってくる。
けだるい日常の大切さを教えてくれる作品。
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あぁ、やっぱりこの人が書く話は凄いと改めて思った。絶望のようで希望だから良い。人って素晴らしいと思える作品。
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買おうか迷ってた本だったけど、どうしようもない気分になったとき、ついに買った。
描かれてるのは日常で、現実で、時に挫折。なのに、とにかくすごくきれいだった。
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鋭いな,と思った.覚悟,とまではいかなくても,何かを決めないととてもマトモに生きてはいかれない今の世界で,どういうスタンスを取ろうか決めあぐねている人には,共感できるのではないかと思う.
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ソラニンの映画化に代表されるように、浅野いにおの作品の勢いが止まらない。
大学生活、ところどころ話題になりながら手に取り、それとない共感を覚えた。そんな人が多いのではないだろうか。
そこにいけばオリジナリティが手に入れられるように錯覚させてくれる、ビレッジヴァンガードという店では常にプッシュされ、読んで虚無感に浸ることがちょっとしたおしゃれのものさし。
そんな扱いを受けてきた作家だと感じる。
ひどい言いようをしてしまったようだが、浅野いにおの作品には少なからず泣かされている。
浅野いにお作品に描かれる人々のベースとなる背景はだいたい似通っている。
そこそこ社会の汚さに触れて、かつて見ていた夢が現実では叶わないと悟っている。
かといってすべてを諦めて人生をドロップアウトするでもなく、中指を立ててがなりたてるでもない。
どうしようもない日常に夢とか希望を描くでもなく、淡々と過ごし、喪失感をためこんでいく。
だけど、簡単に夢を描くことを諦められるわけもなく、時にその我慢のしわ寄せが日常をブレイクスルーする。
だいたいこんな感じではないだろうか。
こういった物語への僕たちの世代からの共感は、どんな評論家が分析して言葉にしようと、なかなか腑に落ちず、得も言われぬ違和感が胸にこびりついて離れない。
では、そんな僕らの00年代の青春ってなんだったんだろう。
景気は右肩下がりで、政治は方向を指し示すどころか汚職、凶悪犯罪が増え、拝金主義が横行。教育は崩壊し、ニートが増加。
ニヒリスティックに言うならば、僕らは喪失感に満ちた時代を生きてきたわけである。
そしてそれにより本来描けたはずの美しいものを失ったような気がして、何かを奪われたかのようにしかたなく日常を生きている。
これが浅野いにおに共感しそうな人が感じている00年代の背景ではなかろうか。
ネガティブで偏向的な考え方だ、と指摘されればそのとおり。
だが人は、心の奥にしまいこんだコンプレックスをくすぐられるのに弱いのか。
浅野いにおの演出する閉塞感や虚無感、そこで足掻く人物に多くの若者が共感しているからこその人気なのだろう。
しかし、浅野いにおのマンガって共感できない人には全く共感できないとも思う。
だって短編でも長編でも、人物は基本的には満たされているわけ。
しかも時代とか環境のせいにして、自分で能動的に考えて殻を破ろうとしていない。
その果てに悲しいとか虚しいとか言われたって、それって単なる甘えじゃない?と。
実際にそうも思う。
まあ一つの物語にすべての人の共感を求めるなんてナンセンスだから、とにかくがむしゃらに前に進もう!しっかりがんばっていけば道は開けるよ!っていうしっかりとした、ポジティブな人に浅野いにおで泣け、っていうのは、ジャンプをおかずにしろ、っていうくらい無理難題だろう。
がんばらなきゃ。だけどその果てにはなにか、もっと大事なものを見失いそうで怖いなあ、みたいなピーターパ���・シンドローム的な、いつの間にか大人になっちゃったなあみたいなぼんやりした僕のような人間には、やっぱりじんわりとしみこんでしまうのだ。
最後に。
正直なところ、僕は何か大きな欠落を抱えているわけでもなく、どうしようもない喪失感を持って生きているわけでもない。
追い続けてきた夢はなく、ただ眼の前にあることをひたすら積み重ねただけだし、忘れられない恋があるわけでもない。
だから僕は浅野いにおを好きというにはどこか後ろめたい気がしてしまい、ちょっと斜に構えて読んでしまうのだ。僕はただこの喪失感のようなものに耽溺したいから読んでいるんじゃないか?ってね。
結局泣くけど。
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なんとなく、虹が原よりも、
ソラニン要素が入っている感じ。
ちょっと救われるとこもありというような。
当時ビッグスピリッツ買ってるおじさんにみせてもらってたなと
懐古。
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「17」という物語の舞台はわたしの住む街で。
よく著者に遭遇する街でもあり。
それだけで感情移入してしまう…
日常の中に潜む凶器を狂気的に描いている作品だと思います。
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ずっと気になりながらも手を出せずにいたいにおさん。
ひょんなことから我が家にやってきた☆
羽海野チカさんが帯に書評を書いていたことで興味があったのでした。
大沢さん、いいねぇ。
危ういエロさが、よいよい。
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あんまり今までにない感覚でした。
もっと一生懸命にならんとなわたしも!とか思ってみたり
人間っぽい絵柄が好き。それから女の子の顔がロリ顔気味で好きよ。
高校生や中学生に戻ってしまいたいぞ
屋上でファーストキスしたいわ。