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これも吉田秋生
吉田秋生はBANANA FISHで大当たりするもの、そもそもカリフォルニア物語で売れているように、冒険漫画だけでなく青春漫画も得意とします。そもそも、BANANA FISHもアメリカの不良少年と日本のドロップアウト少年の邂逅的な作品にしたようにも思え、冒険漫画的な展開は結果論だったのではと推測しています。
BANANA FISHで男ばかり描いたせいか、女性も多く登場する作品。鎌倉と湘南海岸を舞台にオムニバス形式で高校生の恋愛が描かれます。
長編ではなく、大きな盛り上がりがある物語ではなではなですが、佳作です。
1995/11/xx、購入。
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昔立ち読みした記憶。
その時は意味をわかって読んでなかった。
ホモのちゅうがとても印象的だった。
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鎌倉の県立高校に通う少女たち・少年たちの熱い日々。そして、その彼女たちの揺れ動く青春を、キスをめぐるドラマを通じて描くラブロマン。
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全2巻。納戸で見つけて(納戸に入るたびのお約束)さすがに二冊その場で立ち読みはしたくなかったので、茶の間に持ってきてしまいました。もう何度読んだかわからないコミックなのですが、「海街diary」の後にはこんな展開になったんだなぁ、と、改めて。共通する風景が丁寧に描かれているのにも感激。風景は変わらないのに、その場にいる人や気持ちが変わるだけで、全然違ったものに見えるんだもの。短いシリーズだけど時間軸をずらして描いてあるので、この場面は前に出てきた場面をこっち側から見たもの、なんて、意識しながらゆっくり読みました。前のめりに歩く里伽子が三回出てきて、切なかったなぁ。
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少年愛が少女漫画の主要なテーマのひとつだった時代というのがあって、私の世代なら誰でもセルジュ派とジルベール派に分かれて対立抗争を繰り広げた経験があるはずなのだが(嘘です)、それから10余年を経た1990年代後半の吉田秋生はずっと自然な筆致で少年同士、少女同士、そして少年と少女の愛の行方を描いている。
舞台もフランスの寄宿学校ではなく湘南のありふれた県立(たぶん)高校で、埃っぽい制服の高校生たちがむしろ淡々と日常を紡いでいく。こんなドラマはなかったけれど、やはり自分も埃っぽい県立高校生だったころを思い出す。
南が海に面した湘南の空は明るい。余白の多い吉田秋生の画風が、あの空の下に溢れる光を見事に描写している。
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鎌倉の高校を舞台とした男女6人の同性愛を含む、ラブストーリー。江ノ島のデートシーンが楽しかった。まぁ、大好きな人もいると思うけど、個人的にはボーイズラブは苦手。
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『海街diary』のクロスオーバー作品。
『海街~』だと次女さんのちょいワル彼氏で出てきた藤井くんがメインのお話。
微妙にエロ要素と同性愛のお話なんだけど、高校生くらいが読むと感動したりするのかな…。
大人が読むと、微妙な感じ…。
若さゆえの苦しみとかを、乗り越えちゃった世代だと感動できないかも…。
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苦手だ。
著者は長年活躍され、ヒット作も諸々。
映像化される事も度々。
なのでその作品の多くをこれまで読んできた。
しかし昔からこの著者の作品は概ね
登場人物が(設定の年齢は高校生とか、若いにも関わらず精神的に)大人で、
人間的に成熟していて
読むとどうしても
違和感があるというか
ある種の劣等感を感じさせられるというか
やっぱりちょっと苦手である。
と、久々に本作を読み返して改めて思う。
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「海街ダイアリー」の近刊で、久しぶりに朋章が登場していて(名前だけだけど)、無性に読み返したくなり、再読。やっぱりいいですねえ。奥付を見たら刊行は二十年も前。はぁ~。まったく古びていない。と同時に、「海街ダイアリー」で著者がいかに深化しているかということもよくわかった。
朋章は大学生として再登場するのかな。物語は終わりに向かっているような気がするのだけれど。
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うむうむうむ、名作ですなあ。吉田秋生、素晴らしいですね。全2冊で、見事に完結している上に、すんごく続編や外伝を読みたい!!って気持ちになる上で、でも読まなくても想像するだけでもいいや、って思えちゃうし、まあ、とにかく、すんばらしい漫画です。
何度も読み返しているのですが、今回読み返したのは、映画版の「海街diary」を観たからなのですよね。映画を観終わって色々情報調べていたら、そこで始めて「海街~」と、この「ラヴァーズ~」が、設定がリンクしている、ってことを知りまして。
うはあ、そうなんや。海街も最高だったし、ラヴァーズも面白かったし、ちょっとこら、読み返さなあかんな、思って、本棚から引っ張り出してきた次第です。いやあ、贅沢な時間を過ごさせていただきましたよ。
映画版海街~だと、前田旺志郎君が演じていた、尾崎酒店の息子さん、風太君、ちょっとだけこのラヴァーズで登場してるやん!テレビゲームにハマッてるやん!とか、映画版海街~だと、長澤まさみ演じる佳乃の彼氏さん役の、坂口健太郎が演じたあの男、単なるダメ男で登場していた彼。彼がまさか、こっちの男主役の藤井朋章だったとは!あの映画の描かれ方、ひどかったなあ~笑とか、
これぞ温故知新の逆バージョンの楽しみ方。新しきモノを知りて、古き作品の更なる良さを再発見する、っていうね。いやあ、ぜんぜん漫画の解説になってませんが、とにかく、こりゃあ名作ですよ、ってことなんだなあ。
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それぞれのキャラクターが交替で主人公になってゆくオムニバス形式という構成は面白かったけれども、ストーリーそのものはどうも深みがなく、あまり面白くない。
あなたこそなんだって持ってるでしょう?
手の届くところにすべてがある
おれみたいに中途半端な何かじゃなくて(p.183)
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なんか、漫画で読むと、昔の高校生って大人に見える。2人のセツナイ恋愛かと思ったんだけど、(2巻に続く)